社員の母親からの要望について
初めての利用なのでこの様な相談が可能か否か判断に迷うところですが宜しくお願い致します。
今年度新卒(高校)入社した男子社員の母親からの要望に対しての相談です。
当該男子社員はに25年4月入社後製造部へ配属され通常3~4名/班単位での職務についております。26年1月30日から発熱・吐き気を理由に休むようになり、2月に入ってから4.5日出勤したのみで後はウイルス性腸炎、風邪による発熱、吐き気を理由にして休み、病院に通って薬も飲んでいるが治らないとの事で休み続けました。
2月20日(木)本人に会社に来てもらい(自宅が会社まで徒歩圏内)話を聞きましたところ、休んでいる間に通院している事実は殆ど有りませんでした。面談の中で職場の人間関係を聞いたところ「よく面倒を見てくれる先輩がいる反面、そうでない人もいて、年末の打ち上げの会(社内食堂で業務終了後簡単な立食スタイル)で、同じ職場の2年先輩の女子社員に『気持ち悪い』といわれた、それ以降も同じ班になると同様の事を陰で言っている様子が伺える」と話しました。
事実を確認しその様な事象が確認されれば本人を指導すると本人に伝えました。
本人の職務は製品を手作業で箱に詰める作業に就いておりますが、作業上のミスを隠す事が頻繁にあり上長が指導しても直る事は無く、更に作業中に『居眠り』をする事が度々あり、それも上長に注意されるのですが一向に改善されず、その事で生産ラインが止まり作業が遅れ他の作業員が残業をして納期に間に合わせる事が重なっている状況です。居眠りの原因は「ついつい夜中、携帯ゲームに夢中になり睡眠時間が短くなる」と、本人からの説明でした。
上記の事を踏まえ「今後の事を親御さんと相談してみなさい」と伝え20日は帰しました。
そうしましたところ、翌21日(金)母親と一緒に会社に来まて「会社に来れないのは同僚の女性社員に『気持ち悪い』といわれたせいなので、どういう理由で『気持ち悪い』と言ったのかその女性社員に直接聞きたいので合わせて欲しい」との要望でした。
会社側としては事実関係を把握しその女性社員を指導教育するので合わせられないと答えましたが、母親は「合わせて欲しい」と繰り返すばかりでしたので「社内で関係者と協議しますので、合わせる合わせないは
後日判断します」と答えました。
その後こちらから「その女性社員を指導教育し職場環境が整ったら出勤出来ますね?」と本人に尋ねたところ、暫くの間黙り込んでしまい「この仕事は自分に向いていない、仕事について行けない」と話し、再度
黙り込んでしまいました。暫くして母親からこのままでは埒があかないので親子で話し合い後日連絡します
と言って、21日は帰りました。
24日(月)に、母親から連絡が有り「心療内科に通院させる、会社から合わせる合わせないの回答が出るまで、環境が整ったら出勤できるかどうか回答する、それまで子供は休ませる」との連絡が入りました。
当該女子社員がその男子社員に「気持ち悪い」と言った事実は間違いないと確認しております。その部門長を含め今後その様なことの無いよう職場で討議し改善する事に致しました。
会社側としては上記の対策を講じておりますので、母親からの要望に答える必要は無いと考えておりますが、如何でしょうか...。
宜しくご教示願います。
投稿日:2014/02/26 12:38 ID:QA-0057896
- ryuさん
- 埼玉県/医薬品(企業規模 501~1000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
家族からの要求について
当事者間の話し合い等は、禁止とするのが通常です。加害者、被害者とも感情的になったり、
様々な強要が考えられるからです。
会社としてはハラスメント対策として、規定にのっとった調査、対策をしている旨、またその結果を冷静に伝えてください。
文面を拝見する限り、ハラスメントといえるかどうか、居眠り等の指導など総合的に判断すべきです。
また、母親は本人からしか情報を得ていません。親離れ・子離れができていない親子が増えていますが、居眠りの事実なども事実を丁寧に説明し、夜中携帯ゲームをせずに眠るように協力を依頼しましょう。
雇用契約は本人と会社間の問題ですし、労働の対価として賃金が支払われるのであり、居眠りは社会人として自覚が足りない旨も火に油を注ぐことなく、丁寧に説明してください。
投稿日:2014/02/26 16:28 ID:QA-0057899
相談者より
早速のご回答有難う御座います。
大変参考になりました。
投稿日:2014/02/26 16:38 ID:QA-0057900大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
服務規律
社員管理に問題があった可能性があります。まずは直属上長(管理責任者)が、該当社員が問題を起こした際に、確実に注意喚起をし、それが連続した今回のようなケースに至る前に、記録と本人への注意確認を取らなければ、会社側は一方的に責任を負うことになりかねません。本人が認めた記録と改善の誓約を繰り返し残すことによって、会社側は訴訟リスクを低減できます。
それらが無い場合は、訴訟を起こされた際、不利になる可能性もありますので、会社としてどうしたいかをまず決めましょう。顧問弁護士がいれば相談する必要があります。最も穏便に済ますためには、本人の瑕疵を伝え、会社としても迷惑を被っていることと合わせ、本人の健康維持のため退職を希望であれば穏便に進めるという交渉です。母親の介入はもちろん認めず、本人と交渉することになります。
ハードなお役目になりますが、常に冷静に、卑屈にならず屈せず、根気強く取り組んで下さい。ご成功をお祈りいたします。
投稿日:2014/02/26 21:14 ID:QA-0057906
相談者より
ご回答有難うございます。
説明不足で申し訳ございません、問題が起こるたびに上長が注意喚起をしております、また作業上の問題点やミスの記録等は本人に書かせ上長職が確認し保管しております。
本人の職務上の瑕疵は母親との面談時に全て伝え、本人もその場で母親に対しミスを隠し嘘をつく事、居眠りをすること、その原因が夜中のゲームによる事について間違い無い事を認めております。
作業的には一般的に2ヶ月程度で覚えられる作業です。
投稿日:2014/02/27 08:31 ID:QA-0057920大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
御相談の件ですが、異なる2つの問題(「女性社員の言動」「本人の勤務不良」)を各々明確に区別された上で対応されることが重要です。
前者に関しましては、一種のパワハラ行為といえますので、当然ながら事実であれば、当人の勤務状況等に関係なくきちんと注意を行い改善指導する事で対応しなければなりません。但し、社内の問題ですので、そうした対応さえすれば母親の会わせて欲しいという要望に応じる必要はございません。その様な事をすれば、今度は母親と女性社員との間で新たなトラブルが発生しかねませんので、当然避けられるのが妥当といえます。但し、母親を納得させる為にも女性社員から本人への謝罪だけはしっかりさせるべきです。
そして、後者に関しましても、本人の勤務改善へ向けて改善指導を行うことが必要です。本人は前者を仕事を怠ける口実としている傾向が読み取れますので、上記対応をきっちりされた上で指導を行われるべきです。
投稿日:2014/02/26 23:01 ID:QA-0057910
相談者より
ご回答有難うございます。
「二つの問題」として毅然と対応致します。
投稿日:2014/02/27 08:34 ID:QA-0057921大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。