「3年以内の離職率」の計算方法
	お世話になっております。
 新卒採用イベントに際し、学校に提出するため情報の中に
 「3年以内の離職率」という設問があります。
 弊社では新卒採用を毎年できておらず
 直近(2024年度)は採用ありませんでした。
 また採れても1~2名です。
 今年この設問に回答するとすれば、母数(採用者数)と
 分子(離職者数)はどの年度を用いるのでしょうか?
 新卒イベントなので対象者は新卒でいいと思うのですが。
 ご教示いただけると幸いです。    
投稿日:2025/08/28 09:06 ID:QA-0157366
- koshianさん
 - 秋田県/機械(企業規模 51~100人)
 
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご回答申し上げます。
                ご質問いただきまして、ありがとうございます。
 「3年以内の離職率」は、厚労省や就職情報会社が定義している考え方をベースにすると以下のように整理できます。
 1. 母数(採用者数)
 対象は 「過去3年度に採用した新卒者数」 です。
 例:2025年度にイベント提出する場合 → 2022年度~2024年度に採用した新卒者が対象
 もし2024年度は新卒採用なしでも、2022年度・2023年度に採用した人がいれば、その人数が母数になります。
 1名や2名であっても、その人数を使います。
 
 2. 分子(離職者数)
 上記の「母数」に含まれる新卒採用者のうち、入社後3年以内に離職した人数 です。
 例えば2022年度入社の人 → 2025年3月末までに辞めていれば分子に入ります。
 2023年度入社の人 → 2026年3月末までに辞めた場合に分子になりますが、現時点(2025年度)ではまだ満3年経過していないため、「現時点での離職人数」で算出するのが一般的です。
 
 3.注意点(少人数企業の場合)
 新卒採用が「0人」の年度は、単に対象外として計算から除外します。
 母数が少ないと離職率が極端に高く/低く見えるため、備考欄や自由記載欄があれば「直近は新卒採用を行っていないため該当者が少数です」と補足しておくのが望ましいです。
 
 4.実務上のまとめ
 母数:直近3年度(2022~2024年度)の新卒採用者数合計
 分子:そのうち3年以内に離職した人数(2025年時点で把握できる分)
 新卒採用なしの年度は「0」として扱う
 → 質問文の会社様の場合、直近で2024年度は採用ゼロなので、2022年度・2023年度に採用した新卒が対象となり、その在籍状況を基に計算します。
 
 以上です。よろしくお願いいたします。                
投稿日:2025/08/28 09:25 ID:QA-0157367
相談者より
                ご回答ありがとうございました。
具体的な年度の例を示しながら教えていただけたため、とても分かりやすかったです。                
投稿日:2025/08/28 14:56 ID:QA-0157388大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
                ご利用頂き有難うございます。
 
 ご相談の件ですが、一般的には「当期間内の離職者数÷当期首(または前期末)の在籍者数×100」という計算方法が用いられます。
 
 従いまして、上記計算式で期間を3年とされ、在籍者数は3年前の時点での人数を用いればよいでしょう。
 
 その他詳細に関しましては、イベントの運営者で無ければ分かりませんので、直接お問い合わせ下さい。                
投稿日:2025/08/28 09:28 ID:QA-0157369
相談者より
ご回答ありがとうございます。
投稿日:2025/08/28 14:40 ID:QA-0157386大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
回答いたします
                ご質問について、回答いたします。
 
 まず、以下について、本当に新卒だけを対象とした数値で良いのか、
 設問作成元に確認した方が宜しいかと存じます。
 ↓ ↓ ↓
 |新卒イベントなので対象者は新卒でいいと思うのですが。
 
 貴社情報として、新卒に限らず、会社全体としての情報を提出してください
 の意図であることは十分考えられます。
 
 その上で、新卒を対象とした数値提出であるのであれば、
 毎年採用が行われていないため、直近3年間(2021年度、2022年度、2023年度)
 で新卒採用の実績がある年度のデータを個別に記載してはいかがでしょうか。
 
 いづれにせよ、数値の算出方法は法令的な統一基準はありませんので、
 不安でしたら、設問作成元に確認するのが最も間違いない確認方法となります。                
投稿日:2025/08/28 09:46 ID:QA-0157371
相談者より
ご回答ありがとうございます。
投稿日:2025/08/28 14:56 ID:QA-0157389参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
                主催大学?から指定がなければ、無理ない計算方法で算出しておけば良いのではないでしょうか。元よりそれほど意味のある数値ではありません。
 過去3年間の新卒採用総数、それぞれ3年以内に退職した総数で割るなど、無理のない数値でしょう。該当しない何度かがあるなら分子分母とも計算には影響しないはずです。                
投稿日:2025/08/28 11:15 ID:QA-0157378
相談者より
ご回答ありがとうございます。
投稿日:2025/08/28 14:56 ID:QA-0157390参考になった
    回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
    回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
    ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
    
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