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振替休日未消化分について

お客様への訪問などで休日出勤の頻度の高い部門があります。振替休日の付与はありますが、業務上なかなか振替休日を消化できない状態です。お客様の都合などもあり、休日出勤を控えるようにとは言えないだけに、振替休日をとるようにと部門への進言はしていますが、取得できていない状態です。年間休日を営業部門・管理部門ともに同日数付与していますが、取得日数に非常に格差があり、健康面でも心配になります。何か休日を取得してもらういい方法はないでしょうか?

投稿日:2006/10/11 16:07 ID:QA-0006317

*****さん
大阪府/不動産(企業規模 1001~3000人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答2

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

まずご質問からは少し外れますが、振替休日を事前に決められたとしても現実に取得できなかった場合には、休日出勤の割増賃金(×1.35)の支給が必要となりますのでご注意下さい。

そしてご相談の件ですが、休日の取得が進まない実情につきましては多くの場合以下の理由が考えられます。

① 振替休日の設定自体がいい加減であること
‥各従業員の振替休日を決めているのは恐らく現場の上司と思われますが、よく見られるのが「休日勤務が多いのは当たり前と決め付け、振替休日についてよく考えず適当な日に設定している」ケースです。
これでは、いくら振休制度が整備されていても休日取得は一向に進みません。
この状況を改善するには、人事部等の責任ある部署が中心となって、経費面のみならず健康面で休日の持つ重要性に関する意識向上を図る場を設けると共に、振休付与について実現性の無い設定は会社として許可しないといった措置等を行うことが必要でしょう。

② 休日自体の取得が現状困難になっていること
‥振替休日の付与が必要と分っていても業務上「休日を与えられそうな日が見当たらない」といったケースです。
これは業務運営そのものに問題があるといえ、基本的には職場での業務効率の低さ、明らかな人員配置の不適正または基本的な人員不足といった処に原因があるといえます。
こうした状況の改善につきましては、職場の人事管理体制自体を見直すことが不可欠ですので、経営者も含め会社全体として検討されることが求められます。

以上典型的な例を挙げましたが、いずれにしましても休日が取れない具体的な原因が必ずあるはずですので、人事部または人事の専門家等が実態調査を行ない、根本的な原因を突き止めた上で対処されることをお勧めいたします。

投稿日:2006/10/12 00:57 ID:QA-0006323

相談者より

早々にご回答いただきありがとうございました。当社においてはご回答の①に該当してくるのかと思います。毎休日に出勤し休日を取得しないものもあり、特に健康配慮の面で心配になります。人事からの部門責任者への発信ならびに社員への発信も実施してまいります。また、この件に併せて健康配慮の意味でも営業社員自身で時間管理する方法などよい方法があればお教えいただければと思います。よろしくお願いいたします。

投稿日:2006/10/12 09:01 ID:QA-0032608大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

再度お答えいたします

営業社員等事業場の外で勤務を行う従業員については、いわゆる「みなし労働時間制度」がございますので、導入すれば会社側の労働時間管理の負担が少なくなります。

しかしながら、私見を述べさせて頂きますと、このような従業員につきまして労働時間の自己管理を進めることは逆に長時間労働の温床となる危険性が高く、本人の健康面に関してもプラスになるとはいえない面が多々ございます。

行政においても、一般的に「日々の労働時間は極力使用者が管理を行い自己申告は避ける」といった方針で指導が行われていますので、御社の現状及びご相談の主旨からしますと、リスク回避の為には手間がかかっても労働時間の管理につきましては会社主体で行なうことをお勧めいたします。

投稿日:2006/10/12 11:21 ID:QA-0006332

回答が参考になった 0

回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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