【同一労働同一賃金】残業代の割増率に差異は違法か?
お世話になっております。弊社の残業代の割増率が同一労働同一賃金の原則に照らして適法かどうかについてご相談させていただきます。
【背景】
弊社では、正社員(月給制)の残業割増率は30%、アルバイト(時給制)の残業割増率は法律で定められた25%です。正社員とアルバイトの間で業務内容や責任の程度に差は存在するものの、残業代の割増率は職務内容に関わらず平等に扱われるべき賃金項目に該当するのではないかと考えています。
【質問1】
同一労働同一賃金の観点から、残業代の割増率に差を設けることは違法でしょうか?
【質問2】
仮に直ちに違法ではない場合、割増率について正規雇用と非正規雇用の間で差を設けることに関して、合理的な説明が成り立つ場合があるのでしょうか?
【質問3】
法的に問題がある場合、正社員の割増率を30%から25%に引き下げることを検討しています。この改定は不利益変更ではあるものの、適法に是正する目的であることを踏まえ、従業員の反対があっても合理性を認められる可能性は高いでしょうか?
ご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
投稿日:2025/02/19 08:48 ID:QA-0148669
- *****さん
- 滋賀県/鉄鋼・金属製品・非鉄金属(企業規模 31~50人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
1.直ちに違法とはなりません。 もともとの単価が異なりますので、割増率は同率が望ましいとしていますが、 残業中の不可など、さらに正社員とアルバイトで差があるのであれば、 差を…
投稿日:2025/02/19 11:58 ID:QA-0148686
相談者より
ご回答ありがとうございます。
割増率の差について、正社員とアルバイトの残業負荷が異なるから説明がつくという点、とても納得いたしました。全く考えていなかった視点で、大変助かりました。
投稿日:2025/02/20 08:20 ID:QA-0148737大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。 ご相談の件ですが、厚生労働省の同一労働同一賃金のガイドラインにおきまして、時間外・休日・深夜労働の割増率に関しましては、同一の支給を行わなければなら…
投稿日:2025/02/19 23:30 ID:QA-0148729
相談者より
ご回答ありがとうございます。
想定していた方向性と一致しており、大変安心いたしました。また、考え方の根拠を明確にご説明いただき、とても腑に落ちました。ガイドラインを読み直し、今後の方針を検討してまいります。
投稿日:2025/02/20 08:25 ID:QA-0148738大変参考になった
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