賞与の原資について
当社ではこれまで賞与に成績考課を入れておりませんでしたが、今期から組合の同意を得て、導入を図りました。これまでは妥結金額の通りで原資がほぼあっておりましたが、今回の査定導入で、原資があまったり、足りなかったりすることになります。そこで組合はあまった場合は残った分を再配分するべきと要求しております。会社側としてはあまった、足りないは査定を入れる性質上やむをえないものと主張し、平行線のままであります。一般的に再配分するような概念などありうるものなのでしょうか。ご教授お願いいたします。
投稿日:2007/12/10 13:26 ID:QA-0010763
- *****さん
- 福島県/その他メーカー(企業規模 101~300人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
事例は多い
ご相談を拝見し、ご連絡差し上げます。
絶対査定による運用のため、賞与原資があまった場合、それを再配分する運用は、老舗メーカー等でよく行われています。
ただ、現代的な人件費管理の観点からは、余ったときには再配分し、足りないときには会社が負担するという方式は、決して合理的とは言えず、望ましい仕組みではありません。
対策としては、査定の分布がどのように動いても、賞与算定方式の中で相対的に配分し直す、ポイント制賞与制度のような仕組みが、多く用いられています。
ご参考まで。
投稿日:2007/12/10 19:47 ID:QA-0010767
相談者より
投稿日:2007/12/10 19:47 ID:QA-0034314参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
賞与支給の決め方は会社が就業規則で定めるものですので、賞与原資の取り扱いも基本的には会社が任意に行なえるものといえます。
ご相談の件ですが、賞与原資が足りない際に会社が補填するのであれば、労働者側に一方的な不利益とはいえませんので、再配分の制度や慣習が無い限り法的に問題はないものといえるでしょう。
組合が反発しているのは、賞与原資が余る可能性が高いからと思われますが、余った原資は次回分にストックしたり、生産性向上の為の投資に使う等様々な処理が考えられます。
その辺を再度詰めて協議されるか、またはどうしても合意が得られない場合はやはりポイント制等の仕組みにより原資を全て配分する制度に変えることを検討されてはいかがでしょうか‥
投稿日:2007/12/10 23:53 ID:QA-0010771
相談者より
投稿日:2007/12/10 23:53 ID:QA-0034317大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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