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残業代計算過程に生じる端数処理について

残業代を計算するにあたり、計算途中に生じる端数処理についてご質問させていただきます。
以下のAとBの計算方法ですが、どちらも適法でしょうか?
適法でない場合は、どこが問題なのかご教示願います。

・割増賃金の基礎となる賃金額:220,000円
・月平均所定労働時間:168時間
・1ヶ月の時間外労働の総時間数:24時間15分

<計算A>
①時間単価を算出→220,000円÷168H=1,310円(円未満四捨五入)
②残業単価を算出→1,310円×1.25=1,638円(円未満四捨五入)
③月の残業代算出→1,638円×24.25H=39,722円(円未満四捨五入)

<計算B>
計算Aのように一つ一つ計算するのではなく、一気に計算して最後に端数処理する方法
220,000円÷168H×1.25×24.25H=39,695円(円未満四捨五入)

現在はBで計算しておりますが、Aで計算したときに比べて金額が低くなってしまうため、本当にこれで良いのか疑問に思った次第です。
ご回答の程よろしくお願いいたします。

投稿日:2023/07/20 14:49 ID:QA-0129082

いちにいさん
宮城県/その他業種(企業規模 1~5人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答2

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、法令上の取り扱いでは、
・1時間あたりの賃金額及び割増賃金額に円未満の端数が生じた場合、50銭未満の端数を切り捨て、50銭以上1円未満の端数を1円に切り上げる。
・1か月間における割増賃金の総額に1円未満の端数が生じた場合、Aと同様に処理する。
とされています。

従いまして、<計算A>がこうした対応になりますが、<計算B>のように原則通りの計算をされた後で1か月間の残業代のみ端数処理されても、より実際の残業代に近くなったもので不利益を与えるものではない為差し支えはございません。

投稿日:2023/07/20 22:52 ID:QA-0129105

相談者より

早速のご返答ありがとうございました。

投稿日:2023/07/23 08:52 ID:QA-0129165大変参考になった

回答が参考になった 0

人事会員からの回答

オフィスみらいさん
大阪府/その他業種

割増賃金を計算する際の端数処理の仕方としましては、

①1時間あたりの賃金額及び割増賃金額に1円未満の端数が生じた場合、及び、②1か月間の時間外労働等について割増賃金に1円未満の端数が生じた場合、それぞれ50銭未満の端数を切り捨て、それ以上を1円に切り上げて計算する。という2通りのやり方が実務上認められております。

よって、計算式Bは②の計算方法であり、問題はありません。

投稿日:2023/07/21 10:27 ID:QA-0129116

相談者より

早速のご返答ありがとうございました。

投稿日:2023/07/23 08:52 ID:QA-0129166大変参考になった

回答が参考になった 0

回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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