時間有休取得時の労働について

いつも参考にしております。
当法人では１時間単位での有休取得を認めていますが、このたび以下のような事例が発生したため、対応についてご教授いただければと思います。
①所定勤務時間９時～１７時（途中１時間休憩）の労働者
②終業前１時間の時間有休申請（１６～１７時）
③職責者も申請通り１６時から有休取得して帰宅するよう早めに指示
④片付等手間取り、１０分ほど終業が遅くなってしまう。
⑤本人より時間通り終業できなかったため、１０分の残業代の申請（１６時～１６時１０分）
⑥なお、給与は１６時～１７時の１時間分について有休扱いとして支払いは行っているが、１０分の残業については支払っていない。
★本人から、実際に労働したのだから支払ってください。との主張がありました。疑問点としては①１６時～１７時分の賃金については有休取得分として支払っているのに、１６時～１６時１０分の労働分は支払う必要があるのか（１０分間について二重払いとならないか。１時間の有休申請のうち１０分労働したら１時間１０分の支払いが求められるのか）　②今回のように職責者も時間通り終業するよう早めに指示している場合であっても支払わなければならないのか　といった２点になります。
前提として有休は労働者の申請通り与えなくてはならないことは重々承知しております。また、そのために職責、管理者は申請通り取得できるように配慮や業務指示を行っているので、今回のようなことは起きたことがありません。
ただ、今回のように「申請通り取れなかったのだから」と主張されると支払わなくてはならないのかと思ったりしています。しかし、こういったことが認められると今後「２時間有休申請して、そのうち１時間働くと３時間分の賃金がもらえる（２時間は時間有休、１時間は残業）」といったことに拡大されていかないか心配でもあります。

投稿日：2024/08/14 11:21　ID：QA-0142126