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【ヨミ】ピーディーシーエー PDCA

「PDCA」とは、業務改善や目標達成のために、継続的に生産プロセスを改善していくためのフレームワークです。「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Act(改善)」という英単語の頭文字をとったもので、各フェーズを繰り返し循環させることで改善が進むため、「PDCAサイクル」とも呼ばれます。PDCAの概念を新入社員研修などのコンテンツに含む企業もあるほど、ビジネスにおいて基本となるフレームワークです。(2019/9/27掲載)
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PDCAのケーススタディ

なぜそのPDCAでは不十分なのか?
失敗しないPDCAサイクルを回すポイント

PDCAを意識しているかどうかにかかわらず、日々の業務の中でPDCAは行われています。ここでは、新卒採用担当者が採用計画と実際の進捗状況を検証し、学生からのエントリー数を増やす必要があるとわかったケースを例に考えてみます。

担当者は、求人媒体を使って応募者数を増加させる、という目標を設定しました。まずは、いくつかの求人広告プランを比較し、最大の効果を期待できる広告の出稿を計画(Plan)します。次に実際に出稿するため、広告会社と具体的なやりとりをします(Do)。その後、ユーザーの流入が増えたかどうかを確認(Check)し、その成果が十分だったかどうかを検討。改善(Act/Action)のために何ができるかを考えます。そして、その結果を踏まえ、また新たな計画(Plan)へとサイクルを進めていく……この一連の流れが「PDCAサイクル」です。

「応募者を増やす」という目標を設定したように、計画に入る前にまずは目標を明確にすることが大切です。目標が曖昧なままでは、評価をするときにどのような角度から良し悪しを決めてよいのかがあやふやになってしまうからです。目標が決まったら、いつまでにそれを達成するのか、期間を設定します。例えば「3ヵ月間で応募者を2倍にする」とした場合、そこから逆算して、達成に必要な行動計画を考えることができます。

あらゆるシーンで活用されているPDCAサイクルですが、失敗例もあります。例えば、どこかのフェーズでサイクルが途切れてしまうこと。評価しただけで改善した気になってしまい、改善のための行動へと駒を進められなければPDCAとしては不十分です。また、目標が高すぎる場合は、いつまでたっても同じステージで循環し続けることになり、スケールアップさせていくことはできません。目標と期間の設定、改善から次の計画へのつなぎ目が、継続的な成長の鍵を握っているのです。

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