役職手当の妥当額
お世話になります。
この度給与体系の見直しを行なうことになりました。
基本的な質問になってしまうのですが、一般的に企業では役職手当の金額をどのように決定されているのでしょうか。
やはり自社ではなく専門家の先生にお願いした方がいいのでしょうか。
また、何か参考になる文献及びサイトをご紹介頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
投稿日:2007/10/09 15:23 ID:QA-0009993
- 今野さん
- 東京都/その他業種(企業規模 1001~3000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
絶対基準と相対基準
ご相談を拝見し、ご連絡差し上げます。
役職手当額の決定方法には、いわば絶対基準というべき自社独自の決定基準と、いわゆる「世間相場」を参考にするいわば比較基準とが存在すると言えます。
このうち比較のための参考データとしては、労政時報や賃金事情といった人事専門誌が、毎年または2年に一度程度調査を行いその結果を雑誌に掲載しています。
特に労政時報は、雑誌の定期購読を申し込むと、WEBサイトで過去データも検索できます。
なお、比較の方法としては、役職手当額そのものを比較する方法と、管理職報酬総額を比較する方法がありますが、後者の方が理に適っていると言えます。
専門誌には、ときどき管理職役職クラス(※部長、課長等)別の報酬水準の調査データも掲載されています。
次に絶対基準についてですが、これは自社独自に取り決める、管理職報酬の支給コンセプトです。
例えば、ご質問のように役職別に金額格差を設けるのも一つの方法ですが、役割給や職責給のように、実質的な職責内容に基づいて支給する方法もあります。
また、これをさらに発展させると、年俸制といった報酬形態も射程に入ってくることになります。
一般にこの辺りの検討になると、私達コンサルタントにご相談いただくケースも多くなります。
以上、ご参考まで。
投稿日:2007/10/09 20:53 ID:QA-0009999
相談者より
田添先生様
お世話になります。
アドバイスをありがとうございました。
検討した上で社内で行なうか外部委託するか決定したいと思います。
投稿日:2007/10/10 11:46 ID:QA-0034000大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
時間外手当の基礎額について 時間外手当の基礎算出額についての... [2008/10/22]
-
資格手当は基準外手当? 現在、弊社では、公的資格手当の導... [2006/09/18]
-
深夜手当を別の手当で支払う場合について 弊社では、夜間(20:00~27... [2012/05/18]
-
規則に定めていない手当のカットについて 以前より支払われている手当のうち... [2020/06/29]
-
営業職職務手当 営業職の手当を検討しています。一... [2008/06/05]
-
時間外手当の定義 以下ご質問です。よろしくお願いし... [2016/12/01]
-
役職手当と休日出勤手当について 当社では管理職でなくても職能資格... [2015/07/09]
-
日割控除の対象となる給与部分について 欠勤1日当たりの日割控除計算の分... [2005/11/30]
-
残業単価の計算 弊社の給与は、基本給+業務手当+... [2009/04/24]
-
出張手当について 出張手当の一般的な金額と処理方法 [2019/03/22]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
家族(扶養)手当申請書
家族手当(扶養手当)は家族のいる従業員に企業が支給する手当です。従業員が提出する家族(扶養)手当申請書のテンプレートを紹介します。
銀行口座への給与振込同意書
給与を銀行口座へ振り込んで支払うためには、従業員から同意を取る必要があります。本テンプレートをひな形としてご利用ください。