無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

「対立」はイノベーションの源泉
組織を前進させるコンフリクト・マネジメントとは

武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授

宍戸 拓人さん

きちんとした組織ほど、予算・人材・ルールに関する議論が増えていく

タスク・コンフリクトを避け、妥協や回避に走ってしまいがちな組織には、どのような特徴があるのでしょうか。

組織がしっかりと整備されていればいるほど、妥協や回避が起きやすいと言えます。例えば業務の締め切りが一つひとつ明確になっているとか、会議は週に何回までと決まっているとか。ある意味では、きちんとした会社のほうがタスク・コンフリクトを避けてしまいがちなのです。

ベンチャーであれば「みんなで話し合って納得するまでやろう」となるシーンでも、きちんとした大企業では「とりあえずこの件は今週まで」といった状況に陥りやすいと思います。

この状況は、タスクとリレイションシップに続く第3のコンフリクトで、「プロセス・コンフリクト」と呼ばれます。仕事そのものよりも、ルールや権限など、仕事の準備に関わるものについての対立が起こることを指します。

プロセス・コンフリクトで前に進まない

せっかく新商品のアイデアを出しても、「失敗したら誰が責任を取るのか」「予算はどうするのか」「契約上の問題はクリアできるのか」といった話題ばかりを議論していては、いつまで経っても顧客が喜ぶ結論にたどりつけません。

大企業はもちろん、ベンチャーでもある程度の規模になってくると、予算や人材、ルールに関する議論が増えてプロセス・コンフリクトに支配されるようになっていきます。

外向きのタスク・コンフリクトと比べて、リレイションシップ・コンフリクトやプロセス・コンフリクトは内向きの現象とも言えますが、後者二つは組織内から排除すべきなのでしょうか。あるいは組織にとって有用な面もあるのでしょうか。

プロセス・コンフリクトについては、会社やプロジェクトの初期段階で起こしたほうがいいという研究例があります。最初から権限や責任をろくに決めずにプロジェクトが走り出すと、後々になって「誰が対応するんだ」と混乱してしまうこともあるからです。

プロセス・コンフリクトがあるからイノベーターが生まれる、という面もあるかもしれません。ルールに固執して新たな動きが止まるのは問題ですが、ルールそのものを見直すためのコンフリクトは大切だと考えられます。

見直してみれば、「このままでは進捗が遅すぎる」「これは外部に任せたほうがいい」という議論が起き、タスク・コンフリクトにつながります。これがイノベーションの源泉となっていきます。

リレイションシップ・コンフリクトについては良くない側面ばかり見えがちですが、最近では「これがまったくない組織は、はたして良い組織と言えるのか?」という議論もあります。リレイションシップ・コンフリクトのない組織は、ただ単に仲が良くて互いに甘い評価を下しかねない、という問題を抱えているからです。「自分たちはよくやっているよね」という組織の自己評価と、顧客など外部からの評価との間にずれが生まれていくのです。

リレイションシップ・コンフリクトはできるだけないほうがいいという前提ですが、主観的な評価と客観的な評価のずれには注意する必要があります。

このように三つのコンフリクトは相関しているものであり、それぞれが組織内に存在するのは当然だという前提で、自分たちが今どんなコンフリクトに向き合っているのかを自覚することが重要だと言えるでしょう。

キーパーソンが語る“人と組織”

キーパーソンが語る“人と組織”

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

さまざまなジャンルのオピニオンリーダーが続々登場。それぞれの観点から、人事・人材開発に関する最新の知見をお話しいただきます。

この記事ジャンル 組織開発手法

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

  • 参考になった3
  • 共感できる1
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0
オススメ4
最新順 人気順 古い順

イワシャコさんが参考になったでオススメしました

東京都 情報サービス・インターネット関連 2020/05/16

 

*****さんが参考になったでオススメしました

岐阜県 石油・ゴム・ガラス・セメント・セラミック 2020/05/20

 

さんが共感できるでオススメしました

宮崎県 食品 2020/05/28

 

*****さんが参考になったでオススメしました

東京都 情報処理・ソフトウェア 2020/06/30

 

4件中1~4件を表示
  • 1

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

人事の学習帳 関連講座

キーパーソンが語る“人と組織”のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
アサーションを実践するために
DESC法
過剰適応
産業カウンセラー
アクティブリスニング
アサーション