無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

目指すのは三つの“C”――Change、Challenge、Create
人財を通じて改革を推進する「レナウン元気塾」の挑戦

川口 輝裕さん(管理本部 人事部 人材開発課 課長)
篠崎 巳奈さん(管理本部 人事部 人材開発課)

ポジティブアクション推進の陰に、強力なサポーター!?

 御社は昨年、ポジティブアクション(女性労働者の能力発揮を促進するための積極的な取り組み)の活動を評価されて、東京労働局長優良賞を受賞されました。これは「yeyeプロジェクト」の成果ですね。

篠崎:はい。当社の場合、店頭スタッフを含めると全従業員の7割が女性です。にもかかわらず女性管理職が少なかったり、レディスブランドを扱いながら、その企画担当は男性だけだったり。女性が声を上げにくい、言っても意見が通りにくい、そんな土壌が少なからずあったのです。そこで人材開発の観点から「もっと女性の声を聞くべき」との経営判断もあり、元気塾の一環として、職場環境についてのさまざまな問題を女性の視点から提起する「yeyeプロジェクト」(以下、yeye)を立ち上げました。公募で人選されたメンバーが、忌憚のないディスカッションを通じて改善策を探り、会社側に提言していきます。

 提言が採用され、職場環境の改善に活かされた具体例はありますか。

篠崎:出産・育児・介護と仕事の両立をサポートするための「ほほえみガイドライン」をまとめました。結婚してもバリバリ働き続ける女性は以前に比べると増えましたが、出産・育児となると当社もまだまだ厳しいのが実情。両立の壁を乗り越えられずに、キャリアを諦めてしまう人もいます。

もちろん最近、産休や育休など制度はかなり整ってきました。でも実際は、制度があっても使われていないのではないか。使おうと思っても、使い方がわかりにくいのではないか。yeyeのディスカッションでそういう声が上がってきたのです。それならガイドラインを作ろうと。出産前から出産、育児、職場復帰という流れに沿って、利用できる支援制度の概要や必要な手続きのしかた、職場や私生活で気をつけるべきポイントなどをできるだけわかりやすい形にまとめたのが「ほほえみガイドライン」です。これを読むことで先が見えてきて、少しは不安も和らぐと思います。当の女性も、その時にならないと考えないのが普通ですから、前もって準備するなんて、とてもとても。でも「それではだめです」と言われました、蓮舫さんに……。

 あの蓮舫大臣、ですか?

篠崎:当社のアドバイザリーボードメンバーとしてご協力いただいていたんです。09年の民主党政権交代直後にyeyeのディスカッションにもお迎えしました。ちょうどあの事業仕分けが始まった頃です。当社近くのビルが仕分け会場だったので、そこから来てくださいました。「出産するなら5年前から計画しなければ」「引越しより幼稚園を決めるのが先」などの意見をいただいて…。でもその時、蓮舫さんが「会社のガイドラインとしてまとめては」と助言してくださったからこそ、yeyeメンバーの思いがこうして形になったのです。

管理本部 人事部 人材開発課 課長 川口 輝裕さん

川口:私は最近、こうした施策は決して女性のためだけの取り組みではないんだなと、認識を新たにしているところなんです。女性に限らず、社内の誰かが働きにくさを抱えていたとしたら、そこを変えるには個人を特別扱いするのではなくて、職場全体の働き方や意識から変えていかなければならない。制度やルールも必要ですが、それ以上に必要なのは制度の主旨を理解し、お互いを認め合い支えあおうとする“風土”。そういう風土を育てることが、何より働きやすい職場づくりにつながるんだと思いますね。

会社は自分を“探す”場所ではなく“創る”場所

 ところで先ほど「3年3割」の話題が出ましたが、お二人は企業人の先輩として、昨今のそういう風潮をどのように御覧になっていますか。

篠崎:私は人事部に来て、初めてその実態を知りました。すごくもったいないと思うのと、他社でも同じことが起きていないか、業界全体としてそうなっているのではないかと、とても気になります。

川口:私自身は、「自分のしたいことは何か」ということは深く考えずに就職した世代ですから、逆に会社ではわりと自由に、やりたいことをやらせてもらってきた気がします。チャンスは誰にでも来る。むしろ来たチャンスを、チャンスと思えるかが大事ですね。

 チャンスを待てない若者も多いようです。やりたいことができると思って入社したのに、なかなかやらせてもらえないと。

川口:なかなかといっても1、2年の話ですからね。新人や若手にはよく言うんです。現時点の目標を持つのはいいことだけど、それだけに固執してはいけないと。与えられた環境や仕事をまずは受け入れて、興味を感じたら、そこをどんどん深掘りしてほしい。知恵を絞って与えられた業務をやり遂げれば必ず得るものがあるはずですし、キャリアというのは結局、その積み重ねだと思うんです。いまの若い人は学生の頃からキャリア教育を受けて、自分探しに熱心でしょう。大切なことですが、会社に入ってまで自分探しをするのはやめたほうがいい。会社は自分を“探す”場所ではなく、“創る”場所なんですから。むしろ自分を創るために会社を、組織を、そしてわれわれをもっと利用してほしいと思いますね。

篠崎:迷いがちな新入社員に対する支援として、元気塾では「メンター制度」も実施しています。メンターとなって1年間新人をサポートするのは配属部署の先輩か、同じ業務に携わっている先輩。仕事のスキルや職場の人間関係、社会人としての基礎ルールを教えるとともに、新人のよき理解者としてフォローするのが役割です。

 マンツーマンで気にかけてくれる先輩がいるのは、新人にとって心強いですね。

川口:社会人になるまでは、限られた狭い人間関係のなかだけで生活してきた人がほとんどでしょう。いきなり独りで動いて、社内外のあらゆる関係者とうまくコミュニケーションをとれといっても、それはちょっと難しいですからね。篠崎さん、このメンター制度は新人を育てるだけではなく、メンター自身の成長にも効果があったんでしょう?

管理本部 人事部 人材開発課 篠崎 巳奈さん

篠崎:そうなんです。教える側も、教えながら自然と学んでいるんです。メンターになると、メンター研修を受ける必要があります。この研修での学びや実際にメンター役として1年間新人をフォローした経験が、本人にいろいろな気づきをもたらしてくれるんですね。たとえば研修でコーチングの技術を習うと、面白いことに、たいていのメンター達がこう言うんです。「人の話を真剣に“聴く”ってこういうことだったのか」と。そして「自分はいままで人の話を全然聴いていなかったし、自分もこういう風に話を聴いてもらったり、気にかけられたりしたことはなかった」と。私自身はライセンスブランドの交渉で、自分の言いたい事や考えをはっきり伝えることが当たり前でしたので言いたいことを言うほうですが(笑)、でも元気塾の研修や面談で社員と接していると、もっと自信を持って意見を言っていいのに言えない人や、言おうとしない人が少なくない。やはりその人の言葉に、きちんと耳を傾けようとする職場環境を創っていかなければいけないなと痛感しますね。

となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル 能力開発関連制度

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

  • 参考になった0
  • 共感できる0
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0
  • その他1
オススメ1
最新順 人気順 古い順

*****さんがその他でオススメしました

2012/04/02

頑張っておられるなと感じました。

1件中1~1件を表示
  • 1

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
オートクライン効果
職務特性モデル
プライミング効果
NVC(非暴力的コミュニケーション)
マクレランドの欲求理論
マタイ効果
ソーシャルスキル(社会技能)
心理的柔軟性
内発的動機づけ
ネガティブ・ケイパビリティ