原発問題における社員の避難について
いつも大変お世話になっております。
先般の震災における原発問題において、個人の判断で避難をし会社を休んだものがおります。
(休んだ日にちは3/15~18、弊社は東京の企業です。)
急な避難により、業務の申し送りもなく残された社員が代わりに業務を行いました。
会社のガイドラインとしては、国・関係各省の警報等の発令に従うとしていました。
この場合、会社として個人の判断で避難をした社員にどのような対応をするのが望ましいでしょうか。
震災等については、個人によって感じ方が違うので、非常にセンシティブな問題だと感じております。
宜しくお願い致します。
投稿日:2011/03/22 18:20 ID:QA-0043116
- *****さん
- 東京都/建築・土木・設計(企業規模 51~100人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
勝手に避難
・プロ野球西武の外国人選手が勝手に帰国して話題になりましたが、個人事業主であるプロ野球選手ですら、日本人選手で勝手に避難したという話は今のところ聞いたことがありません。
・会社のガイドラインも妥当と思われます。
・会社のルールを無視した社員には、毅然とした対応が望まれます。他の社員への士気に影響しますし、このまま放置することは、今後もこのような行為を許すことを認めることになるからです。
・欠勤控除はもちろんのこと、就業規則の懲戒処分を確認して、無断欠勤、業務命令違反などあてはまる処分をするべきでしょう。
以上
投稿日:2011/03/22 21:10 ID:QA-0043117
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
現況下では、個人的事由に基づく欠勤扱いとせざるを得ない
※.少なくとも、東京都区部で避難した事例は皆無だと理解しています。会社のガイドラインも当然の内容だと思います。門外漢が数値に言及するべきではないと思いますが、会社の担当部署は、昨日からネット公開 ( 毎日、複数回更新 ) されることになった、都道府県別・放射能水準情報をモニタリングされるのが望ましいと思います ( サイトは昨日、テレビで公表されました )。 .
※.ご相談の社員の行動は、回答者としては、無断欠勤とはなりませんが、現在の状況では、個人的事由に基づく欠勤扱いとせざるを得ないと思います。ご指摘のように、非常にセンシティブな事項ではありますが、それは、当該社員だけでなく、すべての社員に就いても同じことです。当該社員の判断と行動は制限できませんが、その結果は、個人の責任で甘受して貰うべきだと考えます。
投稿日:2011/03/22 22:04 ID:QA-0043118
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
御相談の件ですが、東京が事業所の所在地であれば避難対象地域からは相当に離れているものといえますね‥
現実問題としまして直接の危険性は考え難かったはずですし、都内でそのような行動に出られる方も殆どいなかったことでしょう。加えて、少なくとも休むのであれば事前に会社に相談は行うべきですし、こうした行動が就業規則違反であり社会通念上も認められないことは明白です。明らかに個人の感じ方で処理されるべき問題ではございませんし、一旦こうした独断行為を認めてしまいますと、何かと自分だけにしか通用しないような口実をつけて休もうとする従業員もまた出てきかねません。
従いまして、当人にはこの機会に客観的妥当性の無い理由で勝手に休む事は無断欠勤となり、場合によっては制裁対象ともなりうる旨をしっかりと伝え理解させておくことが大切です。
投稿日:2011/03/22 23:41 ID:QA-0043120
プロフェッショナルからの回答
無断欠勤かどうかがカギ
ご提示内容に無断欠勤であったかどうかが判別できませんが、地震・原発問題や放射能をどう捉えるか、危険かどうかをわれわれ素人が判断するのは非論理的と思います。したがいまして本件のポイントは無断欠勤であったかどうかになるでしょう。
無断欠勤は当然懲戒の対象となるはずですので、御社の就業規則に則りご対応いただくのが良いと思います。
一方、一応断りを入れ、放射能が怖いので休む、と言った場合だとしますと、これは個人事由によるものではありますので、懲戒とするには少々厳しいのではないでしょうか。引継ぎをしなかった点も、好ましくはありませんが急病と同じことですので、この点は1回くらいは多めに見て、口頭で注意する程度で良いのではないかと考えます。ただし今後も同じような判断により、突然休む場合、有給を使うのであれば、少なくとも事前に業務の引継ぎ等は行うことをしっかりと指導して下さい。これに従わなければ重大な服務違反となります。
内部統制は重要な経営課題ですが、やみくもな適用はモラールを維持する上でこのましくありません。まして専門家も判断の別れる放射能問題等では、軽々に良い悪いといった判断は避けられるべきと考えます。
投稿日:2011/03/23 00:17 ID:QA-0043121
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