業務請負と業務委託の違い
ある解説では、業務委託は個人が企業から仕事を受ける場合、業務請負は企業が企業より仕事を受ける場合、又業務委託は事務的な仕事で、業務請負は生産の仕事などとありますが、現実には病院患者給食の受託などは、関係法例でも業務請負とはよばず、業務委託と呼ばれていますが、両社の違いがよく解りませんので宜しくお願いします
投稿日:2007/08/06 13:01 ID:QA-0009341
- *****さん
- 香川県/その他業種(企業規模 501~1000人)
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プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
請負契約と委託契約の違い
■まず、いずれの契約もその当事者は法人であっても個人であっても構いません。
■請負契約の対象は、『仕事の完成』です。注文主から指定された仕様の戸建住宅を幾らで、何時までに完成させ、引き渡しましょう。完成した建物に瑕疵がなければ、お約束の代金を引渡しと交換に支払いましょう。大工を何人使おうが、材料を何処から幾らで仕入れようと、完成までのプロセスには注文主は一先関与しませんよ、引き受けた方の全責任ですよ、といったような契約です。システムの受託開発などによく見られます。価格は、通常、完成された仕事に対し幾らと予め、固定価格で決められる場合が殆どです。(民法632)
■委託契約は、同じく民法に規定のある準委任という「法律行為でない事務の委託」の亜流として、委任契約の対象が単なる「事務」から、『業務の遂行』へと拡大したものと理解するのが自然でしょう。この場合の契約対象は、「善良な管理者の注意をもって処理した指定業務」ということになるでしょう。ビル管理、システムのメンテナンス、昨今話題になっているハローワークの民間での委託など幅広く活用されています。価格は、月幾らとか、処理1件毎に幾らなどと決められることが多いようです。(民法656条)
投稿日:2007/08/06 15:52 ID:QA-0009346
相談者より
早速の回答有難うございました
よくわかりました
投稿日:2007/08/06 16:57 ID:QA-0033739大変参考になった
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