問題職員に対する業務の過少要求について
いつも拝見させていただいております。
問題職員に対する対応について相談させてください。
部下に対し、威圧的な言動を繰り返している管理職(技術専門資格職)がおり、
そのために過去に部下が数名退職しております。
会社の特性上、その専門資格の保持者がいないと業務が成り立たないため、
過去には、その管理職の言動に対して、オブラートに包む様な形で流してきた現状はあります。
但し、さらに今回さらにその管理職を起因とする退職者が増加する見込みとなり、会社全体に大きな損失となるだけでなく、業務遂行そのものに支障が生じてしまう恐れが出てきてしまいました。
そのため、役員や管理部門で相談し、やむを得ず、柔らかく指導をした上で、
大幅に、業務の過少要求を実施しようかという流れになりました。
指導が行き過ぎてしまうと、簡単に退職をされてしまう可能性があり、
その専門資格保持者を新たに採用補充するまでには、相当の業務行程、時間と費用が必要となってしまう事が理由です。
また、その専門資格職の業務特性上、他部署への配置転換は、労働契約に基づいて供給するべき中心的な労務とならず、難しい状況です。
会社としては「とにかく何もしなくて良い、その場にいてくれればそれで良い」というのが本音です。
但し、一般的に、業務の過少要求は、パワーハラスメント事例に該当すると言われており、実施に当たっての大きな懸念事項となっております。
今回のケースもそれに該当してしまうのでしょうか。専門家の皆様のご意見をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
投稿日:2022/09/16 11:11 ID:QA-0119153
- HARUSHINさん
- 千葉県/医療・福祉関連(企業規模 301~500人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
会社の相談窓口にはパワハラの相談はないのでしょうか。
文面だけではわかりかねますが、威圧的言動の内容にもよります。
また、そこまで退職者が続出しているようであえば、退職後に訴えられる可能性もあります。
会社として、注意・指導もできかねる事情があるということでしたら、
専門部長とし、部下はつけるべきではないでしょう。
投稿日:2022/09/16 16:45 ID:QA-0119168
相談者より
ご回答ありがとうございます。
ハラスメントの窓口自体が私共になっており、知識が未熟なため、不甲斐なく思っております。
退職後の訴えに関して、確かに、おっしゃる通りです。
専門部長の件も、検討してみたいと思います。
ご意見参考にさせていただきます。ありがとうございました。
投稿日:2022/09/19 09:36 ID:QA-0119214参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、業務の過少要求をされますと事実上の退職勧奨と受け取られ退職される可能性が高いものといえます。さらにその内容によりましては、ご認識の通りパワーハラスメント行為としまして逆に訴えられる可能性も生じるでしょう。
従いまして、そのような中途半端な対応は避けるべきであって、きちんと指導をされ現行の姿勢を改めるよう求められるべきです。
こうした問題社員の指導に及び腰となる事案はよく見受けられますが、放置や懐柔等で事態が改善される可能性は殆ど無く、逆に長引く程状況の悪化によって会社運営に決定的なダメージを与える可能性が高いものといえます。
たとえ一時的に業務遂行上問題が生じるとしましても、今きちんと対応しなければいずれそれをはるかに超える損失を受けかねませんので、当該社員に対し毅然とした態度で改善指導を行われるべきといえます。
投稿日:2022/09/16 21:38 ID:QA-0119190
相談者より
ご回答ありがとうございます。
また、ご返信が大変遅れました事をお詫び申し上げます。
確かに、おっしゃる通りかと存じます。
職種の希少性も鑑み、こちらも毅然とした態度を取りにくい現状がございましたが、
やはり、それ以外の被害も重要視し、一度、該当職員に対する対応の仕方を見直していくべきかと思いました。
ご意見参考にさせていただきます。ありがとうございました。
投稿日:2022/09/27 19:03 ID:QA-0119456大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
ハラスメント対応
パワハラ要件の「過小な要求」の具体性は、内容を見なければ何ともいえませんが、単に在籍するだけ、一切業務に就かせない、リストラ部屋に押し込めて何もさせないようなものはハラスメントになります。
人と一切関わらない業務など、何がしかの胆務は必要でしょう。何より、自らのパワハラ行為などさせないような監視下に置くことも必要性があるようにお見受けします。いわゆる「人事部付」のような扱いで、業務を探すことになるでしょう。
ハラスメント対応の指導をさまざまな組織で行ってきましたが、必須資格をタテに腫れ物扱いするという例はまま見られるものです。しかしご提示の状況のように、それは単なる一時しのぎに過ぎず、結果として組織を弱体化させてしまう、全く対応にならないきわめて危険な措置です。
本来の危機管理は1秒でも早く、代替人員を確保し、異常な現状を改善することとなります。
外部からの導入など、あらゆる可能性を探り、一刻も早く事態が改善することをお祈りします。
投稿日:2022/09/17 00:53 ID:QA-0119197
相談者より
ご回答ありがとうございます。
また、ご返信が大変遅れました事をお詫び申し上げます。
ご意見大変参考になります。
職種の希少性から、毅然とした態度を取りにくい現状で、
今まで放置してきてしまった責任は大きく感じています。
おっしゃる通り、組織の弱体化が見えてきてしまった現状を考えると
早急に、何かしらの対応が必要であると思います。
代替人員の確保と監視体制を、同時進行で検討しようと思います。
お忙しい中ご回答いただき、本当にありがとうございました。
投稿日:2022/09/27 19:08 ID:QA-0119457大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
誰が猫の首に鈴をつけるのか類の状況
▼特定管理職に、急所を握られ、会社が、脅かされている「逆パワハラ」構図と見受けます。
▼少々、費用が高くついても、問題の専門資格保持者の調達は出来ないのでしょうか?
▼この儘だと、倒産以外に道がないでしょう。確か、特定技術者の紹介に特化した人材紹介会社があったような気がしますが・・・・。
投稿日:2022/09/17 17:59 ID:QA-0119207
相談者より
ご回答ありがとうございます。
また、ご返信が大変遅れました事をお詫び申し上げます。
おっしゃる通り、この職種を確保しようとなると、
特定業種の人材紹介会社を利用する以外には、なかなか方法がない上に、
(実際、この職員もエージェント経由採用でした)
採用に至っては、経営に響くほどの非常に膨大な費用がかかってしまった過去から
なかなか、二の足を踏めずにおりました。
費用対効果についての検証を慎重に行い、
人材確保についてもう少し前向きに検討していきたいと存じます。
大変参考になりました。
お忙しい中ご回答いただき、本当にありがとうございました。
投稿日:2022/09/27 19:13 ID:QA-0119458大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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