半休の端数処理と休憩時間の設定について
当社の拘束時間は8:45~17:15、うち休憩時間は45分です。つまり所定労働時間は7時間45分です。
半休の所定労働時間は、厳密には3時間52分30秒勤務になると思います。
しかしながら、タイムカードが分単位なので、実務的には「切り上げて3時間53分」か「切り下げて3時間52分」にせざるを得ないと思います。
一般的に従業員に不利な取り扱いは望ましくないと思うので、従業員に有利な後者3時間52分にすればいいでしょうか?
つまり、「午前半休は13:23出社17:15まで(3時間52分間)勤務。」「午後半休は8:45出社12:37まで(3時間52分間)勤務。」です。
これに関連して休憩時間の設定について質問です。
当初、休憩時間を12:00~12:45にしようと考えていました。終日勤務する場合は問題ないと思います。
ただ、午後半休の勤務時間と一部(12:00~12:37)重なるので、午前半休にも午後半休にも重ならない、12:37から13:23までの間、例えば12:37~13:22または12:38~13:23にすればいいでしょうか?
投稿日:2025/02/10 09:28 ID:QA-0148311
- 天 邪 鬼さん
- 大阪府/医療・福祉関連(企業規模 1~5人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、半休制度に関しましては会社が任意で内容を定めて運用する制度になりますので、丁度半分の時間になるように設定する必要性はございません。
従いまして、午前と午後で時間が異なっても現行の昼休憩時刻の前後で各々半休扱いとされる事が可能ですし、特に問題が無ければ管理の煩雑さを避ける上でもそのような区分にされる事をお勧めいたします。
ちなみに、半休につきましては、本来終日取得すべき休暇に関し労働者自身の希望に応じて半分取得を認めるという制度ですので、午前と午後で時間の相違が有っても不公平等の問題は生じません。
投稿日:2025/02/12 22:05 ID:QA-0148416
相談者より
早速の回答、有難うございます。
可能であれば、追加の質問にご回答いただけると幸いです。
今まで所定労働時間が8時間と7時間の会社で勤務してきました。
それぞれ4時間と3時間30分の半休でしたので、何の疑問も持たずに「必ず」2分の1にしなければいけないと思い込んでいました。お恥ずかしい限りです。
まずは、2分の1にこだわらずに設計しようと思います。
午前半休と午後半休は同じ「長さ」(何時間何分)でなくてもよいとのことですが、以下の2点はどうでしょうか?
①それぞれの勤務時間の合計は1日の勤務時間(7時間45分)に一致しないといけないのでしょうか?
②午後半休の場合の勤務時間は午後(12:00以降)にまたがってはいけないのでしょうか?
①については、一致しないといけないのであれば、例えば午後半休を「8:45~12:00(3時間15分)勤務」とすると、午前半休を「12:45~17:15(4時間30分)勤務」にする必要があります。これではあまりに両者の差(1時間15分)が大きい(それを承知のうえで従業員が選択するので法的には問題ないと思いますが)ので、午前半休を「13:30~17:15(3時間45分)勤務」等としていいのかどうか。
②については、午後にまたがってもいいのであれば、午後半休を「8:45~12:30(3時間45分)勤務」、午前半休を「13:30~17:15(3時間45分)勤務」にしようかと思います。12:30まで勤務するのに午後半休という表現がマズイのであれば、「前(半)半休」「後(半)半休」とすれば問題ないでしょうか?
当社は休憩の一斉付与の対象外である医療機関なので、実際に患者対応(診察・窓口・電話)に応じてバラバラに休んでいますし(もちろん45分間という長さは休んでもらっています)。
今までの会社では休憩時間の「位置」(何時何分~何時何分)を就業規則や労働条件通知書に明記してきましたが、今回あらためて調べてみると、休憩時間の「位置」を明記する義務はないように思います。厚労省のモデル労働条件通知書を見ても、休憩時間の「位置」ではなく「長さ」を記載するようになっています。
したがって、就業規則は以下のような表現(ある専門書に例示されていました)とし、労働条件通知書には休憩時間の「位置」は書かずに休憩時間の「長さ」(45分)だけ書こうと思っています。
「休憩時間は、12時から14時の間の1時間とする。
会社は、業務上の必要性がある場合、前項に定める休憩時間の位置を変更することがある。」
書いているうちに、どんどん疑問が湧いてきてしまいました。もしよろしければ、ご教示いただますと幸いです。
投稿日:2025/02/14 10:38 ID:QA-0148498大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
半休制度を設ける場合には、あらかじめ、
所定労働時間を決めておきます。
一般的には、12:00~12:45が昼休みでしたら、
午後半休の場合には、8:45~12:00が所定労働所間。
午前半休の場合には、12:45~17:15が所定労働時間とします。
休憩時間は不要となります。
投稿日:2025/02/13 04:30 ID:QA-0148424
相談者より
早速の回答、有難うございます。
可能であれば、追加の質問にご回答いただけると幸いです。
今まで所定労働時間が8時間と7時間の会社で勤務してきました。
それぞれ4時間と3時間30分の半休でしたので、何の疑問も持たずに「必ず」2分の1にしなければいけないと思い込んでいました。お恥ずかしい限りです。
まずは、2分の1にこだわらずに設計しようと思います。
午前半休と午後半休は同じ「長さ」(何時間何分)でなくてもよいとのことですが、以下の2点はどうでしょうか?
①それぞれの勤務時間の合計は1日の勤務時間(7時間45分)に一致しないといけないのでしょうか?
②午後半休の場合の勤務時間は午後(12:00以降)にまたがってはいけないのでしょうか?
