出向者の出向料について

出向者の出向料について

■通常、出向に関わる費用は、労務提供の対価として、たとえ、親会社であろうと出向先が負担します。特に、労働保険（労災保険、雇用保険）、社会保険（健康保険・厚生年金保険）など、法律上の責任部分は出向先の使用者が負担するのが原則で、出向契約にも明記する必要があります。（さもないと偽装出向＝違法派遣と見做される可能性があります）
■ご質問は、出向先としての親会社から出向元である子会社へ支払われる、上記の出向料から、親会社が負担することになる事務管理コストをマイナス出向料として差引き請求、或いは別途請求できるか、というように解釈してよいのでしょうか？（「上乗せ請求」という表現が気になります。）
■もし解釈が正しければ、出向料決定の要素とすることに何ら法的問題はありません。然し、現実に、出向社員一名分の管理コストを既に社内負担金などの名目で受益部署に割り振る仕組みができ上がっており、それを適用するのであれば問題はないと思いますが、今回の受入を機にゼロから算定するのであれば、合理性・妥当性に基づいた納得度の高い金額設定が必要になります。

投稿日：2006/06/08 12:43　ID：QA-0004994

相談者より

投稿日：2006/06/08 12:43　ID：QA-0032082大変参考になった