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子会社の解散と親会社への業務の取り込み

お世話になります。
当社グループには、一部製造業務を子会社に外注していますが、その子会社を解散しようと考えています。
当該子会社では赤字が継続しています。
その外注業務に携わる社員は、子会社全体の1/2です。
今般、子会社を解散・全員解雇し、そののち、「外注業務に携わる技術を持つ社員数名だけ」を当社(親会社)で雇用しようと考えています。
偽装解散や その他の社員の労働契約承継などの問題は生じないでしょうか?
よろしくお願いします。

投稿日:2014/06/18 19:14 ID:QA-0059292

ujiroさん
大阪府/商社(専門)(企業規模 301~500人)

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プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答2

プロフェッショナルからの回答

川勝 民雄
川勝 民雄
川勝研究所 代表者

子会社清算に伴う社員の扱い

会社の経営悪化による整理解雇ということになりますので、 厚労省にれば、 次の4点をいずれも満たすことが必要です。 ① 整理解雇することに客観的な必要があること、 ② 解雇を回避するために最大限の努力を行ったこと、 ③ 解雇の対象となる人選の基準、運用が合理的に行われていること、 ④ 労使間で十分に協議を行ったこと。 労働契約承継法に基づく解散ではないので、 労働契約承継の問題は生じません。 又、 偽装解散云々であれば、 御社自身が一番よくご存じの立場におられるので、 わざわざ、 このようなご相談をされる筈はない筈でしょう。 ご相談の事案では、 労使協議の場があるのかどうか分りませんが、 親会社で再雇用されることになる者以外の社員に対し、どれだけ、 他のグループ会社への転職斡旋が可能か、 それが無理なら、 法定の解雇予告手当の支給に加え、 どのような経済的配慮ができるか等がポイントになると思います。

投稿日:2014/06/18 22:33 ID:QA-0059296

相談者より

ご回答ありがとうございます。子会社は独立した会社です。業績は悪化しているものの、親会社が外注している業務を取り込むことも解散の目的の一つとしているのでご質問させて頂きました。

投稿日:2014/06/19 09:12 ID:QA-0059301大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、子会社が現実に解散し消滅するという事であれば通常偽装解散という事にはならないはずです。

そして、合併ではなく解散という事ですので、親会社であっても別会社である以上御社におきまして通常労働契約継承の義務は生じないものといえます。

但し、子会社とは名ばかりで実質は親会社が経営や人事管理を行っていたり、或は解散後も以前と同様の形態で子会社業務が行われている場合ですと、親会社が事実上の雇用主としまして労働契約承継が認められる場合もございます。

言い換えれば、子会社の法人格や事業主としての主体性が問われることになるものといえます。
従いまして、仮に上記観点から何か問題があるように思える場合には、詳細事情を確認した上での判断が求められますので、会社法務・人事労務共に詳しい弁護士等にご相談の上慎重な対応を図られる事をお勧めいたします。

投稿日:2014/06/18 22:43 ID:QA-0059297

相談者より

ご回答ありがとうございます。子会社は独立した会社です。業績は悪化しているものの、親会社が外注している業務を取り込むことも解散の目的の一つとしているのでご質問させて頂きました。
少々の懸念もありますので、弁護士にもご相談させて頂きます、ありがとうございました。

投稿日:2014/06/19 09:15 ID:QA-0059302大変参考になった

回答が参考になった 1

回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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