他社からの研修生受け入れ

ご質問の件

研修という目的で出向とするかどうかは2社間の取り決めによります。

出向とするのであれば、給与の支払いなど全てついてどちらが負担するのか2社間で取り決めて出向契約を締結して、明確にしておく必要があります。

出向は業としては行えませんが、
出向ではなく、外部研修として研修費用を徴収する選択肢もあります。

投稿日：2020/12/09 17:24　ID：QA-0098996

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、先方企業の研修計画等に基づき先方企業の指示に従って研修を受けられるという事であれば単なる出張扱いになりますので出向契約は不要です。この点に関しましては出向元に確認されておかれるとよいでしょう。

また出向契約となる場合の給与の扱いに関しましては、特に法的定めはございませんが、税法上の観点からしますと出向元が支払った給与の費用については現に勤務を行わせている出向先が負担するのが妥当といえます。その他の費用に関しましても、原則として出向先での勤務で発生した分は出向先で負担されるのが望ましいでしょうが、詳細内容については出向契約上で取り決められるべきといえます。

投稿日：2020/12/09 20:22　ID：QA-0099000

必ずしも出向契約は必修ではなく、どういう契約を結ぶかは基本的には双方の合意で決めればよく、２ヵ月程度であれば単なる外部研修として受け入れることでも構わないでしょう。

出向契約を結ぶということになると、厳密に言えば、期間の長短にかかわらず、取引先企業において労働者に出向を義務づけるだけの根拠規定を設けた上で運用しなければなりません。

そのため、取引先企業において、就業規則に「業務上の必要がある場合には、他社への出向を命ずることがある」といった旨の規定を設け、出向することが労働契約の内容となっていると認められるよう義務づけの形式で定められている必要があり、なおかつ、出向元と出向先で労働条件が異なることがあれば、その場合の取扱いも規定しておかなければなりません。

出向期間中の給与をどちらが支払うか、差額があればどちらがどういう形で補塡するかも、双方の協議事項となります。

投稿日：2020/12/10 08:06　ID：QA-0099007