職能資格制度の運用
当社は、M級(1~4等級)・S級1~(4等級)・J級1~(4等級)に等級区分しております。等級数値が少ない方が上位等級です。
なおS3級→S2級の時に担当員(係長相当)、S1級→M4級の時に主任担当員(課長相当)、M3級→M2級の時に調査役(部長相当)という役職も同時に与えます。
そこで質問ですが、一般的に「昇格」と「昇進」はどう使い分ければよろしいでしょうか。
当社は、役職の変化のない等級が上がった時(S4→S3、S2→S1)を昇格、役職に変化がある時(S1→M4、M3→M2)を昇進と呼んでおり、どうもしっくりこないのです。ご教示願います。
投稿日:2009/12/15 12:42 ID:QA-0018597
- あーさん
- 愛知県/機械(企業規模 1001~3000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
等級・役職分離に運用改善の余地
ご相談を拝見し、ご連絡差し上げます。
貴社の制度は職能資格制度とのことですが、現実には、職務等級制度との混合的仕組みになっています。※「昇進・昇格」の用語法はその通りです。
具体的には、書かれているように、資格等級運用にそれに伴う「役職に変化がある時(S1→M4、M3→M2)」があるからです。
通常の職能資格制度では、等級運用と役職運用を分離しますので、こうしたことは起こりません。
現実の弊害としては、役職のインフレ、また反対に職能への正当な評価が昇格によって行えない等の事態が想定されます。
なお、他社における職能制度運用の教訓では、原則どおりの仕組み・ルールを作っても、なかなか等級のインフレ(※要するに人件費の過剰)等の弊害を回避しにくいことが分かっています。
ご参考まで。
投稿日:2009/12/15 12:58 ID:QA-0018598
相談者より
投稿日:2009/12/15 12:58 ID:QA-0037270あまり参考にならなかった
プロフェッショナルからの回答
補足
上記回答(「しっくりこない」事情)の前提として、基本的事項の補足です。
> そこで質問ですが、一般的に「昇格」と「昇進」はどう使い分ければよろしいでしょうか。
一般には(※あくまで職能資格制度が前提ですが)、「昇格」とは資格等級の上昇、「昇進」とは役職、即ち組織ライン上のポジションの上昇を意味する用語です。
ただ、制度のコンセプトが異なると、この「使い分け」にあまり意味はなく、また会社によっては反対に使用している例も散見されます。
ご参考まで。
投稿日:2009/12/15 13:28 ID:QA-0018601
相談者より
投稿日:2009/12/15 13:28 ID:QA-0037272あまり参考にならなかった
プロフェッショナルからの回答
質問のポイントは?
何とかお役立ていただければと存じますので、差し支えなければ、お知りになりたいポイントを、具体的にお知らせください。
投稿日:2009/12/15 14:36 ID:QA-0018607
プロフェッショナルからの回答
昇格と昇進の違い
しっくりこないんですか?
私も人事のとき、そんなのどうでもいいじゃんと思っていました。
さて、職能資格制度での定義があります。
等級が上がることを「昇格」と言っています。
役職が上がることを「昇進」と言っています。
これは、定義ですので、しっくりこなくても、飲み込んで下さい。
投稿日:2009/12/18 09:37 ID:QA-0018647
プロフェッショナルからの回答
- この回答者の情報は非公開になりました
一般的な運用と思います
>役職の変化のない等級が上がった時(S4→S3、S2→S1)を昇格
>役職に変化がある時(S1→M4、M3→M2)を昇進
という捉え方は他社でもごく一般的に行われております。
組織のフラット化を思考する企業では逆に基準を一本にしたり、こうした階層化と逆に行く場合もございます。どうされるかは御社の経営方針ですので、ご専門のお立場からぜひ良い方向を提言されてはいかがでしょうか。
投稿日:2009/12/19 12:53 ID:QA-0018666
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
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