管理職の勤怠不正提出の疑いに関するご相談

ご質問の件

管理職ということですが、
単なる管理職なのか、ある程度の出退勤自由が認められている
管理監督者なのかによっても異なりますが、
管理監督者だからといって、業務に支障をきたす遅刻は認められません。

まずは、本人に弁明の機会を与えたうえで、判断してください。

そして、注意、指導をしたうえで、１の処分とし、
次回遅刻を繰り返した場合には、懲戒処分というステップを踏んだ方が
よろしいでしょう。

投稿日：2025/01/09 19:29　ID：QA-0147190

相談者より

早速のご回答ありがとうございます。
当該者は「部長補佐」の任に就いており、
社内規定上は「管理職」となっております。

同職場の他の部長補佐は皆、遅刻時は定時前に連絡し、やむを得ない事由を除き、実際の出社時間を記録し提出しています。

当該者にまずは事実確認と弁明の機会を設けようと思います。

投稿日：2025/01/10 11:01　ID：QA-0147203大変参考になった

対応

「管理職」かどうかは貴社社内呼称ではなく、実態で判断されます。管理職でも出退勤管理や勤務時間拘束を受けたり、相応の待遇条件のない名ばかり管理職の場合は、労働者となります。
上記のような出退勤を厳格に管理される立場は後者の可能性がありますが、給与が経営層並みかどうかなど、他の要件とも照らし合わせて判断でしょう。

実態労働者であれば、勤怠管理下にあるので、貴社懲戒規定に沿っての強い指導や懲戒とステップを踏んで対応します。管理は直属上長の責務であり、改善できない場合の責任もその人物が負うことになります。

投稿日：2025/01/10 10:43　ID：QA-0147201

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、先ずは異なる記入をされた経緯等を当人にきちんと確認される事が必要です。当事案に関わらず、行為には善悪は別としまして何らかの理由が有るはずですので、それを踏まえての判断をされる必要がございます。

その上で、特に配慮すべき事情が無いという事でしたら、悪質性が高いと判断出来るようでしたら、懲戒処分の対象とされる事も可能といえるでしょう。

ちなみに、当該管理職が労働基準法上の管理監督者であれば、そもそも厳格な勤怠管理の対象とはなりませんので、いずれの措置も不可となります。

投稿日：2025/01/10 23:04　ID：QA-0147225

①②いずれも妥当性はあり、どちらを選択するかは御社の判断です。

ですが、常習的な遅刻、定時出社の勤怠提出を繰り返す管理職に対して、今まで何の指導もしてこなかったのでしょうか。

厳密に言えば、遅刻はしたが定時出社の勤怠で済ましてしまえば、その分の賃金は　“不当利得”　として返還請求も可能ということになります。

正当な理由のない遅刻は会社として絶対容認できないと毅然と伝え、管理職がこれでは他の社員に示しがつかないと強く自覚を促し、それでも改善が見込めない場合は、降格処分も検討せざるを得ないと、強く宣言することです。

投稿日：2025/01/11 07:24　ID：QA-0147230