昇給について
下記の件について教えて頂ければ幸です。
①昇給率の算定
基本的なことで申し訳ないです。例えば:10万の人が1万昇給で11万になった場合は10%の昇給(10万に対して)か9.1%の昇給(1万は11万に対しての昇給率か)どちらで言うのでしょうか?
②昇給率は基準内に対しての昇給率でいいのでしょうか?それとも固定給に対しての昇給率でしょうか?
基準内:基本給・役職手当・資格手当・営業所長手当
基準外:家族手当・単身赴任手当・通勤手当・時間外手当
(家族手当・単身赴任手当は固定給です。)
③2008年度昇給の全国平均の金額はどれくらいで、昇給率はいくらくらいでしょうか?概算・見込みでも良いですので、情報があれば教えて下さい。
投稿日:2008/05/20 17:53 ID:QA-0012416
- ※さん
- 大阪府/人事BPOサービス(企業規模 101~300人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
定昇は制度そのものが減少している
ご相談を拝見し、ご連絡差し上げます。
①率の算定
これは、もちろん前者の算式です。
②率の算定基礎給
「基準内」という概念は、大手単産等に属する企業の就業規則に多く登場する概念ですが、明確な定義が固まっているわけではありません。
特に、家族手当や住宅手当等の取り扱いは、まちまちと思われます。
そこで、昇給率の算定基礎をどう考えるかですが、一般にモデル賃金の算定対象としている給与と考えればよいかと思われます。
モデルは、昇格や役職登用、扶養家族数の想定年齢等の変数に基づいて設定しますので、御社における家族手当等も含めるほうが妥当と思われます。
③昇給率の相場
この前提として押さえておくべきことは、近年(※「成果主義」の普及以来)給与制度改定に伴って定昇制度そのものを廃止する企業が多いという点です。
定昇率の集計は、毎年のように各調査機関から公表されていますが、そのデータは、定昇制度を維持している企業だけを対象に算定されたものです。
近年下がり続けており、概ね1%台前半にあります。
また、企業によっては、昇格昇給も定昇原資に含めて発表しているところもあります。
※人件費総額のマネジメントの観点からは、この方が適切とも言えます。
したがって、個別に特定の企業と自社の水準を比較する場合は、その企業が具体的にどのようなフレームワークで人件費を管理しているかを仔細に確認する必要があります。
ご参考まで。
投稿日:2008/05/20 20:13 ID:QA-0012417
相談者より
投稿日:2008/05/20 20:13 ID:QA-0034978大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
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