協力会社社員の安全管理・安全確認について

お世話になります。

現在弊社では、協力会社として派遣会社から来ていただいている方、
および業務委託(請負契約、準委任契約)で来ていただいている方に
弊社オフィスにて勤務していただいております。

質問1)
この方々が火災や地震等の自然災害発生において、万一逃げ遅れて
何らかの被害を負われた場合、弊社としてどのような(どの程度の)責任が
問われますでしょうか?

質問2)
また、業務委託契約で弊社オフィスに来ていただいている方については、
弊社で勤務管理をしていないため、弊社オフィスで勤務にされない日もあり、
日々どなたが弊社オフィスで勤務されているのか、正確に把握できておりません。

このような状態で万一火災や地震等の自然災害発生した際に、
どのような方が弊社オフィスに居られて、全員が無事避難されたのか、
正確に確認できない恐れがあります。
このような場合、弊社にどのような義務、責任が発生するでしょうか?

上記2点について、法的な責任や上記を回避するような対応、考慮事項等が
ございましたらご教授いただけますでしょうか?
よろしくお願いいたします。

投稿日:2020/02/12 11:43 ID:QA-0090462

サティーさん
京都府/情報処理・ソフトウェア(企業規模 301~500人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答1

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、1)につきましては、派遣社員には派遣先にも安全面での法的義務がございますので、御社労働者と同じく責任が発生する事になります。一方、業務請負・(準)委任契約で来られている方につきましては、個人事業主扱いとなりますので労働安全衛生法上の責任は問われませんが、例えば御社での建物管理等に瑕疵があって被災されたような場合については民事上の損害賠償責任等を問われる可能性が生じますので、全て免責されるとはいえないでしょう。

2)につきましては、勤務面での管理をされないのは当然ですが、そうした労務管理としてではなく単にその場にいるか否かや何時頃までいるか程度は建物の運営管理者として当然に把握しておかれる必要があるはずですし、その辺は現場の管理者が確認出来るはずといえます。また責任発生に関しましては1)と同様に考えておかれるべきでしょう。

つまり、責任の回避といったネガティブな考え方ではなく、その場の管理者として当たり前の安全確保の措置を取られるといったポジティブな捉え方をする事で対応されるべきですし、そうすればおのずと責任を問われる事も無くなる可能性が高まるものといえます。

投稿日:2020/02/13 17:55 ID:QA-0090514

相談者より

ご回答ありがとうございました。
考え方、留意点等、良く理解できました。

「責任の回避といったネガティブな考え方ではなく~おのずと責任を問われる事も無くなる可能性が高まるものといえます。」
は確かにその通りですね。

ご回答いただいた内容踏まえ、ポジティブに対応する方法を検討します。
ありがとうございました。

投稿日:2020/02/13 18:39 ID:QA-0090520大変参考になった

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ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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