70歳以降の雇用について
お世話になっております。
弊社では契約社員の定年退職を70歳としておりますが、配属先が
特に希望した場合に特例として70歳を超えても雇用しております。
業務は工場内での立ち仕事です。
最初は、代替要員がどうしても見つからず本人も勤務を強く希望していると
いう理由でしたが常態化しつつあります。
雇用を生み出す良い面もありますが、死亡退職や健康上・経済上のリスク等、
企業が想定しておかなければならないリスクにはどのようなものが
あるでしょうか。
ご教示いただければ幸甚です。
よろしくお願い申し上げます。
投稿日:2014/05/28 14:13 ID:QA-0059016
- *****さん
- 東京都/その他業種(企業規模 301~500人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
社員全体の年齢・世代の適正構成の維持にも配慮を
70歳を超えての雇用に法的制限はありませんが、 体力・気力に見合った仕事がある場合に限るべきで、 常態化させることは避けるべきです。 本人の健康上の問題に加え、 社員全体の年齢・世代の適正構成の維持も考えなくてはなりません。 配属先の希望で、 70歳のベテランを重宝したい気持ちは分らない訳ではありませんが、 会社としては最善とは思いません。 人間には労務が可能な体力や頭脳を維持できる限界がありますので、 一定の業務を円滑に引き継いでいく仕組みが大切です。
投稿日:2014/05/28 22:35 ID:QA-0059019
相談者より
川勝先生
業務を引き継く仕組みをもっと具体的に考えたいと思います。
ご回答ありがとうございました。
投稿日:2014/05/30 09:17 ID:QA-0059041大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、高齢者に限った雇用リスクとしましては、健康面に尽きるものと考えられます。
但し、定年退職が定められていますので、その後の継続雇用に関しましては希望者と個別に相談し会社判断で対応することが可能です。重要な点としましては、単に希望するから認めるといった安易な継続雇用は避ける事、継続雇用の判断の際は健康診断書のチェックは勿論、現時点での当人の健康状況や業務内容の負担の適否について十分確認される事が挙げられます。
また雇用後も健康面で問題が生ずれば、安全配慮の観点から会社判断で休職・退職とする可能性がある事をしっかり説明され契約内容に盛り込んでおくことも必要といえます。
投稿日:2014/05/29 17:19 ID:QA-0059027
相談者より
服部先生
ご回答ありがとうございました。
ご本人の意識として衰えを感じていない方が多いので、健康面で問題が生じた場合をもっと詳しく説明しようと思います。
投稿日:2014/05/30 09:20 ID:QA-0059042大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
安全配慮義務
高齢者を戦力化するというのは、超高齢化の進むわが国では模範的な姿勢とも言えます。個人差の大きな健康管理が最大のリスクでしょう。安易に自動更新などするのは危険ですので、現場管理者に、雇用のリスクとして会社の安全配慮義務があることを理解させ、平素の管理と更新時の見きわめなどをしっかり行えば、本来すばらしい措置ではないかと思います。
投稿日:2014/05/29 22:03 ID:QA-0059038
相談者より
ご回答ありがとうございました。
個人差もあり何歳までこの仕事ができるのかの見極めが難しく、健診結果とご本人の主張によって決めておりました。もう一度安全配慮義務について管理職に説明しようと思います。
投稿日:2014/05/30 09:27 ID:QA-0059047大変参考になった
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