中川功一さん: 「ダイバーシティ」と「経営理念・ビジョンの浸透」 ぶつかりあう二つの考え方を両立させるマネジメントとは 多様性のある職場は働きやすく、イノベーションを生み出すのにも効果的。もはや、企業にとってダイバーシティが重要であることを疑う人事パーソンはいないと言ってもいいでしょう。一方で多くの企業が「経営理念」や「ビジョン」の浸透に力を入れており、従業員全員が同...
石黒圭さん: そのチャットでは、本音が交わされていますか? 「非対面コミュニケーション」の時代に人事が取り組むべきこととは 2020年4月以降、多くのビジネスパーソンがオフィスを離れ、対面での会話ができなくなったことで、オンラインでのチャットのやり取りなど「テキストによるコミュニケーション」の重要性が一気に高まりました。会って話せば難なく伝わることでも、テキストだけでは齟...
本田茂樹さん: 緊急事態宣言が全面解除 次の感染ピークを想定して今から取り組んでおきたい職場の感染症対策 新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、私たちの暮らしは様変わりし、企業でも休業や自宅待機、在宅勤務などの対応に追われました。過去にも新たな感染が流行したことはありますが、ここまでの影響を受けたことはほとんどありません。平時と異なる部分も多く、事...
宍戸拓人さん: 「対立」はイノベーションの源泉 組織を前進させるコンフリクト・マネジメントとは 異なる流儀や価値観を持つ個人の集まりである以上、組織内で起きる「対立」は避けては通れないものかもしれません。組織をマネジメントする立場の人からすれば、社員同士の対立はなるべく避けたいことですが、一見すると波風の立たない穏やかな組織でも、その裏側で対立...
高橋俊介さん: 不確実性の時代に企業や人事はどう行動すべきか 「変化対応能力のある組織」をつくるダイバーシティとキャリア自律 グローバル化によるビジネス環境の急速な変化、少子高齢化にともなう人手不足、働き方改革への対応、さらには突然の大規模災害や感染症に備えての対策まで、企業はさまざまな課題に直面しています。先の見通せない時代にあって、人事は何を基準に行動すればいいのでしょ...
富永京子さん: 多様化の時代だからこそ大事にしたい 職場における「わがまま」の効用 会社組織は、いろいろな人の集まりです。雇用形態の違いに加え、近年は女性の管理職登用やグローバル化、障がい者雇用にLGBTQなどへの配慮もあり、多様化が進んでいます。社員の特性やバックグラウンドが異なると、これまでは当たり前と認識されていた慣習や価値観...
守屋実さん: 新規事業を50以上立ち上げたフリーランサーが語る 企業と「“解像度の高い”仕事のプロ」とのいい関係づくり 戦後長らく続いてきた日本の雇用制度が、見直しを迫られています。特に争点となるのが、終身雇用の是非です。人生100年時代の到来と労働力人口の減少が重なり、企業の生存競争は増すばかり。定年制度自体が成り立たなくなると、示唆する人もいます。こうした背景もあ...
中原 淳さん: 日本企業の課題を解決する特効薬 多様な人材が活躍する時代に欠かせない「組織開発」の学び方と実践方法 人事分野において注目を集めている「組織開発」。なぜ今、組織開発がブームなのでしょうか。また、企業やチームは、いかにして組織開発を学び、実践していけばいいのでしょうか。書籍『組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす』(「HRアワード2019」書籍部門 ...
源田泰之さん: 人事の常識や社内の慣行にとらわれない! 人と事業をつなぐミッションに挑み続ける“ソフトバンク流”人事改革 日本の人事部「HRアワード2019」企業人事部門 個人の部 最優秀賞に輝いた、ソフトバンク株式会社 人事本部 副本部長の源田泰之さん。ソフトバンクの採用・人材開発の責任者として、ソフトバンクグループの後継者育成機関「ソフトバンクアカデミア」や新規事業...
田中 聡さん: 労働力不足を乗り越え、人材の活性化を実現 「ミドル・シニアの躍進」を実現するために人事が行うべきこととは 人手不足が続く中、いかに生産性を維持・向上させていくかが多くの企業にとって課題となっています。そこで注目されるのが「ミドル・シニア」層。経験豊富で社内事情も熟知した人材層ですが、その一方で「働かないオジサン」といったイメージがあるように、企業の中で十...
