給与のシュミレ-ションについて
いつもありがとうございます。
現在賃金制度の変更を進めております。
打ち合わせの中で、新賃金制度で10年後20年後の給与はいくらぐらいになるか
シュミレ-ションをしてほしいと要望がありました。
現在の従業員をそのまま20年後でシュミレ-ションをすると定年になるものも
おります。また毎年何人をどの年齢で採用は決まっておりません。
何か算定方法はあるのでしょうか、ご教示いただきたくよろしくお願いします。
投稿日:2011/07/28 16:13 ID:QA-0045077
- ****さん
- 大阪府/機械(企業規模 51~100人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
賃金制度は各社毎に異なりますので、決まったシミュレーション方法というものは当然ながら存在しません。また新しい賃金制度が確定しない限り計算すること自体出来ないものといえます。
但し、文面の場合ですと、社員個人からの問い合わせですので、具体的に制度が決まれば個人の標準的な給与シミュレーションを行う事は決して難しいことではないです。
例えば人事評価に基いて賃金を決める制度の場合ですと、評価内容や昇進具合によって様々に変わりますので、全ての場合を計算することは容易に出来ませんが、例えば御社で平均とされる評価を続けると仮定すれば、評価と給与決定の相関やスタート時の給与額及び昇給額さえ制度上明らかになっていれば特別なスキルがなくとも普通に積み上げ加算していくことにより退職時までの賃金計算は可能です。勿論、誤解を避ける為社員に説明の際は、モデルケースである為評価結果により上下の変動は生じる旨伝えておく必要がございます。
投稿日:2011/07/28 21:15 ID:QA-0045084
相談者より
ご回答ありがとうございます。
ある程度モデルケ-スの環境を設定して検討してみたいと思います。
ありがとうございました。
投稿日:2011/08/01 17:37 ID:QA-0045147大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
給与のシュミレーション
10年後20年後のシュミレーションはできる制度とできない制度があります。
例えば、
年功序列の年齢給や勤続給のように毎年、決まった割合で昇給していく制度であればシュミレーションは可能でしょうが、個人の成績や会社の業績により賃金改定をしていく制度であれば、降給することもあり、シュミレーションは不可能となります。
算定方法は、まさに新賃金制度の内容によります。
以上
投稿日:2011/07/28 22:29 ID:QA-0045088
相談者より
ご回答ありがとうございます。
毎年昇給するという前提で検討してみたいと思います。
ありがとうございました。
投稿日:2011/08/01 17:38 ID:QA-0045148大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
ほとんど意味のないモデル
シミュレーション自体は可能でしょうが、「要望された」のは経営者ですか?そうであるとすれば、一般的な給与上昇カーブの具合を知りたいとか、なにか目的があるはずです。あいまいな命令ではなく、その意図するところを取られた方がズレが無いと思います。万一従業員からであれば答える必要性ははどこにあるのでしょうか?その能力や経営環境によっても大きく異なるのが普通な結果を知りたいという程度の発想であれば、あの時会社から提示された等とあとでばかばかしい訴えになる道具を与えることになりかねません。そんなものは無いので出せない、でよろしいのではないでしょうか。
投稿日:2011/07/28 23:22 ID:QA-0045091
相談者より
ご回答ありがとうございます。
目的を明確にして検討していきたいと思います。
ありがとうございました。
投稿日:2011/08/01 17:41 ID:QA-0045149大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- この回答者の情報は非公開になりました
制度設計において、大切なことです。
10年、20年という期間の給与、人件費をシュミレーションすることは、決してその通りにならないという意味では 意味がないように見えます。
しかしながら、従業員にとって、改定された制度が どのようなもので、会社はどう考えてそのように変えたのかは大きな関心事です。例えば、
・勤続や評価、昇進・昇格などで、この先 どのような給与カーブが想定されるのか。
・それらによって、どの程度 年収の差が生じてくるのか。
・生涯年収はどのくらいなのか。
については、処遇ポリシーに関連するものであり、しっかり表現したいものです。
また、これも その通りにはならないとしても、給与制度の改定によって、人件費総額が どう変化してくる可能性があるか、は最大コストのコントロールという経営的観点からは無視できません。長期の事業計画を立てるなら、必須とも言えます。
採用、退職、評価結果、昇進・昇格ペース、残業時間の推移、賞与原資(標準的支給水準)など、変動要素は多く、見えないことも多いと思いますが、これらを仮定した上で シュミレーションしておくことは、処遇ポリシーの明示と人件費戦略において、大切なことです。
もちろん、その通りになるはずはありませんが、そんなに手間のかかることではありませんので、是非 やっていただければと思います。
投稿日:2011/07/29 12:38 ID:QA-0045108
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