心の健康不全者の評価

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

評価制度の件ですが、自己評価に関しましてはうつ病等メンタルヘルス上の問題の有無に関わらず、過大評価する方・過小評価する方等様々といえますので、その事だけを本人の精神状況と絡めて問題視することは適切ではないでしょう。

ただ、文面からでは実際どのような評価項目でどのような自己評価をされたのか分かりませんが、私の推測では評価の中身がうつ病が故と思われる健常時には見られない極端なレベルのものだったのでは？とも感じています。

仮にそうした状態であるとすれば通常の就労自体が未だ時期尚早といった可能性もあるでしょう。

いずれにしましても、本人が自分なりに真剣に考えて出した自己評価であれば一旦受け入れた上で、問題点があれば面談等において丁寧かつ具体的に説明されることが必要です。

また同時に、勤務が負担となっていないか確認し、状況次第では本人の希望も考慮した上で勤務を軽減する等の改善措置も視野に入れられるべきといえます。

投稿日：2008/04/17 14:15　ID：QA-0012145

相談者より

早速のご回答ありがとうございます。

自己評価が被評価者自身が行なうものである以上、被評価者の状態をその考慮に入れるべきではないと言うご指摘に納得致しました。

問題点として考えられますのは、被評価者が現環境で発揮できる能力とその格付けに要求される業務レベルに相違があるらしい点と、評価者が被評価者の自己評価を一旦受け入れているかという点の様に思います。

ありがとうございました。

投稿日：2008/04/18 10:33　ID：QA-0034867大変参考になった

EAPの基本

服部先生のご説明通りと思います。
精神疾患関係の問題では、「特別扱い」が発生するのを避けるのがEAPの原則だと考えております。つまり身体の怪我、病気と同じで、それが就業に差し支えるなら復職も出来ない、差し支えないなら復職という原則です。
評価における著しい差異につきましても、その原因を探る役目は御社には無く、単に管理者の視点と当人の視点の違いをつめるだけ。要するに通常の評価の照らし合わせで良いと考えております。その面談が正常に進められないようであれば、それは当人が職務遂行が出来ない状態だというご判断になるのではないでしょうか。

投稿日：2008/04/18 09:42　ID：QA-0012156