準委任契約について
準委任契約について、一人だけの準委任契約は偽装請負のリスクがあると聞いたのですが、次の契約であればそのリスクはないと聞きました。本当でしょうか。
当社(正社員A)とB社が準委任契約を1名のみで契約し、B社はB社の正社員と当社の正社員Aを含む2人とで、C社と準委任契約をした場合、当社、A社、B社に偽装請負のリスクは発生しないと聞いたのですが、どうなのでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
投稿日:2019/04/22 17:52 ID:QA-0084054
- きーさんさん
- 大阪府/情報処理・ソフトウェア(企業規模 11~30人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
偽装請負リスク発生の余地は考えられない
▼ご質問は、準委任契約という法的表現を使われていますが、実務的には、業務委託契約と読替える方が理解しやすいでしょう。
▼又、A社、B社、C社という企業組織と、それぞれの特定社員が登場し、状況をややこしくしています。実務は個人が遂行しますが、契約は、飽くまで、企業間で締結され、その履行責任の主体は、それぞれの企業であり、個人ではありません。
▼従い、準委任契約リスクや、偽装請負リスク云々の問題が発生する余地はないと思います。何か、具体的な事例が例示されれば、コメントも可能かと思いますが・・・・。
投稿日:2019/04/22 20:40 ID:QA-0084055
相談者より
ご回答ありがとうございます。
表現を変えてみました。それと1点間違いがありましたので修正しました。
業務委託契約について、1人だけでの契約は偽装請負のリスクがあると聞いたのですが、次の契約であればそのリスクはないと聞きました。本当でしょうか。
当社(正社員A)とB社が業務委託契約を1名のみで契約し、B社はB社の正社員と当社の正社員Aを含む2名で、C社と業務委託契約をした場合、当社、B社、C社に偽装請負のリスクは発生しないと聞いたのですが、どうなのでしょうか。
投稿日:2019/04/23 10:34 ID:QA-0084061大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
偽装請負リスク発生の余地は考えられない R2
▼請負契約の当事者は、労働法的にも、実態的にも、独立した事業主で、発注側と何らの雇用関係はありません。依って、職業安定法、労働基準法、労働者派遣法等の適用はありません。脱法できれば、おいしいヤリ方ですが、それ以上に大きな対価を払うリスクは消せません。
▼偽装請負は、実態的に、雇用関係の存在する派遣に関わる法規制を潜り抜ける脱法行為です。関係者間でどのように知恵を絞っても、一寸調査すれば、違法性は、すぐ、匂ってきます。発生リスクを無くすることはできません。名実一致した労働力調達が一番安くつくものです。
投稿日:2019/04/23 12:00 ID:QA-0084064
相談者より
ご回答ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
投稿日:2019/04/24 08:20 ID:QA-0084082大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、契約の人数ではなく契約の具体的内容が問題となります。
つまり、契約に含まれる人数が何名であれ、準委任契約である以上、契約先の会社から指揮命令を受ける事は一切出来ません。そのような疑いがあれば、当然ながら偽装請負(違法派遣)のリスクが発生する事になりますので、あくまで契約の形式ではなく実態をきちんと吟味されることが不可欠です。
投稿日:2019/04/23 23:27 ID:QA-0084081
相談者より
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
投稿日:2019/04/24 13:03 ID:QA-0084095大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
指揮命令
役所による公式見解以外の、脱法的手法は何ら結果保証をされたものではなく、コンプライアンス上も企業が取るべき手ではないものです。
>一人だけの準委任契約は偽装請負のリスクがある
のではなく、指揮命令を準委任であれ請負であれ行うような形態を厳しく調べますので、人数は関係ないでしょう。実態として指揮命令を受ける偽装派遣状態であれば取り締まられることになります。
投稿日:2019/04/24 10:00 ID:QA-0084093
相談者より
ご意見ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
投稿日:2019/04/25 12:48 ID:QA-0084113大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
正社員の解雇について 営業系正社員を解雇できる要件を教... [2005/06/22]
-
社外取締役契約について 従来、社外取締役とは契約を締結し... [2007/05/15]
-
労働契約時間について 現在3ヶ月契約のパート社員につい... [2006/09/04]
-
派遣契約中の社員が自社の準委任契約の管理責任者になれますか 外注者として派遣契約で1名、準委... [2021/07/15]
-
正社員の労働契約について 有期労働契約時は労働契約書を作成... [2004/12/16]
-
雇用契約 雇用契約にあたり、①契約書を結ぶ... [2009/06/02]
-
短時間正社員の精勤手当について 短時間正社員制度を導入します。短... [2022/05/25]
-
定年後再雇用の対象者(契約社員)について 基本的な質問で恐縮です。定年後再... [2007/09/10]
-
契約社員又は契約アルバイトから正社員雇用への移行 いつもご利用させていただいており... [2012/06/05]
-
契約期間満了前に正社員登用ができるか 調べてもなかなか似たような事例が... [2016/09/05]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
雇用契約書(正社員用)
雇用契約書(正社員用)の記入例つきテンプレートです。
労働者派遣基本契約書
労働者派遣契約を締結するときに、個別契約とは別に定める基本契約の例です。
委任契約書
一般的な委任契約書のテンプレートです。契約内容に合わせて内容を変更し、ご利用ください。
書類送付状(契約書を1部返送)
契約書を送る際に添える書類のテンプレートです。