兼業・Wワークの管理について
正社員の副業を解禁したことをきっかけに、パート・アルバイトの副業(兼業、Wワーク)の労働時間についても管理していくことになりました。
既に兼業申請をされているパート・アルバイトの労働時間を確認したところ、当社が先契約で1日の所定労働時間が8時間を超えるケースがありました。
例)当社9:00~17:00(実働7時間)+他社19:00~22:00(実働3時間)
計10時間
この場合、2時間分の時間外手当の支払いは他社になると思いますが
その事実を従業員から他社(兼業先)に伝えてもらおうと思っています。
パート・アルバイトの従業員数が膨大なため、
それぞれの兼業先と管理モデル導入を検討していくことが現実的ではありません。そのため、他社(兼業先)で時間外手当の支払い義務が発生する場合は、従業員自ら先方に伝えていただこうと思いますが、問題ないでしょうか。
また、もう一点お聞きしたいのですが
パート・アルバイトを多数抱える企業は多くあると思いますが
兼業やWワークの実態について、厳密に把握されているのでしょうか。
申告させれば、ケース毎に管理していく必要があるため、厳密に管理していく必要があるのか迷っています。
投稿日:2023/09/14 14:57 ID:QA-0130893
- エフエフさん
- 神奈川県/化粧品(企業規模 501~1000人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
・労働時間の通算における時間外割増については、
会社責任による払い忘れのないよう注意するだけで、
・副業先の責任については、過度に干渉すべきではありませんので、
本人に教育する程度でよろしいでしょう。
・時間外割増、労災発生時に労働時間を通算して把握する必要がありますし、
安全配慮の観点からも、こちらが法定責任義務を怠らない範囲で把握する必要があります。
投稿日:2023/09/14 18:35 ID:QA-0130903
相談者より
ご回答いただき、ありがとうございます。
副業について過度に干渉すべきではないとのこと、こちらも厳密な管理は難しいと考えていたため、申請のあった社員のみ法定外の部分の対応を検討していきます。
投稿日:2023/09/22 10:56 ID:QA-0131153大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、従業員が行っている副業ですので、従業審自身で先方に言ってもらう事で特に差し支えございません。
そして、副業を申告していない従業員も実際にはかなりいらっしゃいますし、現実問題としまして副業の管理まで厳密に実施される事はほぼ不可能といえるでしょう。あくまで申告等で判明している分のみ対応される事で基本的には差し支えございません。但し、日常明らかに疲労の色が濃く見えるような従業員に関しましては、副業の可能性も含めまして随時面談等で確認されるべきといえるでしょう。
投稿日:2023/09/14 23:43 ID:QA-0130912
相談者より
ご回答いただき、ありがとうございます。
考えていた対応方法でOKとのこと、安心しました。
投稿日:2023/09/22 10:53 ID:QA-0131152大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
他社勤務分については貴社責任はありませんので、注意喚起をしておけば十分でしょう。
副業状況は本人が開示しない限り知り得ませんが、業務に差しさわりが出るようなことがあれば問題であり、そうしたことは一切正当化できません。しっかり管理職が自社業務パフォーマンスを確認して、通常の管理を敷いていただくことになります。
投稿日:2023/09/15 16:21 ID:QA-0130961
相談者より
ご回答いただき、ありがとうございます。
他社勤務分は注意喚起で十分とのこと、安心しました。
投稿日:2023/09/22 10:57 ID:QA-0131154大変参考になった
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