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従業員同士の給与格差によるリスクについて

いつも相談させて頂き、大変助かっております。

さて、今回は吸収合併した会社から転籍し、当社の正社員となった従業員と、もともと在籍していた従業員との給与格差におけるリスクについて、教えて頂ければと思います。

吸収合併した会社からの賃金体系と、弊社の賃金体系では大きく隔たりがあり、基本給は低いものの、多種の手当てを多く支給しており、弊社の賃金より大きく上回っています。

過日、このような場合、本人の同意が得られれば弊社賃金体系に変更することも可能と回答を頂きましたが、原則は従前の賃金を保証するとの回答も頂いております。

今のところ、現行の賃金を維持するか、若干、減額するかのどちらかを検討していますが、どちらにしてももともと在籍していた従業員より高い賃金となります。

この場合、同じ職場で同じ年齢の従業員が、なぜ、賃金が違うのか?という疑問を持った場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

同一労働同一賃金の考え方もありますが、現状、従業員から法的手段に出られた場合、会社側がどのような状況となるのでしょうか?

既得権の説明をし理解を得られればいいのですが、いろんな考えを持っていると考えられ、このような場合考えられるリスクについてお教え頂ければと思います。

非常に抽象的な質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。

投稿日:2016/09/15 09:27 ID:QA-0067486

k-12jinjiさん
石川県/機械(企業規模 501~1000人)

この相談に関連するQ&A

プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答4

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、吸収合併の場合には、原則として従前の労働契約が継承されることが労働契約承継法によって認められています。それ故、元の会社の賃金支給内容もそのまま有効となります。

これに対し、同一労働同一賃金は一般的な考え方としては道理にかなっていますが、法令で保障されている内容には未だ至っておりません。加えまして、吸収合併された会社の従業員と既存の従業員とではこれまで勤務してきた経緯や業務内容も全く異なりますので、仕事内容や評価等による差異も含まれる賃金額を同一にする必要性まではないものと考えられます。

従いまして、法的手段を取られても賃上げが認められる可能性は極めて低いというのが私共の見解になります。

投稿日:2016/09/15 10:51 ID:QA-0067489

相談者より

早々の回答、ありがとうございました。

頂いた内容をもとに、検討を進めさせて頂きます。

投稿日:2016/09/15 11:35 ID:QA-0067490大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

川勝 民雄
川勝 民雄
川勝研究所 代表者

リスクは合併後も格差の存在を放置する経営姿勢

▼ 合併に依る包括承継は、法定事項なので、合併当初の労働条件格差の存在には、誰も異議を唱えることはできません。
▼ ポイントは、合併を機に、「同一労働同一賃金」の概念に向けて、両社制度格差を、どのように一元化するかという、経営上の課題です。
▼ リスクは合併による格差ではなく、合併後も、合理的理由を欠いたまま、格差の存在を放置する経営姿勢にあります。
▼ 具体的には、処遇制度の一元化、統一化に向けて、労使間の検討体制を整え、問題点の整理、コスト点検、スケジュール等を着実に決定していくことに尽きると思います。

投稿日:2016/09/15 11:56 ID:QA-0067491

相談者より

回答ありがとうございます。

制度等の整備スケジュールを描き、検討を進めていきます。

投稿日:2016/09/16 01:35 ID:QA-0067508大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

小高 東
小高 東
東 社会保険労務士事務所 代表(特定社会保険労務士) 

ご質問の件

労働契約の承継というのは、例えば、子会社に追いやって労働条件を著しく引き下げたり、吸収合併という名のもとの解雇を防止する目的があります。

一方、受け入れ先の社員が、年齢だけでは何ともいえませんが、職務内容や、責任なども変わりがないのに、賃金に違いがあれば、モチベ―ションが下がったり、不満や不信感が発生するリスクがあります。

総合的かつ具体的に、賃金規程や給与水準などを考慮した上で、双方にとって合理的な着地点を検討すべきでしょう。

投稿日:2016/09/15 12:34 ID:QA-0067492

相談者より

回答ありがとうございます。

規定や給与水準について、よく検討したいと思います。

投稿日:2016/09/16 01:36 ID:QA-0067509大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

増沢 隆太
増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ 人事・経営コンサルタント

リスク

本件はリスクではなくモチベーションの課題です。賃金格差は外資系企業のように中途採用主体で人員構成される組織では昔から存在しました。

合併時に旧待遇を継続するのは普通なので、それに対する不満は出す方に問題があります。そもそも社員間での給与額など極秘事項であって、仮に不用意な社員本人が漏らしたところで、会社側はそれを認める必要もありません。手当や税金等も個人差があり、結果として本当の給与は本人が明細を見せて回ったとしても、それだけで格差が晃になることはありません。そもそもそのような不道徳な行動をする社員にかなり問題があります。

その上で、同一労働同一賃金の問題は、政治的にも解決が進まない理由の一つに、完全に同一な労働であることがないからです。大昔の工場生産現場のように、限りなく同じ作業での職務であればわかりやすいのですが、個人の裁量や経験による効率、生産性といったさまざまな不確定要素があまりに多く、同じ年齢で同じ営業職だからといって同じ級よというのは乱暴すぎます。比較的管理部門は年功制賃金制度があてはめやすいとはいえ、それでもコスト削減などさまざまな指標で、部署間で生産性を競うような流れが一般的です。
つまりは賃金格差は人事政策として判断していくべき大きなテーマであり、一従業員の意見で影響されるべきものではありません。そうした声には毅然と接する必要があります。何より給与というトップシークレットの個人情報の扱いとして接すると良いと思います。

投稿日:2016/09/15 22:45 ID:QA-0067506

相談者より

回答ありがとうございます。

確かにモラルの問題、モチベーションの問題ですね。

その観点から、改めて検討を進めていきます。

投稿日:2016/09/16 09:49 ID:QA-0067511大変参考になった

回答が参考になった 0

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