主治医と産業医の見解食い違い
脳疾患で傷病休職中の従業員が主治医の診察を受け、「在宅勤務なら復職可能」との診断書を提出し、復職希望を申し出てきました。しかし、弊社は原則週1日しか在宅勤務を認めておらず、産業医は「週1日以外は在宅勤務を認めるべきではなく、それが嫌なら傷病休職を継続させた方がいい」と言っています。この場合、主治医と産業医のどちらに重きを置いた方がよろしいでしょうか? よろしくお願いいたします。
投稿日:2024/03/07 17:00 ID:QA-0136222
- ケーズミコータさん
- 東京都/保険(企業規模 51~100人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
主治医と産業医の意見が異なる場合には、
両方の意見を鑑み会社が最終判断します。
一般的には、産業医は会社の業務を理解しているといえるでしょう。
どうしても判断がつかない場合には、本人同意のうえ、
産業医から主治医に直接聞いてもらうなどの選択肢もあります。
投稿日:2024/03/07 19:22 ID:QA-0136232
相談者より
ご回答ありがとうございました。
投稿日:2024/03/08 09:22 ID:QA-0136249参考になった
プロフェッショナルからの回答
判断
意思決定はあくまで会社が行います。どちらの意見を取るかを含めて会社の判断です。一般的には産業医のように貴社事業を、より理解している側の意見を重視することが多いと思います。まして貴社業務を全く知らない医師の判断と業務には乖離があることもあり得ます。
あくまで業務の内容や社内規定も勘案することによって、貴社が判断となります。
投稿日:2024/03/08 10:26 ID:QA-0136259
相談者より
よくわかりました。ありがとうございました。
投稿日:2024/03/08 11:01 ID:QA-0136264大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、病気の症状に関わる判断につきましては通常の場合主治医の見解を尊重する事が求められます。
一方、就労の可否に関しましては、一般的には会社の業務事情を理解している産業医の意見を尊重されるべきといえます。
加えまして、現行の勤務態様を変更してまで復職を認める義務まではございませんので、週1日の在宅勤務を当人が拒むようでしたら引き続き休職してもらうといった対応で差し支えございません。
投稿日:2024/03/08 21:16 ID:QA-0136310
相談者より
ご回答ありがとうございました。いろいろなところへ問い合わせてまいりましたが、初めて「現行の勤務態様を変更してまで復職を認める義務はなく、週1日の在宅勤務を当人が拒むなら引き続き休職してもらう対応で差し支えない」と明確な回答をいただきました。今後、すっきりした態度で臨むことができます。誠にありがとうございました。
投稿日:2024/03/11 09:47 ID:QA-0136338大変参考になった
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