業務中の事故による給与減額措置について
お世話になります。商品車を取り扱っている会社です。
従業員Aさんはメンタルで1年半ほど休職していたのですが、1年程前に復職しまして、現在の業務(会社敷地内で商品車を移動及び付帯作業)に従事していただいています。
メンタルで休職することとなった原因には、本人の仕事のミスや作業能率の悪さなどから、同じ職域で従事している同僚との関係が悪くなり、休職に至った経緯があります。(他の従業員と上手くコミュニケーションが取れない性格)
従って復職にあたっては、面談した上で現在の業務とは違う業務を希望しておりましたので、商品車を移動させる業務に変更して従事していただきました。(商品車の移動作業は、一人で作業が完結できるため他の社員とのコミュニケーションもそれほど必要としない)
そのAさんが先月、商品車を運転した時にぶつけてしまいました。
商品車を扱うという業務上、所属長は商品車を運転させられないと判断し
現在、商品車移動以外の付帯作業のみおこなわせております。
それ以外の業務はチームやペアでおこなう作業が多いことから、事故などのリスクを考慮すると他に従事させられる業務が見当たりません。
そのため、付帯作業だけでは定時に満たないため、本人と話し合いをおこない、当面の間、昼12時までの勤務とすることを書面で取り交わし、その間の給与については減額となる方向で調整しています。(時短勤務)
このような措置について、懸念される事柄があればご教示いただきたく、ご相談させていただきました。よろしくお願い致します。
投稿日:2022/02/02 17:57 ID:QA-0112013
- コーンさん
- 岩手県/輸送機器・自動車(企業規模 101~300人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
対応
基本的に本人合意の下、本人の雇用維持、容体に鑑みた措置と思いますので問題無いでしょう。
本人記名で納得したものであることが必要なので、合意書は何より重要です。
また事故の原因が投薬の影響などはないのでしょうか。病原病因を探るようなことは絶対避けなければなりませんが、今後運転や機械操作などを職務とするのであれば、操作に影響のあるような服薬がないことを合わせて宣誓してもらうのが良いでしょう。
投稿日:2022/02/02 22:04 ID:QA-0112024
相談者より
本人の合意があれば問題なしとのコメントに安心しました。投薬の影響はないと考えており、本人の不注意(過去の仕事でもミスが多い)が原因と考えています。
ありがとうございました。
投稿日:2022/02/09 17:48 ID:QA-0112250参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、当人の健康状態及び事故の状況等詳細を知りえない立場での確答は出来かねる旨ご了承下さい。
その上で申し上げるとすれば、この度の事故が当人のメンタル疾患またはそれによる運転技術の低下によるものと判断出来る場合ですと、業務運営のみならず当人への安全配慮の観点からも契約見直しが妥当と考えられます。
これに対し、事故がたまたま発生したものであれば、この度の件のみで契約見直しをされるのは行き過ぎと思われますので、まずはしっかりと注意指導を行われるべきといえるでしょう。
いずれにしましても、事故の発生事由についてしっかり確認された上で対応すべき事柄といえます。
投稿日:2022/02/02 23:04 ID:QA-0112032
相談者より
契約見直しまでは考えておりませんでした。
回答ありがとうございました。
投稿日:2022/02/09 17:51 ID:QA-0112251参考になった
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
商品車をぶつけてしまったということですが、
事故状況、事故の原因、損害状況などにもよります。
半日勤務で、給与減額ということであれば、本人が納得して合意したということであれば、
問題にはなりませんが、トラブルに発展した場合には、相当の合理性が必要となります。
当面というのも、いつまでなのか明確にしてください。
医師の診断書を基に、運転業務が可能なのかどうか判断すべきでしょう。
メンタル疾患が悪化した場合には、
パワハラ等とされるリスクもありますので、
医師の診断を根拠として、時短勤務とするなど慎重にすすめてください。
投稿日:2022/02/03 01:35 ID:QA-0112036
相談者より
本人の合意があれば問題なしとのこと、安心しました。
医師の診断、時短機関の明確化など参考になりました。
ご回答ありがとうございました。
投稿日:2022/02/09 17:54 ID:QA-0112252参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
推薦参考情報
▼事業場におけるメンタルヘルスには多種多様な種類・様態があり、本サイトとでは、対応し兼ねます。
▼手抜きということではありませんが、諸種の関係資料の中で、質・量の点で、下記、サイトの厚労省資料をお薦めいたします。
▼資料
サイト ☞ https://www.mhlw.go.jp/content/000615709.pdf
形式 ☞ PDF
主題 ☞ 事業場におけるメンタルヘルス対策
容量 ☞ P34
投稿日:2022/02/03 10:53 ID:QA-0112059
相談者より
ありがとうございました。
投稿日:2022/12/05 10:02 ID:QA-0121544大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
26業務について 26号業務内で2つ以上の業務を行... [2007/02/06]
-
翌日に跨ぐ勤務時間について 基本的な質問になるかと思いますが... [2005/11/10]
-
勤務中に所用で抜けた際の給与計算について 勤務中に所用で1時間ぬけた際の給... [2014/07/24]
-
勤務時間外の移動時間について 表題の件で質問させて頂きます。弊... [2007/08/01]
-
半休の場合の割増無の時間 派遣勤務者は、本社と勤務時間が異... [2017/06/26]
-
早朝勤務者の短時間労働について 弊社では、事業のために土曜日の早... [2008/05/02]
-
勤務の区切りについて 勤務時間の区切りについて質問しま... [2007/10/03]
-
メンタル疾患者の復職における業務負荷について [2024/02/29]
-
一人で複数の26業務に就くのは可能か。 現在2号業務で受け入れている派遣... [2010/09/03]
-
育児短時間勤務者の給与計算方法について 育児短時間勤務者の給与計算方法に... [2013/05/31]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
業務の週報
週次で業務を報告するためのテンプレートです。
復職申請書
復職申請書のテンプレートです。
傷病による休職を経ての復職の場合は、復職申請書と医師の診断書をもとに復職可否を判断します。また時期の明確化、記録のために復職許可証を発行するとよいでしょう。
業務の月報
業務を月単位で上司に報告する際のテンプレートです。振り返り用としても使えます。
業務引継書
異動などで引継が必要になった際に、業務を整理し後任を割り振るための書類です。