心理的安全性が「高い」企業は5割以上 自社が心理的安全性の高い職場だと思うかを聞いたところ、「思う」(10.2%)、「やや思う」(45.9%)と、5割以上の企業が、心理的安全性が高いと感じていることがわかりました。
NTT株式会社: NTTが挑む「脱・年功序列」の改革 実力主義の専門人材登用と次世代経営層育成とは 事業環境が目まぐるしく変化する現代において、企業の持続的成長の鍵を握るのが人事戦略です。かつての日本的雇用の象徴ともいえるNTTグループは、年次・年功主義からの脱却とキャリア自律の促進を掲げ、大規模な人事制度改革を断行しました。その背景には、事業構造...
濱瀬牧子さん: ドライバーズシートに座る――豊田通商CHRO濱瀬牧子さんが語る、キャリアの原点と人事パーソンへのエール 「強い個」が「強い組織」を作るという信念は、いかにして7万人のグローバル企業を動かす力となったのか。濱瀬さんの経験から、変化の時代に求められる人事の役割と、本質的な組織変革を成し遂げるための哲学をひもときます。
従業員の介護状況を「把握している」企業は1割未満 従業員の介護の状況をどの程度把握しているのかを聞きました。「あまり把握していない」が43.9%と最も多く、「把握している」は9.2%という結果になりました。
小林武彦さん: 「幸せ」のヒントは「遺伝子」に 「生物学」から考える、働く「ヒト」にとっての「幸せな組織」とは 東京大学 定量生命科学研究所 教授の小林武彦さんは、ゲノム再生に関する研究のほか、生物学の観点から「ヒト」の老いや死に迫る研究者として知られています。最新刊の『なぜヒトだけが幸せになれないのか』(講談社現代新書)では、「ヒト」の進化と社会の成り立ちを...
川本裕子さん: 人事院・川本裕子総裁が語る、組織変革の要諦 「説得力」と「温かさ」が人を動かし、日本を変える 今回お話をうかがったのは、2021年に人事院総裁に就任した川本裕子さん。いわば国家公務員の「人事部」である人事院のトップとして、さまざまな改革を矢継ぎ早に実行してきました。そんな川本さんの経験から見えてきたのは、変革の成否を分ける普遍的な原則――ロジ...
改正育児・介護休業法への対応アンケート(労務行政研究所) ⺠間調査機関の⼀般財団法⼈ 労務⾏政研究所(理事⻑:猪股 宏)では、改正育児・介護休業法への企業の対応状況についてアンケートを実施しました。このほど、回答のあった 344社の集計結果がまとまりましたので、⼀部抜粋して紹介します。
アイリスオーヤマ株式会社: アイリスオーヤマを支える“全社員360度評価”の全貌 徹底して「公正な評価」を目指す 「人事評価に対する社員の納得感をいかに高めるか」は、多くの人事担当者が抱える悩みではないでしょうか。アイリスオーヤマ株式会社は「公正な評価の実現」を掲げ、20年以上前から、社長を含む全社員を対象とした360度評価を運用。徹底したその取り組みは、企業の...
高尾義明さん: アラフィフ社員の「ジョブ・クラフティング」はなぜ必要なのか? キャリア後半の停滞感を打破する、主体的な仕事づくりが組織の未来を照らす 「シニア活躍」が経営の重要テーマとなっています。その議論は50代後半から60代以上に偏りがちですが、その手前でボリュームゾーンを形成する45~54歳の「アラフィフ」も、組織の未来を大きく左右する世代です。キャリアの転換期であり、停滞感やモヤモヤを抱え...
戦略人事の機能不全、原因は「リソース不足」と「経営陣」が5割超 戦略人事が機能していない原因を聞いたところ、「人事部門のリソースの問題」と答えた方は55.3%で、5年前の46.3%から増加しています。「経営陣の問題」と答えた方は54.1%でした。
酒場学習論【第49回】 熊本「大橋電気」と「ネーミングにこだわる人事」 私が初めて社内の人事組織のリーダーになったのは、1社目の企業が分社施策を実施すると同時に、持株会社内にシェアードサービス組織を立ち上げた時です。人事シェアードサービスのマネジメントを任せられました。
シニア社員を雇用する上での課題は「体力」「気力」の衰え シニア社員を雇用するうえで課題と感じているのは「体力・健康面に対する不安」(49.8%)、「モチベーションの低下」(48.5%)、「パフォーマンスの低下」(42.3%)と、体力・気力の衰えやモチベーションの低下であることがわかりました。
冨山和彦さん: 「ホワイトカラー消滅」が突きつける組織の変化 ゲームチェンジ時代に人事が担うべき役割とは 生成AIの登場により、ビジネスの在り方が大きく変わろうとしています。多くの人が漠然と感じている変化の波を具体的に描き、日本の労働市場の未来を示したのが、『ホワイトカラー消滅』(2024年、NHK出版新書)。衝撃的なタイトルの通りホワイトカラーの仕事が...
人事部門と従業員は「話をする機会がない、または少ない」が5割近く 人事部門と従業員がコミュニケーションを取る上での課題を聞きました。最も割合が高かったのは「話をする機会がない、または少ない」で、47.0%となっています。以下、「人事部門の取り組みに対する従業員の関心が低い」(42.1%)、「人事部門と従業員の間で情...
8割の人事部門が管理業務に追われている 人事部門が管理業務に追われているかどうかを聞いたところ、「当てはまる」(38. 5%)、「どちらかといえば当てはまる」(41.5%)を合わせて80.0%となりました。5年前の結果は80.1%であり、同程度です。「当てはまらない」(5.6%)、「どちら...
人的資本経営を支えるファイナンシャル・ウェルビーイング 従業員の金融リテラシー向上が、従業員エンゲージメント向上につながる 「人的資本経営」への取り組みにおいて、従業員のスキル向上やリスキリングの推進が進んでいます。その中で注目したいのが、従業員の金融リテラシーを向上させることが従業員の生活の安定や将来設計を支援し、さらには組織全体の生産性向上にもつながることです。
CHROが「いる」は約2割。5001人以上の企業では約5割に存在 CHROの存在の有無を聞いたところ、「いる」との回答は18.1%。昨年度(『人事白書2024』)から1.9ポイント減少しています。「いないがこれから設ける予定」は8.9%(昨年度は9.1%)、「現在おらず、今後も設ける予定はない」が65.7%(昨年度...
清水 洋さん: 日本の強みを生かしてイノベーションを促進する “アメリカのまね”ではない、人事にできること 近年の技術革新やビジネスモデルの変遷は目まぐるしく、イノベーションが私たちの生活を豊かにしています。一方で、「AIに仕事を奪われる」といった不安に象徴されるように、イノベーションが引き起こす負の側面にも注目が集まっています。イノベーション研究のトップ...
邂逅がキャリアを拓く【第14回】 無意識の老害化――その構造と正体 「老害」とは、高齢者が年齢や経験を盾に、時代や組織、社会の環境変化を受け入れず、結果的に周囲に悪影響を及ぼす言動をしてしまう状態を指します。厄介なのは、本人にまったく悪気がなく、むしろ善意や正義感に基づいて行動していることが多い点です。
酒場学習論【第48回】 熊本「とん八」と「アルムナイ」 吞み歩くために熊本に滞在するようになったきっかけは、2016年の熊本地震の翌年4月に再開された「熊本ふるまち酒蔵祭り」でした。熊本県内の日本酒蔵9蔵すべてが参加し、「呑むことが支援につながる=酒援」を旗印に開催されたこの企画に、仲間と一緒に東京から参...