退職金関連についての情報を求めています。
以下の2点について、情報があれば教えてください。
1.退職金について
・労働者の思い
(多くもらいたい、転職するので月度賃金が高い方が良い)
・賃金の後払いなのか、不要論はないか
・特に若年層が思う退職金について知りたいです
雇用の流動化や転職が多く実施される中での労働者の退職金へ
の思いを知りたいです。日本国内に限定(プライム上場企業の従業員の声を中心に)
2.早期退職割増制度について
・以前は肩たたき、団塊世代の要員削減策が主目的であったが、今もそうなのか
・早期退職割増制度を導入している企業数
こちらも、雇用の流動化や転職が多く実施される中での早期退職割増制度の必要性について、知りたいためです。
国内限定、プライム上場企業を中心とした情報を求めています。
投稿日:2024/09/17 11:09 ID:QA-0143419
- ムテキンさん
- 東京都/化学(企業規模 1001~3000人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
上場大手に限定したソースなどがありませんため、お役に立たないと思いますが参考まで。
1.旧帝など上位校の学生ですら、ビジネス知識や会社の実情への認識は驚くほど低いと感じます。ゆえに学生の就職相談では、初任給金額や退職金制度の有無などを重視する学生が未だにいくらでもいます。
一方、東大では伝統的日系大企業や官公庁を避け、外資やコンサル、起業(への可能性)に関心が移っているとも言われます。
人材流動性の高さを逆に魅力に感じる層や、従来の価値観に問われない層からみれば、退職金への関心は低く、そうしたビジネス事情を知らない層は親からのインプットなどで関心が高いのではないでしょうか。
2.早期退職は経営動向に関係無く制度化する企業もあります。傾向より経営方針の問題だと思います。成果報酬的働き方を求める層を狙うか、企業ロイヤリティの高い層を狙うかによって、真逆の方向となるでしょう。
投稿日:2024/09/18 00:07 ID:QA-0143479
相談者より
ご回答ありがとうございます。
退職金関連の知識があまりなく、
資料もほとんど見つけられなかったので
大変参考になりました。
ありがとうございました。
投稿日:2024/09/18 11:50 ID:QA-0143498大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
退職金・早期退職割増制度について
統計調査やアンケートに基づく定量的な情報ではないですが、コンサルタントとして実感するところをお答えします。
1. 退職金について
一般に労働者の退職金に対する関心は低く、会社から積極的に教育や情報提供をしない限り会社や自分の退職金についてほとんど理解していません。
若年層ほどその傾向が強いです。
一方で将来に対する漠然とした不安もあり、退職金(DC等)積立と前払い(給与or賞与上乗せ)の選択制としている会社では、前払いの選択割合は必ずしも高くありません。
選択にあたり、自社の退職金制度や国の税制、社会保障などについて一定程度情報を得る(会社側が提供する)ことで、退職金への意識が高まる効果があると考えられます。
定年退職直前の場合などは別にして、多くの労働者は退職金に対してそもそも無関心なのが実情です。
そこにどんな「思い」を持たせるかは、会社側がどんな制度を用意し、どのように伝えるのかによるところが大きいと考えます。
制度内容や伝え方によっては、雇用の流動化や転職を前提とした退職金もあり得ます。
2. 早期退職割増制度について
時限を設けた早期退職(希望退職)の募集ではなく、恒常的に一定の年齢に達した従業員に対して早期退職割増の制度を設けている企業は一定の割合で存在します。
ただし、制度があるだけでほとんど利用されていないケースもよく見られます(会社としても積極的に知らせていない)。
一方で、団塊ジュニアやバブル期の大量採用の世代が定年近くになってきており、定年後再雇用者の増加(やってもらう仕事がない)を懸念して、新たに早期退職制度(定年時に再雇用を選択しない者への割増を含む)を検討・導入する企業もあります。
ただ、雇用の流動化や転職が多くなったとはいえ、中高年層の自己都合退職率は低く、早期退職割増制度を有効に機能させるには、従業員のキャリア選択に対する様々な支援が必要になると考えます。
投稿日:2024/09/18 15:15 ID:QA-0143509
相談者より
ご回答ありがとうございます。
いろいろな視点を持つことができて嬉しいです。大変勉強になりました。ありがとうございました。
投稿日:2024/09/18 17:14 ID:QA-0143514大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
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