企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

人事のQ&A<解決済み>

相談数15102件   回答数32484

通勤交通費の不当利得者の対応について

お世話になっております。いつも大変参考にさせていただいております。次の件で1点ご教示いただきたく宜しくお願い致します。弊社では規程に準じて社員には通勤交通費を支給しており、バスの利用については自宅から勤務事業者の距離が2km以上あることで通勤費を支給しております。この度3月末で退職した社員から、退職月の交通費について問合せがあり、ふと申請書を確認したところ、バスの利用について虚偽の申請を行っていることがわかりました。すでに退職した社員ですが、入社から過去3年に渡って不正利得を得ており、過払分を請求できないものかと思案しております。ちなみに申請書は上長承認および人事の確認の印が押されており、会社が認めたと言われれば言い返せない状況ではあります。このような場合でも過払分の請求は可能でしょうか? お手数ですが、ご教示いただきたくお願い致します。

  • *****さん
  • 大阪府
  • その他業種
  • 回答数:3件
  • カテゴリ:報酬・賃金
  • 投稿日:2011/05/06 15:38
  • ID:QA-0043787

この相談に関連するQ&A

プロフェッショナル・人事会員からの回答
3件中 1~3件を表示
並び順:投稿日時順評価順
  • 1

プロフェッショナルより
  • 投稿日:2011/05/06 19:50
  • ID:QA-0043795

オフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

通勤交通費の虚偽申請が間違いなければ、退職の有無に関わらず民法703条に基く不正利得返還請求を行うことが可能です。この返還請求権の時効は10年と長くなっていますので過去3年分全てに渡って請求が認められることになります。当時会社が承認したという事実ですが、あくまで虚偽と知らずに示された真意でない意思に過ぎません。それ故、仮に訴訟等で争うことになるとしましてもそうした事を理由に返還請求自体が出来なくなるということは余程会社側に重大な過失でも無い限りありえないものといえます。

但し、今回容易に発覚した事柄が過去3年間もの間チェックされていなかったというのは会社側の管理体制にも問題があるものと感じられます。そうした事に加え、現実問題としまして過去3年分の返還を即求めるというのも退職者に非があるとはいえやや酷な印象が否めません。従いまして、一度当人に事実関係を確認し、素直に認め反省するようであれば状況に応じて支払期間に猶予を与える程度の配慮は採られることが望ましいというのが私共の見解になります。

  • 投稿日:2011/05/09 16:49
  • 相談者の評価:大変参考になった

貴重なアドバイスをいただき有難うございました。その後の調べで悪意による虚偽申請であることが判明しましたので、元々素行不良の社員でしたので、然るべき対応を行う予定でおります。

この回答は参考になった
参考になった:0名
プロフェッショナルより
  • 投稿日:2011/05/06 20:54
  • ID:QA-0043801

代表者

悪意の受益者に対しては、過払い額に加え、利息の請求も可能

|※| ① 社員の不正行為による過払い賃金は、10年以内であれば、返還を請求することができます ( 民法167条第1項、703条 )。 .
|※| ② 受給資格がないのを知っていて受給していた場合 ( 悪意の受益者 ) には、受けた利益に利息を付して返還を求めることも可能です。利率は、別段の意思表示がないときは、年5分 ( 5% ) です ( 民法704条、404条 )。 .
|※| ご相談の事例では、法的には悪意の受益者と見受けられますので、申請書に、上長承認および人事の確認の押印があっても、上記の筋道には影響はないと思います。

  • 投稿日:2011/05/09 16:47
  • 相談者の評価:大変参考になった

貴重なアドバイスをいただき有難うございました。大変参考になりました。その後の調べで悪意による虚偽申請であることが判明しましたので然るべき対応を行う予定でおります。

この回答は参考になった
参考になった:0名
プロフェッショナルより
  • 投稿日:2011/05/07 15:39
  • ID:QA-0043805

人事・経営コンサルタント

出来ることを行う

「請求」自体は当然可能です。それに従うかどうかの強制力につきましては、当然会社の管理責任も生じますし、退職済みということで、現実には難しい面が多いと言えるでしょう。小職は営業責任者をしていた時に、過去10年間の負債の回収を行いました。500万を超える未回収売掛がありましたが、当然全額回収は不可能と思いましたし、そもそも会社としても諦めていました。しかし出来ることを行う、というポリシーから、当然コンプライアンスに疑義が生じないように丁寧に債権回収を行い、結果200万の回収が出来ました。放っておけば-500万から200万もの回収が出来たことは大きな利益貢献出来たと思っております。

本件もあきらめずに、強制的、自動的な支払いを期待するのではなく、話し合いを丁寧に行うのが決して無駄にはならないのではと思いました。

  • 投稿日:2011/05/09 16:46
  • 相談者の評価:大変参考になった

貴重なご経験を含め、アドバイスをいただき有難うございます。大変参考になりました。その後の調べで悪意による虚偽申請であることが判明しましたので然るべき対応を行う予定でおります。

