転籍を拒否し退社する場合の退職事由
ぜひご教示いただきたい事案があります。
今回、当社にて、一部門の従業員についてグループ会社への転籍が予定されています。
転籍同意書をこの後各人より取り付ける段取りです。
ここで相談なのですが、万一、同意を拒否・退職せざるをえない、または、転籍はいやなのでこの際退職したい、と申し出る者がいた場合、退職事由としては、
①転籍は会社都合で行われるので会社都合退職である、
はたまた、②転籍に不同意だからといって会社からは不同意を理由に解雇にできないので、退職を自発的に申し出た者の退職事由は自己都合退職である、
のいずれとなるでしょうか。
ご教示いただきたく、何卒よろしくお願いいたします。
(参考となる文献がありますと理解に役立ちます)
投稿日:2010/12/10 20:04 ID:QA-0024319
- *****さん
- 東京都/旅行・ホテル(企業規模 3001~5000人)
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転籍拒否に伴う退職
転籍は当該従業員としての身分を喪失する手続きであり、まさに退職です。そして、その次なる職を会社が指定するところ、本人がそれに応じない場合ですが、会社がそもそも転籍を準備し、推奨しているわけですから、私は、この場合の退職は会社都合と解釈できると考えます。
しかし、次なる職場を紹介し、慣例として是認された条件で転籍を勧めているところ、本人が頑なにこれを拒否するなら、自己都合で職を放棄するとも取れないことはないです。
都合がどちらかによって退職金が違ってきますので、会社なりの判断を決めて、どちらかで迫るしかないでしょう。
私は結論的にはどちらでもよいと考えますが、基本的には会社都合扱いが穏便であろうと考えます。なぜなら、退職金の金額が大きく異なり、自己都合扱いは非常に本人には不利なことになるからです。
投稿日:2010/12/10 20:19 ID:QA-0024320
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