無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

求職者の信頼を失うことも――?
「リファレンス」に関する微妙なかけひき
知っているのに伝えられない… 企業と求職者の間に立つ、紹介会社の悩み

一転、内々定の段階までは内密に…

そんなある日、P社と同じ業界で働いていたAさんの転職相談を受けた。キャリア的にはP社にぜひ推薦したい人材である。さっそく、求人票を見てもらい、あわせてリファレンスについても説明した。

「いかがでしょうか」
「うーん…」

Aさんはすでに退職している。リファレンスを行われて困るという可能性は低そうだった。ところが答えは意外なものだった。

「そこまでするのも、個人的にはちょっとどうかな、という感じですね。別に履歴書や職務経歴書にウソを書いているわけじゃないですよ。面接でいくらでも質問してもらえば、私のキャリアが本物かどうかすぐに分かるでしょうし…。というわけで、今回は辞退します」

Aさんは「あなたも私を疑うの?」と言わんばかりの目でこちらを見ている。私は慌てて、「分かりました。では、このM社はいかがですか。同じくAさんのキャリアを活かせると思いますよ」と、話題を次の紹介企業に切り替えた。P社のせいでこちらまで信頼を失っては大変である。

それから約1ヵ月後。P社から再度連絡があった。

「前回のリファレンスの件ですが、やはり内々定の段階で弊社から直接候補者にお伝えするようにします。求人票には何も書かないでください」

詳しい事は教えてくれなかったが、電話の雰囲気からはリファレンスを事前に予告して以来、候補者が大幅に減ってしまったということが伺えた。私がAさんのケースで直面したような事例が、おそらく他の人材紹介会社でも起こっているのだろう。

しかも、「リファレンスを行うこと自体、知らないことにしていただけますか」という。紹介会社から事前に伝わると辞退される可能性が高いが、2次面接が終わった直後の、候補者のテンションが上がっているタイミングで伝えることで、辞退を回避するのが目的なのだそうだ。

「分かりました」

そう答えたものの、分かっている情報を候補者に伝えないのは良いことなのか?と、今度は紹介会社が悩む番である。企業から直接リファレンスの話が出れば、「どうやら内々定ぐらいはいったかな」とホッとすると同時に、「あの紹介会社、この情報くれなかったな…」と候補者から思われる可能性があるからだ。

中途採用のグレーゾーン、リファレンスをめぐる「かけひき」はさまざまな形で続いている。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

人材採用“ウラ”“オモテ”

企業と求職者の仲介役である人材紹介会社のキャリアコンサルタントが、人材採用に関するさまざまなエピソードをご紹介します。

この記事ジャンル 中途採用

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

人材採用“ウラ”“オモテ”のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
リファレンスチェック
経歴詐称