名刺における肩書きについて
当社は職能資格制度を運用しており、名刺には所属部門と社内の役職(部長・マネージャー・課長・チームリーダー・係長 等)を記載しております。このため若手の一般社員は所属部門だけの肩書きの無い名刺となっています。名刺交換する場合、役職が無いと軽んじられる場合もあると思います。そこで特に営業職や技術職の場合、名刺に記載するのに適当な表記がございましたら是非ご紹介願います。
投稿日:2005/08/18 20:34 ID:QA-0001674
- あーさん
- 愛知県/機械(企業規模 1001~3000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 畑中 義雄
- 有限会社人事・労務
対外呼称
入社1年目のいかにも平社員の人間に対外呼称で肩書きをつけたところで、逆に会社の人事体制を疑われてしまうでしょうが、例えば、ある程度の年齢の人間で入社間もなく制度上役職付与できない場合には対外呼称を検討されることもあるかと思います。
その場合の例ですが「上級営業職」、「上級技術職」などはいかがでしょうか?
御社の人事制度上、関わりのない呼称であればよろしいかと思います。
上級としたからといって、初級や中級を設定しなければならない決まりはありませんから。ただし、対外呼称とはいえ、従業員理解を得るためのある一定の基準は作らなければならないとは思います。
投稿日:2005/08/19 12:39 ID:QA-0001681
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
名刺における肩書きについて
■対外上、特に営業上の必要性、対象社員のプライド乃至自尊心と呼称乱発に伴う人事制度上の問題と法律上のリスクなど、本件は、正解の見つけにくい問題です。
■法律上の問題とは、表見代理のリスクです。今回の問題では、「若手の一般社員」なので、対外的に相手に重大な誤解、錯覚を与えるようなレベルの高い呼称を考えておられるわけではないでしょうから、リスクは大きくないと思います。しかし、名刺上のタイトルから、相手が、その権限について、実際には無いにもかかわらず、あたかも付与されているがごとく、善意かつ無過失に誤解、錯覚し、重大な契約をした場合は、その契約は有効とされるリスクは付いて回ります。
■御社の社内役職以外にライン概念としては、「主任」「チーフ」などが、また資格概念としては、「主事」や「主査」といった呼称もあります。今回のご相談は、権限実態ではなく、実際の権限も、役職処遇も伴わない名刺上の問題ですので、「名刺管理規程」に呼称付与の基準と実際の使用上の留意点などを規定され、法的問題を起こさないように注意されるべきだと思います。
投稿日:2005/08/19 16:01 ID:QA-0001686
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
名刺の返却 さて、退職者に対して仕事を通じて... [2008/04/14]
-
名刺について 下記4点についてご教示いただけま... [2022/08/19]
-
5円玉つき名刺について 取引先の営業担当者から5円玉つき... [2021/02/25]
-
派遣社員への名刺 派遣社員に業務の都合上、名刺を持... [2006/12/27]
-
役職と職位 役職と職位の定義を教えてください。 [2007/10/16]
-
派遣社員の名刺について 初めて投稿させて頂きます。事情が... [2023/07/21]
-
従業員の名刺に関して 従業員の名刺に関して相談です。弊... [2008/11/17]
-
プライベート名刺とセクハラ 40代会社員、男が、展示会・見... [2016/06/16]
-
名刺の件 弊社では、下請けの委託会社の社員... [2007/09/21]
-
異動前の名刺の使用について 人事異動決定後、異動日より前に、... [2020/03/11]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
名刺発注シート
社内で名刺を発注するために記入するシートです。名刺に記載したい内容をチェックします。