“無意味な仕事”は、なぜ生まれ、増殖してしまうのか?~日本版“ブルシット・ジョブ”研究プロジェクト発足~ 仕事に手応えが得られず、後ろ向きになっている人は今も増えているのだろうか。若年を中心とした離職が増えているという声をよく耳にするが、実態はどうなのだろうか。そうした状況を改善しようと、企業サイドも様々な対応策を講じ、初任給の上昇、職場の心理的安全性へ...
社員の給料は誰が決めるべきか - 人事に関する権限設計の視点から (マーサージャパン) 日本の大企業では、人事が設計した給与テーブル(計算ルール)に基づいて、社員の報酬が決まる仕組みが一般的です。一方、多くのスタートアップ企業では、社員数が限られるうちは社長が給料を決め、組織が拡大すると給与テーブルを設ける、もしくは上長であるマネジャー...
出生数70万人割れで懸念される10年後の地方における社会の担い手急減(三菱UFJリサーチ&コンサルティング) 今後は、おおむね10年後にはじまると見込まれる社会の担い手の急速な減少を前提に織り込んだ上で、国・地方自治体ともに将来を見据えた社会・経済政策全般を一層充実、強化することが求められる。
就活はどう変わり、新卒採用はどう変わるべきなのか――「新卒就活の変化に関する定量調査」から見えた実態と提言(パーソル総合研究所) パーソル総合研究所では、2025年2月に実施した定量調査(学生・社会人1〜3年目:計約1700名、採用担当者:300名)を過去の同様の調査と比較することで、ここ5~6年ほどの就活の変化を企業/学生双方の目線から浮かび上がらせた。本コラムでは、こうした...
勤務間インターバル制度は日本に定着するのか?~労働時間の適正化と「働きたい人が働ける環境」のバランスを考える~ 近年、日本の労働市場において「勤務間インターバル制度(以下、インターバル制度)」の重要性が増している。この制度は、前日の業務終了から翌日の業務開始まで一定の休息時間を確保することで、労働者の健康維持と生産性向上を目的とする。EUでは義務化されているが...
DEIは終わったのか?トランプ再登場と人口減少時代に求められるDEI戦略の「再設計」(第一生命経済研究所) 「DEIは終わった(DEI is dead)」このフレーズが、今アメリカを駆け巡っている。かつて、DEIは、アメリカ企業における経営戦略の中核を担っていた。しかし、2025年にトランプ大統領が政界に復帰したことで、すでに広がりつつあった「反DEI」の...
管理職でも埋まらない男女の年収差。5カ国比較で見る“日本の見えない課題”(リクルートワークス研究所) 日本では、男女の賃金格差が大きいことがOECDなどのデータで示されている(※1)。この課題是正に向けて、政府と企業がさまざまな取り組みを進めている。その1つが女性の管理職登用を増やす施策であるが、同じ役職についていても男女間の年収には差がある。 リ...
改正育児・介護休業法への対応アンケート(労務行政研究所) ⺠間調査機関の⼀般財団法⼈ 労務⾏政研究所(理事⻑:猪股 宏)では、改正育児・介護休業法への企業の対応状況についてアンケートを実施しました。このほど、回答のあった 344社の集計結果がまとまりましたので、⼀部抜粋して紹介します。
若手社員の早期離職防止~ジョブ・クラフティングでキャリア自律性を高める(三菱UFJリサーチ&コンサルティング) 若手社員の離職防止は企業にとって喫緊の課題です。従業員の内発的動機や職務満足を高める手法として近年注目されている「ジョブ・クラフティング」について、その定義と実践方法を解説します。
今、備えておきたいM&Aにおけるタレント・リテンション (マーサージャパン) マーサーが実施した、M&Aにおけるタレントのリテンションに関するグローバル・サーベイ(2025年)では、「リテンション施策」の有無が、M&A後の人材定着や組織の立ち上がりだけではなく、案件の成否そのものにも大きく影響していることが明らかになりました。
「静かな退職」と「カタツムリ女子」の台頭-ハッスルカルチャーからの脱却と新しい働き方のかたち-(ニッセイ基礎研究所 ) 最近、「静かな退職」や「カタツムリ女子」という言葉をよくマスコミから耳にする。Quiet Quittingを日本語に訳すと、「静かな退職」となるが、職場を静かに退社するという意味ではなく、職場で任された仕事だけを最低限にして、必要以上に働かないことを...
