退職金規定について
退職金規定について
現在、勤続1年以上の者に退職金を支給する規定があります。
この度、規約の変更があり 自分の解釈だと 勤務年数が多い社員に手厚くする分 勤務年数が短い社員は少なくなるような変更かと思います。
規約では、
「退職金基本額から 確定給付企業年金(規約型)により計算された額を控除する」という規約が追加されました。
確かに、仮計算してみると社歴の長い社員は額面が増えるものの、人によっては少なくなるものもおります。この変更は問題ないのでしょうか?
そもそも 退職金と確定給付企業年金 は別物なのではないのでしょうか?
投稿日:2022/06/14 11:27 ID:QA-0116188
- マクサルさん
- 東京都/その他業種(企業規模 501~1000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、勤続年数及び確定給付企業年金の件につきましては、いずれも労働条件の不利益変更に該当するものといえます。
こうした重要な労働条件の変更に関しましては、当然ながら労使間で真摯に協議された上で決められるべきですので、今からでも十分な変更事情の説明をされるべきです。
但し、退職金に関しましては、基本給等とは異なりあくまで将来的な不確定の給付に過ぎませんし、また現実問題としましても退職金と企業年金を共にフル支給されるとなれば相当な運営資金を要しますので、その辺も考慮された上で労使共に柔軟な姿勢で協議に臨まれるのが妥当といえるでしょう。
投稿日:2022/06/15 23:40 ID:QA-0116260
相談者より
そもそも 退職金と確定給付企業年金 は別物なのではないのでしょうか?
投稿日:2022/06/16 15:39 ID:QA-0116287参考になった
プロフェッショナルからの回答
再度お答えいたします
ご返事下さいまして感謝しております。
ご認識の通り、退職金と確定給付企業年金は本来別物です。
しかしながら、企業によりましては後者を前者の一部として組み入れている場合もございますし、退職金をどのような形で制度化され支給されるかにつきましては法的定めはない為、そうした手段を採られる事も可能といえます。
いずれにしましても、労使間で真摯に検討され御社自身で有るべき方向を探られるべき事柄といえるでしょう。
投稿日:2022/06/17 19:20 ID:QA-0116318
相談者より
大変ありがとうございました。
よくわかりました。
投稿日:2022/06/20 08:29 ID:QA-0116351大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
翌日に跨ぐ勤務時間について 基本的な質問になるかと思いますが... [2005/11/10]
-
退職金規定の改定 早速ですが、退職金規定の改定に取... [2011/08/09]
-
OB会規定について OB会を作るにあたり、規定類のひ... [2022/01/29]
-
退職日の確定に関して 就業規則上は3ヶ月前までに退職願... [2018/05/24]
-
退職金の支給要件の変更について 現在、入社後0年であっても退職金... [2011/04/11]
-
退職金の規定について 現在、会社の就業規則に退職金の規... [2005/02/07]
-
規定の作成について 規定の種類が様々ありますが、マイ... [2016/04/26]
-
慶弔規定と慶弔見舞金規定 慶弔規定と慶弔見舞金規定に違いは... [2022/05/19]
-
定年退職時の退職金 定年退職時の退職金支給について... [2008/02/14]
-
半休の場合の割増無の時間 派遣勤務者は、本社と勤務時間が異... [2017/06/26]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
勤務間インターバルの規定例
勤務間インターバル制度を就業規則に規定するための例です。
セクハラ防止規定(モデル規定)
セクハラ防止に関するモデル規定です。禁止する行為と、懲戒処分の程度を含んでいます。
懲戒規定
懲戒処分を設ける際は、就業規則で定める必要があります。自ら乱用しないよう注意深く規定しましょう。
退職金制度の規定
退職金制度の規定例です。就業規則とは独立して設ける形式となります。