出向先との休日差に関して
いつも参考にさせていただいております。
弊社の社員を親会社へ数名を在籍出向させたいと考えております。
目的は、親会社社員の元で業務研修を行い、いずれは当社へ帰社し、当社内での指導要員と成長してもらうものです。
しかし、研修とはいえ、出向先での実務を行うことから人件費相当分は出向先負担とします。(給与としては、出向元から本人へ支給)
ここで、問題となっているのが、休日差です。
1日の所定労働時間は同じなので問題ありませんが、休日が年間で約10日出向先の方が多いのが現状です。
逆の場合は、調整手当等の支給で解決できるとおもいますが、この場合はどのようにするのが妥当なのでしょうか?
アドバイスいただけますようお願い致します。
投稿日:2008/01/25 10:33 ID:QA-0011090
- *****さん
- 茨城県/その他業種(企業規模 31~50人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
出向先で労働条件が変更となる場合に問題となりますのは、労働者にとって不利益になる場合です。
ご相談のケースのように賃金の減額無で休日が増える等、逆に利益となる場合には特に調整する必要はないといえます。
勿論、出向先と相談の上、労働日を増やすことは可能ですが、出向により就業環境が変わること自体目に見えない部分で労働者の負担増となる面もあるでしょうし、無理に業務を創出してまで調整することはないというのが私共の見解です。
投稿日:2008/01/25 11:43 ID:QA-0011092
相談者より
早速のご回答、ありがとうございました。
事前にいくつかケースを検討した中に、アドバイスいただきましたよう調整なしも検討いたしましたが、差が10日ともなると、出向者ではなく他の従業員から、不満があがらないか危惧しております。
(実際、当部署内でも、給与変わらず休みが増えるなら出向したいなどといった安易な発言も出ています。)
せっかくのアドバイスに質問して申し訳ございませんが、出向先と出向者のみでなく、他の従業員との調整というのは、どのようにすべきでしょうか?
当社の休みが増やせれば問題ないのですが、いっぺんにもできないので…
投稿日:2008/01/25 17:18 ID:QA-0034453大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
出向先との休日差
■仮に、本人の合意が取れたとしても、会社の方針に基づく在籍出向で給与減額というのは避けるべきでしょう。年間約10日の休日差は実際にはどような具体的日程で発生するのかわかりませんが、工夫ができるなら、その日数分を出向元への出勤日とし、出向先での研修内容、進捗状況や問題点の報告、出向元企業からの指示など、有益な職務を課すことにされては如何でしょうか。
投稿日:2008/01/25 11:52 ID:QA-0011093
相談者より
早速のご回答ありがとうございます。
アドバイスいただきました出向元への出勤ですが、この場合の指揮命令は、出向元にも残っていると考えてよろしいのでしょうか?
投稿日:2008/01/25 17:21 ID:QA-0034454大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
出向先との休日差 P2
■出向の場合は、出向先に従業員に対する指揮命令権が移転することが特徴とされていますが、出向の内容は勿論、出向そのものに関しても法律は何も定めていません。
■従って、「転勤」「派遣」「転籍」などの場合に比べて、就業規則、出向規程、労働協約などの制度整備に加え、出向先との出向契約、本人の同意などの個別案件毎の条件確定が一段と重要になります。
■逆に言えば、出向先との協議によって、問題の休日には、対象者を出向元の御社の指揮命令下に置くという合意が成立すれば、何等問題はありません。
投稿日:2008/01/25 19:18 ID:QA-0011104
相談者より
たいへんよくわかりました。
ありがとうございます。
投稿日:2008/01/28 08:37 ID:QA-0034458大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
こちらこそご返事頂き感謝しております。
年間で10日増ですと、1ヶ月で1日も増えないわけですからそれ程大きな格差とはいえないというのが実感です。
仮にそれだけの事で不満が出て、出向希望を冗談ではなく公に口外する方が現実に出るとすれば、むしろ現状の勤務自体に何らかの不満があり、出向問題を口実にしている可能性が高いといえますね‥
これを契機に、現状の業務体制のチェックをされる方がよいでしょう。
さらにいえば、今回の出向は文面内容から幹部育成の研修といった面もあることですし、勤務密度が濃ければ休日面で多少優遇されても何ら差し支えないものといえます。
但し、これはあくまで私見であって御社の事情によっては均等待遇にする方が望ましいかもしれませんので、そういった場合は出向先と相談した上で勤務日を増やせばよいでしょう。
年10日であれば、出向先従業員の休日出勤分の穴埋め等で対処できるように思われますが、具体的な勤務内容に関しましては出向先の意向もよく聞いた上で決定する必要があります。
投稿日:2008/01/25 19:25 ID:QA-0011105
相談者より
ありがとうございました。
投稿日:2008/01/28 08:45 ID:QA-0034459大変参考になった
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