休職者への対応について
毎々お世話になります。(少々長くなりますがよろしくお願いいたします)
今現在、精神疾患(うつ)にて休職中の社員(36才、男性独身、内勤の技術職)がおります。
経緯は次のとおりです。
①21年1/28-2/27まで休職
②3/2、3/3は出社するも体調が思わしくなく3/3午後に早退。
③3/4-5/29まで休職 1ヶ月の延長申請により
④6/1-6/30まで休職 延長となっています。
毎回、休職申請時には、医師の診断書「外来通院と自宅療養を要す」を確認しています。
配属課の管理職は、次年度の事業計画を組む時期がきた事もり①戦力として見込めるものなのか、ダメなのか、②休職が長引く場合は人事異動・人員補充の準備が必要か? ・・・休職の場合でも法定福利(社会保険料等)の負担もあるし 復職できないのなら退職でも構わないのだがどうしたものかと相談を受けました。
当社の休職制度では、本人の勤務意欲(意志)及び意医師の診断書(就業可能時)により復職を命じる事となっています。復職を命じない場合は、退職なっています。(規定による本人の休職期間は、最長1年6ヶ月です。)
近々に本人と面談する機会があるのですが、体調が回復し復職できる状況であればよいのですが、今の状況が更に継続されるような状況の場合、会社としては相手が精神疾患という事も配慮しつつどのような対応を取るべきなのかご教授いただきたいのですが。よろしくお願いいたします。
投稿日:2009/06/17 13:40 ID:QA-0016446
- ロウムタントウさん
- 福井県/鉄鋼・金属製品・非鉄金属(企業規模 101~300人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
精神疾患の場合には医師でも判断が難しいケースが多いですので、会社としましても休職・復職の判断には慎重な対応が必要です。
文面内容を拝見しました限りでは、中途半端な状況で復職させた為に再度の休職を余儀なくされたようにも感じられます。
このような場合に会社としまして注意しなければならない点は、安易に早期復職を認めることでかえって本人の病状回復を遅らせたり、病状悪化を招く事で、結果としましてより長期の休職や退職へとつながってしまうことといえます。
今回の休職期間も1ヶ月程のようですが、症状に応じましては当然休職期間をさらに続けて延ばすことも検討されるべきでしょう。
特に御社規定による本人の休職期間は最長1年6ヶ月との事ですので、休職の延長で今すぐ退職や解雇問題にはつながりませんし、またそのような話を現状で持ち出すこと自体就業規則に反するのみならず、本人の感情を害し会社への不信感を高めることになってしまいますので当然避けるべきです。
勿論、現場として文面のような人員確保等の問題は考えておかざるを得ないでしょうが、それはあくまで最悪の事態、つまり今暫く休職させた上でそれでも回復が出来ない場合に備えての準備段階といった域を出るものではございません。
少なくとも表面的には休職者の退職を前提とするような動きを採られる事無く、第一に当人の健康回復→職場復帰を支援する方向で対応されるべきというのが私共の見解になります。
投稿日:2009/06/17 22:41 ID:QA-0016460
相談者より
投稿日:2009/06/17 22:41 ID:QA-0036447大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
休職期間の算定について 弊社では勤続期間5年以上の社員の... [2011/08/23]
-
復職時の手続きについて さて弊社の休職規定では、休職期間... [2013/12/27]
-
休職期間について 就業規則の休職期間についてお伺い... [2012/04/09]
-
休職期間の通算について 当社の休職規則には休職期間の通算... [2010/03/12]
-
休職の取扱い方について 適応障害を発症した社員がおり医師... [2024/07/26]
-
退職希望者が休職延長を申し出てきた場合 現在休職中の社員が、退職を申し出... [2022/09/15]
-
休職と退職 弊社の就業規則では、休職中の者が... [2006/07/26]
-
休職期間の適用について 病気で休職している社員がおります... [2023/02/03]
-
復職可診断から実際の復職まの賃金について 従業員が病気で休職しておりました... [2018/02/27]
-
休職満了判断 休職中の方の退職についてご相談で... [2021/10/20]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
復職申請書
復職申請書のテンプレートです。
傷病による休職を経ての復職の場合は、復職申請書と医師の診断書をもとに復職可否を判断します。また時期の明確化、記録のために復職許可証を発行するとよいでしょう。
休職願
休職制度を利用する際に従業員が提出する届出のテンプレートです。
退職理由説明書
退職合意済みの社員に、どのような理由で退職に至ったかを記入してもらう書類です。ヒアリングは慎重に行いましょう。
退職手続きリスト
従業員の退職では社会保険や退職金の手続き、返却・回収するものなど、数多くの業務が発生します。ここでは必要な退職手続きを表にまとめました。ご活用ください。