組織マネジメントの評価項目

マネジメント項目と能力要素がある

ご相談を拝見し、ご連絡差し上げます。

管理職の能力・コンピテンシー評価における項目編成の仕方には、マネジメントプロセスに着目したマネジメント項目による方法と、能力要素（※リーダーシップ等）による方法があります。

このうち、能力要素による方法は一般的知識としてすでにご存知かと思いますので、ここでは、マネジメント項目による編成例をお示ししておきます。

まず、下記のように、マネジメントプロセスとして最も基本的なPDCAプロセスをそのまま項目にする方法があります。
　－戦略立案・計画管理
　－部門業績・計数管理
　－日常業務管理
　－部下指導・育成管理
　－改善・改革管理

この他に、最近の例としては、プロジェクトマネジメントにおける世界標準であるPMBOKのマネジメント項目を活用する方法も考えられます。
　－統合マネジメント
　－スコープマネジメント
　－コストマネジメント
　－コミュニケーションマネジメント
　－クオリティマネジメント
　－タイムマネジメント
　－人材マネジメント
　－リスクマネジメント
　－調達マネジメント

いずれの場合も、評価の要素分解的傾向が強くならないよう、極力少ない項目数に収める必要があります。
ただ、評価制度のマネジメントとしての有効性は、こうした評価項目編成によるところばかりではありません。
経営・人材戦略を反映して、適正・簡便な評価基準、目標マネジメントと関連させた簡潔な評価マネジメントプロセスがより重要といえます。

ご参考まで。

投稿日：2008/04/03 09:25　ID：QA-0011940

相談者より

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

投稿日：2008/04/03 21:24　ID：QA-0034787大変参考になった