酒場学習論【第41回】 恵比寿「パルテノペ」とキャリアにおけるトランジション トランジション理論の代表格の一人であるアメリカの心理学者ウィリアム・ブリッジスは、「トランジション3段階説」を提唱しています。トランジションを3段階で表したもので、第1段階は「何かが終わるとき」、第2段階は「ニュートラルゾーン」、第3段階は「何かがは...
邂逅がキャリアを拓く【第5回】 アートとの邂逅 歴史をひもといていくと、アートは一つのコミュニケーション手段でした。国境を接する欧州の国々でアートが特に発展していったのは、言葉も文化も違う人々に対して自分の考えや気持ちを伝えるための表現手段であったことが理由でしょう。アートには、心に響く何かがある...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第53回】 まず、中期キャリア計画シートを作成しよう! 企業でキャリアに関する講演を行った際に 「まず、何から始めたら良いでしょうか?」と、聞かれることがあります。そのときにお答えしているのが「中期キャリア計画の作成」です。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第52回】 社員の「主体的なキャリア形成」を促し持続させる、四つの人事アクション 人的資本経営、キャリアオーナーシップ、キャリア自律など、企業が社員の可能性に投資し、個人が主体的にキャリアを形成していく時代。2024年に人事の皆さんと取り組んでいきたいことは「社員の主体的なキャリア形成」を促し、持続させるための施策です。
人事ケーススタディ(その5)すべては社員の幸せのために! 有賀 誠のHRシャウト! 人事部長は“Rock & Roll”【第48回】 さまざまな企業で人事の要職を務めてきた有賀誠氏が、日本の人事部長に立ちはだかる悩みを克服し、前進していくためのヒントを投げかけます。
邂逅がキャリアを拓く【第3回】 データサイエンティストとの邂逅 人事にとって「データサイエンティスト」は、採用における鬼門と言っても過言ではないでしょう。そもそも母集団が少ないところに、高額の報酬を打ち出す大手企業が相次ぎ、争奪戦の様相を呈しています。
酒場学習論【第40回】 焼酎割り材文化と、人事部の進化 今回は人事という組織について考えてみます。会社創業の瞬間から人事部がある企業はまずありません。しかし、会社ができるとすぐに採用と給与という業務が発生します。特に会社創業期の採用は重要なテーマですから、経営者が専管事項として進めることになります。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第51回】 2024年は、キャリアオーナーシップ経営で生産性と競争力を向上させる! 2023年は、人的資本経営、キャリア自律、リスキリングが注目された1年でした。2024年は、これらに企業現場でより具体的に取り組んでいく実践の1年となります。人的資本経営、キャリア自律、リスキリングをつなぐのが、「キャリアオーナーシップ経営」です。
人事ケーススタディ(その4):人材育成の思想に適用した、精緻なロジック! 有賀 誠のHRシャウト! 人事部長は“Rock & Roll”【第47回】 愛と情熱をもってお客さまや社員や任務にあたる“Warm Heart”。冷静かつ論理的な思考によって戦略を構築し、施策を実行することを指す“Cool Head”。対極にあると考えられる二つのリーダーシップ要素をいかに両立させるのか――。
邂逅がキャリアを拓く【第2回】 日本の人材開発列島化構想 一部の地方が元気です。島根県隠岐の島の海士町、そして、北海道十勝の浦幌町。共通するのは、離島、過疎の町という条件を逆手にとって、大自然の恵みや一次産業に懸命に向き合う地元民のたくましい生命力を活かした、人材開発プログラムを展開している点です。
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第50回】 管理職から「グロース・マネジャー」へ:人的資本経営時代の役割転換 人的資本経営時代に求められる管理職の役割「グロース・マネジャー」を取り上げる理由は、人的資本経営の実現にとって管理職の役割を明確にすることが重要だからです。しかし、管理職の方々にこれからの役割を伝え、理解・実践してもらうことは容易ではありません。
人事ケーススタディ(その3)強烈な愛! 有賀 誠のHRシャウト! 人事部長は“Rock & Roll”【第46回】 日本M&Aセンターの組織運営の要になっている価値観が、“Warm Heart”と“Cool Head”です。これは相矛盾する、対極にあるとも考えられるリーダーシップ要素を、両立させることを意味します。それは人材育成にも当てはまり、同じ内容を「論語と算...
邂逅がキャリアを拓く【第1回】 「一億総哲学者」時代の人事 私の大好きな言葉に「邂逅」(かいこう)があります。その意味するところは、「人と人との偶然の出会い」です。私のキャリアはまさにこの「邂逅」によって拓かれてきたと言っても過言ではありません。この連載では「邂逅」という言葉を軸に、人のみならず、哲学やアート...
酒場学習論【第39回】 博多「ネッスンドルマ」と多様性あふれる世界 2023年3月期以降の決算期から、上場企業には「人的資本」に関する情報開示が義務付けられました。人材を「使用すれば減っていく資源」ではなく、その「価値が伸び縮みする資本」としてとらえ、人材への投資や育成を重視し、その状態を有価証券報告書で開示すること...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第49回】 さあ、3分間キャリア・ストレッチをはじめよう 皆さんに伝えたいのは、キャリア開発を「お祭り」にしない、ということです。キャリア開発は1年に一度の伝統行事ではなく、2週間に一度の定例行事であり、理想を言えば毎日の生活習慣にしていきたい。日々の当たり前の生活行動として、習慣化していきたいものです。
人事ケーススタディ(その2) 貢献年収の思想 有賀 誠のHRシャウト!人事部長は“Rock & Roll”【第45回】 「同一労働同一賃金」は、同じ仕事をしている人には同じ給料という考え方で、ブルーカラー的な発想であると考えられます。つまり、インプット(=努力)やプロセス(=姿勢)に対して報酬を払うという概念です。これとは異なるのが、日本M&Aセンターの「貢献年収」と...
タナケン教授の「プロティアン・キャリア」ゼミ【第48回】 「業務をこなす」のではなく「資本をためる」――キャリア限界の処方箋 今回のプロティアンゼミは、読者の方からいただいた次の質問にお答えしていきます。質問:自分の思い描く、人事としてのこれからのキャリアプランを実現していくのに、今の会社の業務が一致しません。キャリアの限界を感じており、悩んでいます。
人事ケーススタディ(その1)人材ポートフォリオの設計――有賀 誠のHRシャウト!人事部長は“Rock & Roll”【第44回】 日本には、黒字でありながら後継者不在により廃業の危機に直面している企業が約60万社も存在します。また、自社単独での事業展開に限界を感じ、次の成長戦略を模索している企業も数多く存在します。日本M&Aセンターの使命は、この両者をM&Aでつなぎ、企業の存続...
酒場学習論【第38回】 ブガンヴィッレ広尾と、組織の引き継ぎ 企業組織において、社員の退職や異動などに基づき、引き継ぎは日常的に生じます。私も何度も引き継ぎをしてきました。最初の引き継ぎは、入社7年目に、業務用小麦粉の営業から人事部に異動したときでした。