「360度フィードバック」が管理職を救う 管理職が全てを背負わなくてもいい組織へ 急速に変化する事業環境の中で、従来の管理統制型のマネジメントではうまくいかない場面が増えています。管理職だけに重圧を感じさせず、チームでリーダーシップを担える組織への転換が求められているといえるでしょう。本記事では、管理職が孤立しない組織のつくり方と...
若手社員の早期離職防止~キャリアデザイン支援は離職防止の打ち手となるか(三菱UFJリサーチ&コンサルティング) 若手社員の離職防止は企業にとって喫緊の課題です。離職防止に向けたキャリアデザイン支援を効果的に進めるポイントなどを紹介します。
邂逅がキャリアを拓く【第14回】 無意識の老害化――その構造と正体 「老害」とは、高齢者が年齢や経験を盾に、時代や組織、社会の環境変化を受け入れず、結果的に周囲に悪影響を及ぼす言動をしてしまう状態を指します。厄介なのは、本人にまったく悪気がなく、むしろ善意や正義感に基づいて行動していることが多い点です。
スキマバイト時代のマネジメント―「また働きたい」と思われる現場づくりの要点(パーソル総合研究所) 労働力不足が慢性化する中、企業の採用現場ではスキマバイトの活用が広がりを見せている。数時間~1日単位で働く短期かつ単発の人材は、店舗や現場にとって《シフトの穴埋め》以上の存在となりつつあるが、一方でそのマネジメントは簡単ではない。特に重要なのが、スキ...
太陽生命保険: メリハリ人事制度でシニア人材が活躍 「年功→成果重視」に移行した太陽生命の狙い 人手不足を解消する存在として、経験豊富なシニア人材が注目されています。シニア人材の活躍に向けて人事制度を改定し、従業員の処遇改善やモチベーションアップにつなげているのが太陽生命保険です。同社は、2017年に65歳定年制度を開始するとともに、大手生命保...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第68回】 エバーグリーン時代のキャリア戦略──「変わり続ける力」こそ、人生を豊かにする プロティアン・キャリアをさらに、人生100年時代にフィットさせる上で、欠かせない興味深い視点を一つ共有します。それは、「エバーグリーン(evergreen)」という考え方です。エバーグリーンとは、季節が変わっても色あせることなく常に緑である、常緑樹を...
転勤が人生設計に与える影響を考える(ニッセイ基礎研究所) 企業で基幹的な役割を担う総合職は、勤務地を限定せず、幅広い業務に従事する働き方が求められてきた。近年では、勤務地限定正社員や地域職といった制度を採り入れる企業も増えているものの、2024年時点で、正社員男性の53.0%、女性の38.6%は総合職である...
昇進の「不安」を「希望」に変える――新米課長が「管理職基礎研修」で得た思考法 リーダーや管理職への昇進は、組織からの期待の表れであり、本人にとっても大きな喜びです。『日本の人事部』を運営する株式会社HRビジョンでは、編集者として目覚ましい成果を上げてきたNさんが課長に昇進しました。Nさんがスムーズに新たな役割へ移行し、管理職と...
三菱商事株式会社: 重要ポストの職務内容と人材を可視化 経験豊富な人材によるアセスメントで適材適所に取り組む 三菱商事は、これまで事業会社やグループが管理していた重要職務と人材の可視化に挑戦。重要職務を担う社員約700人に対して、適性検査に加え、定年退職者を中心とした対話者による2回の面談を通じて、全社的に「適材適所」な人事を行うことを目指しています。同社で...
