管理監督者の時間外手当
いつも参考にさせております。
今回は、中間管理職の時間外手当に関してです。弊社の中間管理職(主任・マネージャークラス)は社内の職責上では管理職として時間外手当の支給や休日に関して労基法上で言う「管理監督者」としています。昨今、名ばかり管理職として世間の逆風にさらされていますが、私の人事経験からすると残業代抑制のためのものと見ています。実態は、スタッフ職に若干の業務を付加し残業代の支払いがないのをいいことに過重労働(所定時間+月間70~130時間)の温床となりつつあります。
弊社では、過去に元従業員から提訴され未払い残業代を支払った経緯があり、その後同様の問題で現在新たに何件かの提訴をされました。このままでは、会社の「負け」は目に見えてる上、会社の存続も危うい状態です。
そのようなこともあり、本部長・役員クラスに職制の見直し(職務権限・職務分掌)を提言しましたが、臭い物に蓋をする状態です。ある者は「お前の独断でやるなら…」「何かの時は責任を取ってもらう…」と言った発言があり二の足を踏んでいます。この状況を黙って見過ごしていいものか人事の次席担当して悩んでいます。
投稿日:2008/06/04 02:29 ID:QA-0012610
- hakaseさん
- 東京都/商社(総合)(企業規模 51~100人)
この相談に関連するQ&A
本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
回答内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報の利用により生じたいかなる損害についても、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
具体的な事案については、必ずご自身の責任で弁護士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
既に提訴を受けているということですと、こちらでの現実的なアドバイスは難しいかもしれません。
しかしながら、過去に未払い賃金支給の経験がおありでしたら、当面の問題解決策としまして今回もそのような形で対応し、訴訟を取り下げてもらうというのが最も妥当な対応といえるでしょう。
ちなみにこのような問題につきまして、最終的に「責任」があるのは経営者ですので、文面のような役員クラスの方の発言は全く不適当ですが、人事部が一体となって会社リスクの現状認識を訴えて改善の取り組んでいくべきでしょう。
投稿日:2008/06/04 10:06 ID:QA-0012614
相談者より
アドバイスいただきありがとうございます。現状の改善に向けて取り組んでまいります。
投稿日:2008/06/08 11:09 ID:QA-0035051大変参考になった
本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
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