宇田川元一さん: 組織のわかりあえない対立を読み解く ナラティヴ・アプローチで人事が果たしうる支援とは 組織にはいろいろな関係が存在しています。上司と部下、経営と現場、営業と企画、製造と開発など、実に多様です。互いの考えが合致し、持ち味を発揮したなら、仕事は円滑に回っていくでしょう。けれども現実は、各所で起こる対立に、現場の社員だけでなく人事も頭を悩ま...
黒田祥子さん: 生産性向上につながる鍵は「週単位」「日単位」の余暇時間 休み方への意識を変えるために人事が取るべき施策とは 2019年は、多くの企業にとって「休み方」を考え直す契機となるのではないでしょうか。平成から令和への改元に伴い、ゴールデンウィークが過去に例のない大型連休となった企業も少なくありません。労働基準法の改正により、4月から年10日以上の年次有給休暇が付与...
川島 薫さん: 社会人として働くことに健常者も障がい者もない “当たり前”を取り入れた、これからの障がい者雇用とは 楽天グループの特例子会社である、楽天ソシオビジネス株式会社。同社は、設立時より積極的に障がい者採用を行い、高い雇用率と定着率を実現しています。また、特例子会社でありながら独立採算制を採用。長年にわたり、通年黒字を維持し続けています。なぜそのような経営...
稲水伸行さん: カギは「トップと現場の共創」と「仕掛けづくり」にあり クリエイティビティが高まるオフィス空間づくりとは 近年、快適なオフィス空間への関心が高まっていますが、ワークスペースとクリエイティビティにはどのような関係性があるのでしょうか。日本の職場環境に詳しい東京大学大学院 准教授の稲水伸行先生に、最近話題の「ABW」を中心に、次世代型オフィスにより期待できる...
諸富祥彦さん: 一人の時間がイノベーティブな発想を生む あえて「孤独」を選ぶ社員が、企業にもたらす効果とは 「孤独」と聞くと、よくないイメージを持つ方は多いかもしれません。しかし、書籍『孤独の達人』の著者であり、明治大学教授の諸富先生は、「孤独は、働く上でも大きな意味を持つ」と言います。新たなアイデアを生む「孤独」について、同氏にじっくりとうかがいました。
武田雅子さん: 失敗を成長のチャンスとする企業風土を醸成して「全員活躍」を実現 いま注目の人事リーダーが取り組む、カルビーの人事改革とは 『日本の人事部』のインタビューやイベント「HRカンファレンス」にもたびたび登壇するなど、人事のオピニオンリーダーとして知られる、武田雅子さん。長年にわたって株式会社クレディセゾンで人材開発や組織風土改革に取り組んできましたが、2018年に初めての転職...
石坂典子さん: 外部との交流が仕事の意義を見出し自信へとつながる 石坂産業を地域で愛される会社にした“考える”マネジメントとは 建築系廃材の処理を行う石坂産業は、徹底した分別と独自の技術で95%以上のリサイクル率を実現するなど、同業他社との差別化を図り、高い競争力を実現していることで知られます。近年は里山保全を軸とした、自然と地域の共生プロジェクトにも注力。2013年には経産...
指揮者のいないオーケストラに聞く 一人ひとりがリーダーシップを発揮する「自律型組織」のつくり方 「ティール組織」「ホラクラシー」など、自律的な組織のあり方が注目されています。一見、まったく新しいもののように思えるこの概念を、40数年前に実現していた組織が、1972年にニューヨークで創立された、オルフェウス室内管弦楽団。おなじ仕組みを持つ楽団・東...
山本 寛さん: 優秀な若手をひきつける「リテンション・マネジメント」 人が辞めない組織をつくりあげる極意とは 少子化に伴う労働人口の減少が進行する中、優秀な人材に長く組織で活躍してもらうための施策である「リテンション・マネジメント」が注目を集めています。特に企業の将来を担う若手社員の離職防止は、企業にとって重要課題。若手社員がエンゲージメント高く働くために、...
柳川範之さん: 正解に頼らない思考の癖づけが考える力を育てる 人事の役割は主体性のサポートとモヤモヤできる場の醸成にあり AIの発達の影響で、今後10年で仕事内容や役割は大きく変わると言われています。私たちビジネスパーソンにも、物事に対する捉え方の変革が求められています。この時代に、私たちはどのように学びを深めていけばいいのでしょうか。東京大学大学院経済学研究科・経済学...