定点調査から見える「静かな退職」の動向 ~背景に潜む3つの就業変化~(パーソル総合研究所) パーソル総合研究所が2017年より継続して実施している「働く10,000人の就業・成長定点調査」のデータを活用し、「静かな退職者」の動向と、その背景にある要因を考察していく。
ブリリアント・ジャーク(優秀だけど嫌なヤツ)の罠 ~優秀な人材さえ揃えば、高い成果が上げられるのか~(第一生命経済研究所) ブリリアント・ジャークとは、「優秀で仕事はできるが、言動にトゲがあり、周囲に悪影響を与える、協調性の無い人材」のことを指し、「優秀(=Brilliant)」と「嫌なヤツ(=Jerk)」を組み合わせた造語である。米国の某世界的動画配信企業が自社の採用サ...
なぜ人口が減っているのに、労働需要が減らないのか 日本が直面する人口減少社会。なぜ人口が減るのに人手がこれほど不足するのか、と考えたことはないだろうか。この点について、私たちは「未来予測2040」とそれをまとめた書籍『「働き手不足1100万人」の衝撃』(プレジデント社)にて、高齢化の影響を指摘してい...
東証プライム上場企業の2025年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査(労務行政研究所) ⺠間調査機関の⼀般財団法⼈ 労務⾏政研究所(理事⻑:猪股 宏)では、東証プライム上場企業を対象に、今年の賃上げと同時期に交渉・妥結した夏季賞与・⼀時⾦について調査し、⽀給⽔準は114社、⽀給⽉数は115社の結果を集計した(2025年4⽉8⽇現在)。
エンゲージメントサーベイをアクションにつなげる3つのポイント (マーサージャパン) 近年、人的資本経営の考え方が広まり、エンゲージメントの向上が企業価値に与える影響がますます注目されている。多くの企業がエンゲージメントサーベイを導入し、さらにはその対象を日本に留めず、グローバルを含むグループ全体に展開している企業も少なくない。日本企...
若手社員の早期離職防止~キャリアデザイン支援は離職防止の打ち手となるか(三菱UFJリサーチ&コンサルティング) 若手社員の離職防止は企業にとって喫緊の課題です。離職防止に向けたキャリアデザイン支援を効果的に進めるポイントなどを紹介します。
男女別にみたミドル(40代後半~50代前半)の転職状況~厚生労働省「雇用動向調査」(2023年)より~(ニッセイ基礎研究所) 転職がミドルシニアに広がり、企業間で人材獲得競争が活発化すれば、働くミドルシニアから見ると、より「働きがい」や「働きやすさ」を実感できる職場に移るチャンスが増えていく可能性がある。そこで本稿では、ミドル(40歳代後半~50歳代前半)の直近の転職状況に...
この10 年で賃金が上がっている・上がっていないのは誰か ~年齢別・雇用形態別・企業規模別で確認する賃金の現状~(第一生命経済研究所) 2024年の春季労使交渉は、歴史的とも言える高い賃上げ率を記録した。2024年とその10年前の2015年の賃金を比較して、年齢別・雇用形態別・企業規模別で、どの層の賃金が上がっているか、あるいは上がっていないかについて確認する。
スキマバイト時代のマネジメント―「また働きたい」と思われる現場づくりの要点(パーソル総合研究所) 労働力不足が慢性化する中、企業の採用現場ではスキマバイトの活用が広がりを見せている。数時間~1日単位で働く短期かつ単発の人材は、店舗や現場にとって《シフトの穴埋め》以上の存在となりつつあるが、一方でそのマネジメントは簡単ではない。特に重要なのが、スキ...