生活ニーズと世帯の構成――データで見る生活者×労働者の時代(2)(リクルートワークス研究所) 2024年の日本の就業者数は過去最高を更新、6,781万人となった(※1)。人口減少が始まって15年以上経つが、労働需給ギャップの拡大による慢性的な働き手不足がその背景にあることは言うまでもない。「生活する人・消費する人の多くが同時に働く人でもある」...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第67回】 キャリア開発理論の最新動向 最新のキャリア開発理論のトレンドは、これまでの伝統的モデルを土台にしつつ、不確実性への対応や生涯にわたる持続可能性、多様性と包摂、テクノロジーとの融合といった新たな要素を組み込む方向へと変化している点にあります。
本田英貴さん(株式会社KAKEAI 代表取締役社長 兼 CEO): 自身のマネジメントの失敗を経て起業 個人の能力に左右されないマネジメントの実現により すべての人の可能性が毀損されない世界を目指す 社会環境の変化に伴い、日本企業のマネジメントスタイルは「管理型」から、従業員一人ひとりの状況に応じた「支援型」へと転換が求められています。しかし、「支援型」の成功はマネジャー個人の能力に左右されやすく、企業はその難しさに直面しています。そこで注目され...
邂逅がキャリアを拓く【第13回】 負けるキャリアの価値:成功至上主義を超えて キャリアは勝ち負けでありません。それでも私たちは成功と失敗の枠組みの中で生きています。負けはネガティブなものと捉えられがちですが、本当にそうでしょうか。むしろ失敗や挫折を経験し、それを糧に新たな道を切り開いた人が強くしなやかなキャリアを築いています。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第66回】 「対話的自己理論」で深化させるこれからの1on1 前回の「キャリア対話」に続いて、今回も「対話」を取り上げます。その理由は明確で、人的資本経営と社員の主体的なキャリア形成を同時に実現していく「ラストワンマイル」が、組織内の「対話」だからです。
「安心」から「信頼」に基づくマネジメントへの転換 ~上司と部下の信頼関係構築のヒント~(パーソル総合研究所) 2024年以降、これまで先進的な働き方を取り入れてきたグローバルなIT系企業を中心に、オフィスへの出社を義務づける動きがある。日本においても、テレワークなど多様な働き方は引き続き許容しつつも、出社比率を見直す事例も少なくない。しかし、上司と部下が同じ...
人事が与える「教育」から、社員が自ら取りに行く「学習」へ 学習コミュニティが人的資本経営にもたらすもの 人的資本経営の重要性が増す一方で、働く人の属性や価値観は多様化し続けています。受講者同士が「みんなで学ぶ」ことを仕組み化することで、効果の高いオンライン学習サービスを提供する株式会社Schooは、企業の学習コミュニティづくりを支援しています。従来型の...
ファイザー株式会社: すべての異動が公募により決定 従業員のキャリア自律を支援する、ファイザーの「ジグザグ成長キャリアパス」とは キャリア開発の重要性が叫ばれる中、注目されるのが製薬大手のファイザーの取り組みです。同社は「従業員一人ひとりの潜在能力を解き放つこと」を人事戦略に掲げ、従業員の挑戦を通じたキャリア形成を支援。社内公募による異動や期間限定の社内出向、短期プロジェクトへ...
国家公務員が向き合った「キャリア自律」への第一歩 自分のありたい姿・WILLを考えることで、シニアはさらに活躍できる 近年注目されている、シニアのキャリア。国家公務員にもその波が訪れており、2,000人以上のキャリア開発を支援してきたマンパワーグループ の難波 猛さんが50代以上のシニア層の国家公務員を対象にセミナーを実施したところ、大きな反響があったそうです。セミ...
株式会社コスモスホテルマネジメント: “日本に恋する”外国人材が活躍 37の国・地域がもたらす多様性の強みとは 都市圏を中心に「APARTMENT HOTEL MIMARU」を展開するコスモスホテルマネジメントでは、37の国と地域から集まった外国籍の人材が数多く活躍しています。フロントスタッフの8割超、施設マネジャーの9割以上が外国籍です。日系企業をルーツに持...
酒場学習論【第47回】 月島「rosecoton」と「人事キャリアの主流の変遷」 人事のキャリアの主流は何でしょうか。古くは、労務だったように思います。日本の主要産業が製造業だった頃、組合対策・組合交渉は企業にとって極めて重要でした。これを一気に担っていたのが労務屋という立場の人たちです。