酒場学習論【第45回】 酒場での学びと断食道場での学び この原稿の執筆時点ですが、1週間の断食道場に来ています。私は勝手に断食道場と呼んでいますが、まったくハードなことはなく、身体と心を休ませながら断食ができます。1週間の断食といっても、完全断食は最初の3日だけで、あとは少しずつ回復食をいただきます。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第61回】 「人生の正午」から「人生のハーフ」へ:50歳からのキャリア形成 「人生を通じて、どうありたいのか」という問いかけを定期的に行うようにしています。「これまでに何をやってきたか=過去」を振り返ることも大切ですが、それ以上に、「これから何をしていきたいか=未来」に向き合うようにするのです。
邂逅がキャリアを拓く【第10回】 投資ファンドとの邂逅 2024年7月に、業界で話題となっている新設の“投資ファンド”会社へ転職しました。周囲からは「なぜこのタイミングで?」という声が多く寄せられましたが、無理もありません。2023年7月にカインズからブレインパッドへ移って、ちょうど1年が経過したところだ...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第60回】 「部下」という言葉を、この世からなくしたい!―鍵を握る、新任管理職のキャリア開発― 「組織内キャリアから自律的キャリアへの転換」が進んでいます。この歴史的転換の進展の最中で、私が強い違和感を持っているのが「部下」という言葉です。「うちの部下の主体的なキャリア形成を進めます」という言い方は、どうにも矛盾をはらんでいます。
酒場学習論【第44回】 「旬味屋サンタ」とオン・ボーディング 東京の東の外れに葛西という街があります。1968年の地下鉄東西線開通後に発展した新しい街です。ですから、歴史を持つ酒場があるわけでもなく、チェーン店文化にやや押され気味です。もう少し一人吞みに適した個人経営酒場があってもいいと思うのですが。そんな中に...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第59回】 キャリア・リスキリング!――万華鏡理論(Kaleidoscope Careers)とは? 「万華鏡理論」とは、キャリア選択における個人の多様性と柔軟性を重視する理論です。キャリアを万華鏡に例え、個人の価値観や優先順位が変わることで、キャリアの形も変わっていくという概念を提唱しています。
邂逅がキャリアを拓く【第9回】 森林との邂逅 私の故郷は北海道の十勝です。畑作と酪農が経済の中心である十勝は食料自給率が1100%を超えており、「日本の食糧倉庫」とも呼ばれます。太平洋に面している地域では漁業も盛んです。北海道は日本の森林の20%超を占めており、十勝でも林業が行われています。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第58回】 ニュー・キャリア・スタディーズ(New Career Studies)の射程 ダイナミックなキャリアを形成するのが、プロティアン・キャリア(Protean Career)と、境界を越えるキャリア(Boundaryless Career)です。この二つを中心に1990年以降に発展してきたのが、ニュー・キャリア・スタディーズです。
酒場学習論【第43回】 「ゼロ次会」文化と働き方改革 皆さんは、「ゼロ次会」という言葉をご存じでしょうか。また、自ら実践されているでしょうか。私は日常的に親しんでいますし、私の飲み仲間の多くも「ゼロ次会」を日常的に楽しんでいます。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第57回】 キャリア開発の効果を検証するROCI(Return on Career Investments)とは 人的資本経営を持続させながら、企業の生産性と競争力を高めていくには、キャリア投資の効果の検証が求められます。キャリア投資の効果を検証することは、個人や企業が人的資本への投資の価値を評価し、最適な戦略を策定するために不可欠です。
【最終回】フィロソフィー(行動規範)はいかにして生まれ、浸透していくのか 日本M&Aセンターはコンプライアンス問題からの再起の中、「第二創業」を掲げ、あえて広告代理店を使わずに「最高のM&Aをより身近に」という「パーパス(存在意義)」を内製し、さらにはそれを体現するための「フィロソフィー(行動規範)」を策定しました。
邂逅がキャリアを拓く【第8回】 愛犬との邂逅 一般に従順度が高い愛犬がもたらすメリットとしては、ストレスの軽減や社会的つながりの向上、身体的な健康の促進、精神的な安定と幸福感、さらに、人間としての成熟と共感力の向上などが挙げられます。一方で、意外と気づきにくい効果もあります。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第56回】 「ライフプレナー(Lifepreneur)」の社会的役割!――日本版ライフシフトの提唱 プロティアンが、さらに一歩先へと進むことになりました。具体的には、「活力と生産性を維持して長い人生を送り、人生の途中で変身を遂げることの重要性を実証する」ことです。別言するならば、プロティアンを社会実装していくフェーズを迎えました。
人事ケーススタディ(その7)「パーパス」策定の次は? 「理念」と「パーパス」を推進・実現するために、社員全員が大切にすべき原則とでも言うべきものを作ろうという流れになりました。それは「フィロソフィー」です。
邂逅がキャリアを拓く【第7回】 陶芸との邂逅 陶芸というアートフォームは、創作の行為そのものにおいて、数多(あまた)の邂逅を経験する場となり得ます。今回は、陶芸における邂逅の瞬間とその美学、そして、それが私たちの内面とどのように対話するかについて考えてみたいと思います。
酒場学習論【第42回】 昼飲みとキャリア自律について考える ひと昔前は、昼飲みといえば実に背徳的なイメージがありました。しかし、最近は休日に昼飲み客を対象にオープン時間を早める酒場も少なくなく、週末の繁華街の酒場は昼から若者でにぎわっています。今回は昼飲みとキャリア自律について考えてみたいと思います。
邂逅がキャリアを拓く【第6回】 サクソフォンでの邂逅 今の会社に転職する前に、「組織改革の100日プラン」の一環として実施したOB/OGインタビューの中で、あるOBから印象深いアドバイスをいただきました。それは「ジャズセッションをするようなチームが理想ですね」という言葉でした。
人事ケーススタディ(その6)第二創業とパーパスの策定 日本M&Aセンターでは、「理念」を「企業としての目標(永遠に変わらないもの)」、そして「パーパス」を「現時点での企業としての存在意義(時代や環境により変わりうるもの)」と定義しました。理念と比較すると、パーパスはより近いところに視点があります。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第54回】 組織と個人の持続的成長を実現するCOX(キャリアオーナーシップ・トランスフォーメーション) 富士通株式会社において20年ぶりとなる、人事制度のフルモデルチェンジの成果をまとめました。今から振り返ると、目指すべき方向性が明確であったことが大きな力となりました。