①については、一致しないといけないのであれば、例えば午後半休を「8:45~12:00(3時間15分)勤務」とすると、午前半休を「12:45~17:15(4時間30分)勤務」にする必要があります。これではあまりに両者の差(1時間15分)が大きい(それを承知のうえで従業員が選択するので法的には問題ないと思いますが)ので、午前半休を「13:30~17:15(3時間45分)勤務」等としていいのかどうか。
②については、午後にまたがってもいいのであれば、午後半休を「8:45~12:30(3時間45分)勤務」、午前半休を「13:30~17:15(3時間45分)勤務」にしようかと思います。12:30まで勤務するのに午後半休という表現がマズイのであれば、「前(半)半休」「後(半)半休」とすれば問題ないでしょうか?
当社は休憩の一斉付与の対象外である医療機関なので、実際に患者対応(診察・窓口・電話)に応じてバラバラに休んでいますし(もちろん45分間という長さは休んでもらっています)。
今までの会社では休憩時間の「位置」(何時何分~何時何分)を就業規則や労働条件通知書に明記してきましたが、今回あらためて調べてみると、休憩時間の「位置」を明記する義務はないように思います。厚労省のモデル労働条件通知書を見ても、休憩時間の「位置」ではなく「長さ」を記載するようになっています。
したがって、就業規則は以下のような表現(ある専門書に例示されていました)とし、労働条件通知書には休憩時間の「位置」は書かずに休憩時間の「長さ」(45分)だけ書こうと思っています。
「休憩時間は、12時から14時の間の1時間とする。
会社は、業務上の必要性がある場合、前項に定める休憩時間の位置を変更することがある。」
書いているうちに、どんどん疑問が湧いてきてしまいました。もしよろしければ、ご教示いただますと幸いです。
投稿日:2025/02/14 10:39 ID:QA-0148499大変参考になった
プロフェッショナルからの回答

- 太陽グラントソントン社会保険労務士法人
- Grant Thornton Taiyo Human Capital Corporation
半休や休憩時間の設定についてはお考えのように厳密に端数処理をする必要はありません。
就業規則にて、午前休・午後休それぞれ何時から何時を休みとするか、休憩時間は何時から何時とするか、を明記し周知することで足ります。
一般的に午前休の方が休む時間が短くなってしまうことが多いですが、それも踏まえて従業員が選択するという考え方で問題ございません。
投稿日:2025/02/13 09:03 ID:QA-0148429
相談者より
早速の回答、有難うございます。
可能であれば、追加の質問にご回答いただけると幸いです。
今まで所定労働時間が8時間と7時間の会社で勤務してきました。
それぞれ4時間と3時間30分の半休でしたので、何の疑問も持たずに「必ず」2分の1にしなければいけないと思い込んでいました。お恥ずかしい限りです。
まずは、2分の1にこだわらずに設計しようと思います。
午前半休と午後半休は同じ「長さ」(何時間何分)でなくてもよいとのことですが、以下の2点はどうでしょうか?
①それぞれの勤務時間の合計は1日の勤務時間(7時間45分)に一致しないといけないのでしょうか?
②午後半休の場合の勤務時間は午後(12:00以降)にまたがってはいけないのでしょうか?
①については、一致しないといけないのであれば、例えば午後半休を「8:45~12:00(3時間15分)勤務」とすると、午前半休を「12:45~17:15(4時間30分)勤務」にする必要があります。これではあまりに両者の差(1時間15分)が大きい(それを承知のうえで従業員が選択するので法的には問題ないと思いますが)ので、午前半休を「13:30~17:15(3時間45分)勤務」等としていいのかどうか。
②については、午後にまたがってもいいのであれば、午後半休を「8:45~12:30(3時間45分)勤務」、午前半休を「13:30~17:15(3時間45分)勤務」にしようかと思います。12:30まで勤務するのに午後半休という表現がマズイのであれば、「前(半)半休」「後(半)半休」とすれば問題ないでしょうか?
当社は休憩の一斉付与の対象外である医療機関なので、実際に患者対応(診察・窓口・電話)に応じてバラバラに休んでいますし(もちろん45分間という長さは休んでもらっています)。
今までの会社では休憩時間の「位置」(何時何分~何時何分)を就業規則や労働条件通知書に明記してきましたが、今回あらためて調べてみると、休憩時間の「位置」を明記する義務はないように思います。厚労省のモデル労働条件通知書を見ても、休憩時間の「位置」ではなく「長さ」を記載するようになっています。
したがって、就業規則は以下のような表現(ある専門書に例示されていました)とし、労働条件通知書には休憩時間の「位置」は書かずに休憩時間の「長さ」(45分)だけ書こうと思っています。
「休憩時間は、12時から14時の間の1時間とする。
会社は、業務上の必要性がある場合、前項に定める休憩時間の位置を変更することがある。」
書いているうちに、どんどん疑問が湧いてきてしまいました。もしよろしければ、ご教示いただますと幸いです。
投稿日:2025/02/14 10:39 ID:QA-0148500大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
再度お答えいたします
ご返事下さいまして感謝しております。
ご質問の件ですが、いずれも問題はございません。
また、休憩時間につきましても時間数のみ規定される事でも差し支えございません。
投稿日:2025/02/14 10:55 ID:QA-0148504
相談者より
追加の質問にも回答いただき、有難うございます。
院長に報告相談した結果、以下の運行とすることとなりました。
このたびは有難うございました。
①就業規則にも労働条件通知書にも、休憩時間の位置(何時何分~何時何分)は記載せず、長さ(45分)だけ記載する。
②午後半休を「8:45~12:30(3時間45分)勤務」、午前半休を「13:15~17:15(4時間)勤務」とする。
投稿日:2025/02/17 15:09 ID:QA-0148595大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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