坂野慎二さん 「日本版デュアルシステム」はニート対策になり得るか 若者を取り巻く雇用の状況は依然として厳しく、失業率や離職率の高さ、フリーター・ニートの増加などが社会問題となっています。厚生労働省は2004年4月から、そうした問題の対策の一つとして「デュアルシステム」をスタート。今後、このシステムを企業主導にしてい...
潰れない会社を探して転職に失敗しつづけていた人材 潰れそうな会社から転職した人を採用しなかった企業 世の中には引越しが好きという人もいるが、全体から見れば少数派だろう。転々とするよりも、基本的には落ち着きたいという人がやはり多いからではないだろうか。引越しが好きな人よりももっと少ないのが「転職が好き」という人だろう。近年は、一つの会社に一生勤めあげ...
社長面接が遅れて優秀な人材を採り損ねそうになった企業 ジョブローテーションの企業に愛想を尽かした優秀な人材 転職活動というと、普通は1カ月、あるいは2カ月といった月単位で活動するものだろう。書類選考、1次面接、2次面接…と続いていくから、1社を受験して結果が出るまでには、短くても2~3週間はかかる。ところが、この転職活動が、急にあわただしく「時間単位」にな...
入社日の前に社内会議への出席を内定者に要求する企業 ビジネスクラスの航空費支給を面接企業に要求する人材 急な欠員を補うための募集や早急に立ち上げたいプロジェクトがあるときなど、いったん決めた入社日まで待っていられないという企業も往々にしてあるものだ。採用した人がすでに退職済みで無職の場合などは入社日を繰り上げればいいが、在職中の場合は引き継ぎや有給消化...
同じ企業から2度も内定をもらった幸運な人材 同じ人材の募集を2度も繰り返した不運な企業 じっくり考えて、「よし、ここで頑張っていこう!」と決めた会社。しかし、実際に入社してみたら仕事内容や配属部署、給与や勤務条件などが聞いていた話と違っている…などという話も時折あるようだ。そんな時、入社前に他の企業からも内定をもらっていた人の場合、「あ...
応募者の話を聞きながら眠ってしまった面接官 気に入らない応募者を次々に落とす経営トップ 面接は、企業と応募者が直接触れ合う最初の場。企業が応募者を選考するのと同時に、企業側も応募者から見られ、判断される場でもある。したがって面接担当者の役割は重要だ。きちんと選考を行うことは当然だが、企業の代表として応募者に良い印象を与えることもまた必要...
「個人情報」を隠したまま転職活動したい人 「転職回数」を少なくして経歴を書きたい人 転職活動に欠かせない履歴書や職務経歴書。考えてみれば、これほど「個人情報」のかたまりのような書類もないだろう。個人情報保護法などの施行にともなって、企業も人も、また人材紹介会社も、これら個人情報の取り扱いには細心の注意を払うようになっている。しかし、...
高い「年収」をオファーする会社が魅力的に見える、というわけでもない 安い「年収」をオファーする会社が内定者に冷たい、というわけでもない プロスポーツのFA(フリーエージェント)などの影響だろうか。「自分を一番高く評価してくれたところで働きたい」という人が増えている。この場合の「高い評価」とは、すなわち年収を指していることがほとんど。「給料がたくさん欲しい」というと、何となく嫌らしいと...
面接官・リクルータートレーニングサービスの比較と選び方 2019年の新卒採用は目前。選考活動が本格化する前に、形成した母集団の中から自社で活躍してくれる学生をきちんと採用するための面接技法や、面接官の心構えを習得するプログラムをご紹介する。
全日本空輸株式会社:「異質」をプラスに、外の活力で企業変革 顧客が求めるニーズに、常に対応するためには社員も現状を変えていく意識を持たなくではならない──。全日空人事部で人材開発を担当する上野氏は、社員の意識を変えるためには外部からの刺激が必要だと言う。他社での社会人経験を持つ人材をキャリア採用し、異なる企業...
ネットを駆使すれば転職先の正しい情報が得られる、というわけでもない 年収にこだわればキャリアアップの正しい選択ができる、というわけでもない 人生の大きな岐路の一つである転職。応募企業についての情報をできるだけ調べて会社選びをしたいと思うのは、誰しも同じだろう。現在では、その情報集めのためのツールとしてインターネットは欠かせない。面接前には、会社案内のパンフレットではなく各社のウェブサイト...
原ひろみさん 2006年に「高卒採用」は復活するか 労働政策研究・研修機構研究員の原ひろみさんは「将来の人材育成や技能継承を見据えて高卒者を採用する企業と、そうでない企業に二分化してきている」と分析しています。原さんは今年春、高卒採用の現状と将来について研究した結果を報告書にまとめています。これから「...
インターネットを使えば海外から転職できる、というわけでもない 成果主義にすればやる気のある人材が集まる、というわけでもない 海外への社会人留学、あるいは転勤による海外赴任。外国での生活自体は、もはや珍しいことではなくなったが、同時にこれは、海外で暮らしつつ日本へ帰国してからの仕事を探す人の数が飛躍的に増えたことも意味している。以前に比べると、インターネットという便利なツー...
若者に人気の成長分野の企業は人材確保もたやすい、というわけにはいかない 第1志望の転職希望先が第2希望よりも先に内定する、というわけにもいかない ソフトの時代、コンテンツの時代が叫ばれている。日本製のアニメやゲームは世界的にも人気が高く、資源のない日本の中核ビジネスの一つになるかもしれないと言われるほどだ。しかし、自動車産業やエレクトロニクス産業など、これまでの日本のお家芸と言われた歴史ある産...
オーエムシーカード:人材確保のカギはブランド力にあり 人事部次長の西田氏は、41歳という若さでその職位につき、現在47歳。同社に「ブランド力」をつけることで、新しい価値を創造できる人材の獲得を目指している。他社との差別化を図る試みは、今後どう展開していくのか──?
「官」の世界でのキャリアが「民」の世界で生きる、というわけでもない 企業は「名」を捨てて「実」を取ることなどたやすい、というわけでもない 「官」から「民」へ――郵政民営化の論争に象徴されるように、組織や制度を官主導から民主導のものへとつくりかえていく。今、この国の大きなテーマの一つだ。むろん組織や制度が変われば、そこで働く「人」も変化を求められることになるが、しかし公の機関や団体で働い...
採用面接を突破するために希望年収を遠慮して言えばいい? 採用面接といえば人事部が一手に引き受けてやればいい? 以前は、面接といえば「人事部」が行うものと決まっていた。しかし、最近の面接は、考えてみるとほとんどの場合、「採用する部門のマネジャー」が会っているようだ。もともとは外資系企業から始まった「採用する部門に人事権がある」という図式が、日本企業にも確実に浸...