人事マネジメント「解体新書」第108回 新しい採用スタイル「再入社制度」による効果とは(後編) ~元社員が社外で得た知見を活用することで、人と組織の多様性を実現する~ 「前編」でも見たように、一口に「再入社制度」といっても、そのネーミングはさまざま。「即戦力化」という点で共通してはいるものの、経営戦略や、何よりも人材戦略から導き出された、それぞれの目的は異なる。「後編」では、「再入社制度」を古くから導入している企業...
多様化する採用ルート 売り手市場が続き、人手不足に苦しむ企業が増えている。何とか打開策を見出そうと、多くの企業が「ダイレクトリクルーティング」や「リファラルリクルーティング」に取り組み始めている。こうした新たな手法と、人材紹介を併用する企業も増えていて――。
人事マネジメント「解体新書」第107回 新しい採用スタイル「再入社制度」による効果とは(前編) ~元社員が社外で得た知見を活用することで、人と組織の多様性を実現する~ 有効求人倍率がバブル期水準に達し、人材不足が深刻化している。中途採用を行っても、なかなか思うような人材を採用できない企業は多い。このような状況下、一度退職した後に復職する「再入社(出戻り)社員」が注目を集めている。これまでは会社を辞め、他社に就職した...
採用成果を上げている企業は「勝つためのプランニングができている」「社内の協力体制は十分である」「PDCAサイクルは十分に機能している」割合が高い 「自社の採用チームは、採用において十分な成果を上げている」という項目に対して「当てはまる」企業は11.2%、「どちらかというと当てはまる」企業は49.4%。このような「成果を上げている」企業は、「採用市場において勝つためのプランニングができている」「...
転職活動と電話 ビジネスにおいての連絡手段といえば「電話」であった時代は過去のものとなり、現在の主役は「電子メール」。近年では「いきなり電話するのは失礼だ」と考える人も少なくない。人材紹介においてこの状況は、色々と困ったことを引き起こしている――。
40~50代の転職も増加中 長い間、「転職するなら35歳まで」と言われてきたが、この数年で「40代、50代でも経験重視で採用したい」というケースが徐々に増えてきている。人材紹介会社としてはありがたい傾向だが、ベテランには若手や中堅とはまた違う配慮も必要で――。
若手採用のパラドックス せっかく採用した新入社員がすぐに辞めてしまう、という悩みを抱える企業は少なくない。そのため“すぐにやめない人材”であることも選考のポイントとなる。人材紹介会社で扱う「第二新卒」に対しても、その点を重視する企業は多いのだが――。
意欲の高い人材を社会全体で育てるために何をすべきか? 成長と安定の新しい雇用の形、無期雇用派遣サービス「ミラエール」の可能性【後編】 人手不足が一段と顕著になっている現在、派遣スタッフに対する産業界の期待には大きなものがあります(前編参照)。そうした中、派遣スタッフの雇用を安定させ、キャリアアップを図るために、株式会社スタッフサービスでは、事務職の無期雇用派遣サービス「ミラエール」...
意欲の高い人材を社会全体で育てるために何をすべきか? 成長と安定の新しい雇用の形、無期雇用派遣サービス「ミラエール」の可能性【前編】 近年は採用手法が多様化しており、多くの企業がこれまでの新卒採用・キャリア採用といった正社員雇用システムの枠にとらわれず、人材を有効に活用するための雇用のあり方を模索しています。果たして、これから日本の雇用はどうなっていくのでしょうか、また、企業と働く...
フルタイム以外の人材紹介 子育てや介護などでフルタイムは働けない人の場合、これまではパートタイマーのような簡単な仕事を選択することがほとんどだった。しかし、「短い時間でもキャリアを生かしたい」という企業側と人材側、双方のニーズが高まってきている。人材紹介会社にも「多様な働き方...
メルカリの取り組みにみる「採用のダイレクト化」 ~求職者一人ひとりの志向や価値観を捉え、 自らが主体的に情報を発信し、ブランディングする~ 旧来の情報流通手法に捉われず、求職者にマッチした自社のリアルな情報をダ イレクトに発信し、主体的な採用活動を推進している企業、メルカリ。募集企 業と求職者が直に接点をもつダイレクト型採用活動の成功の秘訣を、メルカリ 石黒さんと、インテリジェンス小林さ...
社会人教育と転職 「働き方改革」の一つとして、人材が流動化しやすい社会、つまり転職しやすい環境をいかにつくるのかという課題がある。欧米では一般的な「大学などで学び直すことでキャリアアップする」ことに関しては、日本はまだまだ立ち遅れているのが現状だ。人材紹介の現場でも、...
有本隆浩さん(株式会社MS-Japan 代表取締役社長): 感性を研ぎ澄ませて時代の流れを読み、あとは行動あるのみ―― 「管理部門特化型」の人材紹介で市場を創造 株式会社MS-Japanは、人材紹介会社としてはきわめてユニークな「管理部門に特化する」戦略によって、業界屈指の高収益・高付加価値を実現しています。同社の創業者、代表取締役社長の有本隆浩さんにその成功のバックグラウンド、ビジネスや経営に対する考え方な...
出張面談とプライバシー 腹を割って本音を話してもらう「転職相談」は、人材紹介に欠かせないプロセスだ。在職中で忙しい場合、求職者の希望の場所で出張面談を行うこともある。注意しなければいけないのは、プライバシーの保護だが、出張面談にふさわしい場所は、意外に少ない――。
過労死事件の死角 有名企業で起きた「過労死事件」は多くのメディアで取り上げられており、転職希望者にとっても、無関心ではいられない問題だろう。問題の過労死事件は、世間では一流企業とされ、就職人気も高い大手企業で発生した。ここに一つの死角がある――。
社会人のフリーエージェント この時期プロ野球の「フリーエージェント(FA)」の話題が世間を騒がす。FA宣言した選手の中には、交渉の末、より良い条件を引き出して元のサヤに納まるケースも少なくない。似たようなことは転職においてもあるようだが、会社員の場合、それは未来に大きな影を落と...
人事マネジメント「解体新書」第100回 「採用コンプライアンス」を適切に進める方法とは ――法令を遵守し、リスクを回避するためのポイント・留意事項(後編) 近年、企業に求められる「採用コンプライアンス」(採用活動に対する法令遵守)が、一段と厳しくなっている。そのため、人事部門が研修を実施したり、注意喚起を促したりするなど、早急な対策が必要となっている。「後編」では、「人権問題(就職差別)」「外国人採用(...
人事マネジメント「解体新書」第99回 「採用コンプライアンス」を適切に進める方法とは ――法令を遵守し、リスクを回避するためのポイント・留意事項(前編) 少子高齢化が一段と進む中、人材不足が深刻化し、採用戦線は混乱を極めている。このような状況下、採用活動に関する法令遵守、すなわち「採用コンプライアンス」の重要性が一段と高まっている。リクルーター活動や面接選考などで人事部以外の社員が採用活動に関わること...
転職のきっかけは人材開発 近年はどの職場でも、生産性アップのための人材開発に力を入れようになった。社内研修だけでなく、国内外の大学・大学院や研究機関などで最先端のビジネスや理論を学ぶうちに、それまでの職場の仕事に物足りくなり、転職相談に来る人も少なくない。