この回答は参考になった
参考になった:0名
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。

問題が解決していない方はこちら
キーワードで相談を探す
この相談に関連するQ&Aを見る
通勤交通費
お世話になっております。 社内のバスで通勤する者については、通勤交通費は支給しないのですが、社内バス以外の都市バスを利用した場合は、従業員が申請をすればその分を支給しています。 社内バスで通勤している者が、2年間都市バスを利用したことを申請していなかったが、現時点で2年前分まで申請した場合、会社...
通勤交通費に関して
いつも拝見させていただいております。社員が現在の住まいから会社から遠くになる場合の交通費の上限は一般的には支給額は会社が決めてよかったでしょうか。
定年退職時の退職金
お世話になります。 定年退職時の退職金支給について質問させてください。 退職金規定支給表に自己都合、会社都合がある場合、定年退職の場合は会社都合支給でよろしいのでしょうか? 
新たに相談する
相談する(無料)

「人事のQ&A」で相談するには、『日本の人事部』会員への登録が必要です。

新規登録する(無料) 『日本の人事部』会員の方はこちら
業務に関するちょっとした疑問から重要な人事戦略まで、
お気軽にご相談ください。
人事・労務のプロフェッショナルが親切・丁寧にお答えします。

この相談に関連する記事

あわせて読みたいキーワード

プロパー社員
「プロパー社員」とは、「正規の、本来の」などの意味をもつ英語のproperから転じた和製英語まじりの言い回しで、いわゆる“生え抜き”の社員や正社員のことを言う、日本の企業社会に特有の表現です。「プロパー」と略して使われることが多く、その意味するところは使う文脈や職場によって異なります。中途入社や出向...
出戻り社員
「出戻り社員」とは、一度自主退職して他社で働いたり、独立したりした人が元の会社に再雇用されること、またはその社員を指す言葉で、「ブーメラン社員」とも言われます。日本の伝統的な就業観から、かつては戻る側にも受け入れる側にも抵抗がありましたが、転職が一般化したことや深刻な採用難から、最近では出戻り社員を...
競業避止義務
「競業避止義務」とは、労働者は所属する企業と競合する会社・組織に就職したり、競合する会社を自ら設立したりするなどの競業行為を行ってはならないという義務のことです。一般に在職中は、労働契約における信義誠実の原則にもとづく付随的義務として競業避止義務を負うとされ、また取締役は会社法365条により、在任中...

定番のQ&Aをチェック

26業務と自由化業務(一般派遣)の違いについて
いまいち26業務と自由化業務の区別がピンときませんので教えて頂きたく存じます。 両者とも派遣期間が3年ということは分かっているのですが、3年を超えた場合は26業務も自由化業務も両方とも派遣労働者へ「雇用契約の申込みをする義務」が発生するのでしょうか? また、自由化業務は絶対に正式雇用にしなければ...
従業員に役員は含まれるか
はじめて、投稿します。よろしくお願い致します。 一般的に就業規則で『従業員の定義』という条項で役員を含むかどうか言及していない場合で、かつ別途役員就業規則を設けていない場合、この従業員に役員は含まれると解釈するのでしょうか?
有給休暇取得率の計算方法
有給休暇取得率の計算方法を教えて頂けませんでしょうか? 本日の日経新聞の一面にも「43.7%」という数字がありましたが、 どういう計算式によって算出し、比較すれば良いかが知りたいと思っております。 有休は期限が2年間というややこしい部分もありますので、具体的に教えて頂けますと幸いです。
勤怠管理システムを選ぶ6つのポイントとは?

会員として登録すると、多くの便利なサービスを利用することができます。

残業削減、隠れ残業にはタイムクリエイター 高尾の森わくわくビレッジ
相談する

「人事のQ&A」で相談するには、『日本の人事部』会員への登録が必要です。

新規登録する(無料) 『日本の人事部』会員の方はこちら
業務に関するちょっとした疑問から重要な人事戦略まで、お気軽にご相談ください。
人事・労務のプロフェッショナルが親切・丁寧にお答えします。

プロフェッショナル回答ランキング

集計期間:01/01~01/29
服部 康一 服部 康一
オフィス代表
得意分野:モチベーション・組織活性化、法改正対策・助成金、労務・賃金、...
増沢 隆太 増沢 隆太
人事・経営コンサルタント
得意分野:モチベーション・組織活性化、安全衛生・メンタルヘルス、人材採...
川勝 民雄 川勝 民雄
代表者
得意分野:労務・賃金、福利厚生、人材採用、人事考課・目標管理

注目コンテンツ


「勤怠管理」に役立つソリューション特集

勤怠管理システムを選ぶときのポイント、おすすめのサービスを紹介します。


【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


「コンプライアンス」が企業に求めているものとは何か?<br />
~法令順守から「期待に応えること」へ

「コンプライアンス」が企業に求めているものとは何か?
~法令順守から「期待に応えること」へ

「コンプライアンス」という言葉が、盛んに使われるようになった。それは近...


「入社前に、“ストレス耐性”を確認したい」<br />
――辞めない人材を採用する、科学的な採用手法とは

「入社前に、“ストレス耐性”を確認したい」
――辞めない人材を採用する、科学的な採用手法とは

能力が高くても、ストレスにうまく対応できなければ思うような成果をあげる...