年次有給休暇の「労働日」について
パートタイマーの採用にあたって、有休の付与および取得についてお伺いします。
労働条件は、1年間の有期雇用、更新可能性ありで、
勤務時間は、①月~金:4時間30分、②土:8時間、③8月、12月の月~金:8時間
です。
6か月継続勤務をし、「10労働日」の有休が付与されますが、
1労働日の有休を取得した場合、①~③において、いずれの労働日(時間)であっても
「1労働日の有休の取得」と考えてよろしいのでしょうか。
(1労働日=4時間30分、1労働日=8時間という点に違和感を覚えます。)
投稿日:2012/08/31 15:36 ID:QA-0051140
- higemojapさん
- 青森県/公共団体・政府機関(企業規模 1001~3000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
年次有給休暇の労働日について
ご質問のようにいずれの労働日であっても有休1日の取得と考えます。
パートさんであれば、有休請求日の所定労働時間の賃金を支払うことになります。
例えば、労働時間が短いパートさんが正社員に転換したり、その逆であったとしても同様の扱いとなります。
投稿日:2012/08/31 16:17 ID:QA-0051142
相談者より
小高先生
迅速なご回答、ありがとうございました。
大変参考になりました。
投稿日:2012/08/31 16:21 ID:QA-0051143大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
労働基準法上の年次有給休暇につきましては、当人の希望により各労働日に対し取得されるものです。その場合、各労働日で労働時間が異なる場合でも、原則暦日で与える休暇という性質上時間の長短に関係なく1労働日の有休の取得となります。確かに労働時間の短い日に取ると時間的には損をする形にはなりますが、それが嫌であれば他の日に取得希望すればよいことですので、不公平な措置という事にはなりえません。
投稿日:2012/08/31 19:53 ID:QA-0051145
相談者より
服部先生
大変参考になりました。
ご回答ありがとうございました。
投稿日:2012/09/03 08:30 ID:QA-0051158大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
3方式から選ぶ有休賃金と同じ考えで割切り
年次有給休暇の賃金の選択は、その都度対応では、手間の煩雑さ、担当者の変更、恣意的扱いなどが避けられないので、通達により、次の3方式から選び、就業規則に定めておかなければならないことになっています。 ① 平均賃金、 ② 所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金、 ③ 健保の標準報酬日額。 ご質問は、対象日による 「 時間差 」 も、この「 賃金差 」 を援用すれば、割切ることができるのではないでしょうか。
投稿日:2012/08/31 22:13 ID:QA-0051149
相談者より
川勝先生
大変参考になりました。
ご回答ありがとうございました。
投稿日:2012/09/03 08:31 ID:QA-0051159大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
翌日に跨ぐ勤務時間について 基本的な質問になるかと思いますが... [2005/11/10]
-
半日単位有休の賃金について 半日単位の年次有給休暇の賃金につ... [2018/04/27]
-
半日の有休扱いについて 有休をつける時に半日公休、半日有... [2023/11/28]
-
36協定 36協定は、時間外労働と休日労働... [2007/10/27]
-
時間有休の場合の昼休み 1日の所定労働時間は7時間50分... [2018/04/20]
-
時間外・休日労働時間について 長時間労働者への医師の面接指導に... [2008/02/25]
-
徹夜労働について ①例えば翌日の朝9:00まで労働... [2005/11/14]
-
半日有休について 半日有休について質問があります。... [2007/12/06]
-
半日有休の取得について 半日有休の取得について相談させて... [2017/03/31]
-
1年単位の変形労働制 弊社では今後、交替勤務を考えてお... [2009/05/14]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
深夜労働申請書
深夜労働はその時間を管理し、割増賃金を適正に支払う必要があります。補助ツールとしてご利用ください。
採用稟議書(採用決定時)
社内の関係者に、選考の進んだ応募者について、採用をするかどうかを諮るための稟議書です。
勤務間インターバルの社内周知文
勤務間インターバルを導入する際に、社内に対象者や運用ルールを周知するための文例です。
傷病休暇規定
年次有給休暇とは別に、傷病を理由として休暇を取れる傷病休暇を就業規則に盛り込むための文面です。