企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了
※登録内容はマイページで確認・変更できます

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

転職相談もチャットでこなす時代
コミュニケーションを重ねても人柄が見えにくい?

長く人材紹介の良さは「人が介在する」ことだとされてきた。キャリアアドバイザーがいることで、求職者の人柄や仕事に対する考え方といったソフト面も考慮しながら推薦できる。しかし、時代の移り変わりとともに、アドバイザーと求職者のコミュニケーションの取り方も変化しつつある。対面による相談が急減し、チャットのような文字だけのやりとりを希望する人も増えてきた。そのため、人柄や価値観などをつかむのも難しくなってきている。

文面が「怖い」と感じてしまう人

「オンライン転職相談はぜひ受けたいのですが、在職中のため時間が取れません。できればメールで相談に乗っていただけないでしょうか」

人材紹介会社では、求職者に直接会うことで、人柄や価値観まで考慮した求人を推薦してきた。そのために重要だったのが、転職の目的や希望を1時間程度かけてじっくり話し合う「転職相談」だ。

しかし現在は、対面での相談が難しくなっている。理由は当然コロナ禍だ。そこで、テレビ会議システムなどを利用したオンライン相談の利用を勧めているのだが、冒頭の会話のように、時間がなくて厳しい、電話をする時間もないのでメールあるいはチャットで話したい、と言われるケースは多い。たしかに、メールやチャットはリアルタイムで対応しなくてもいいので、忙しい人にとっては都合がいいのだろう。

転職相談もチャットでこなす時代。コミュニケーションを重ねても人柄が見えにくい?

現代のビジネスシーンにおいては、メールもチャットもごく普通に使うツールだ。当然、ほとんどの人材紹介会社が対応している。しかし、対面したことのない人と本音でぶつかりあう手段としては、課題もある。

例えば、文章から受ける印象が怖い人は意外に多い。相談者に求人票を送ったら、こうしたメッセージが返ってきたことがある。

「お送りいただいた求人案件の中には、当方が希望するものはありませんでした」

必要事項だけが書いてあり、端的でわかりやすいと言えばその通りだ。しかし、文章がそっけないので「もしかすると怒っているのではないか?」と勘ぐってしまう。

他にも、併願先の企業名を教えてもらえないか尋ねたときにこんな返信が届いた。

「差し控えさせていただきます」

併願先を伝えない求職者は珍しくないし、対面なら相手の表情が見えるので気にならないだろう。しかし文字だけでは、「官僚の木で鼻をくくった答弁みたいだな」と思ってしまうこともある。

ところが、電話したり、直接会って話したりすると、その印象がまったく間違っていたことに気づかされることは珍しくない。

「思っていたより爽やかでいい人だな。もっと役に立てるように頑張らないと……」などと、あらためて気持ちをかきたてられることもある。

約束を守ってくれない人へのいらだちが……

「最初はもっと厳しい方かと思っていました。親切にありがとうございました」

メールやチャットで長くやりとりをしていて、その後、初めて直接会ったときにこんな風に言われることもある。こちらも転職希望者の文章を見て「怖そうな人だな」と感じることがあるのだから、キャリアアドバイザーの文章が求職者を怖がらせている可能性も十分あるということだろう。

こんなこともあった。ある企業から内定が出て、入社承諾と入社予定日を確定させるだけというAさんのケースだ。「○日までにお返事をください」と伝えておいたのに、期日を過ぎても連絡がない。電話も留守電になってしまう。私は、こちらの企業は滑り止めで本命の返事待ちなのだろうかと、つい疑ってしまった。

人材紹介を進めていると、こういう状況によく遭遇する。結果的に辞退されるのは仕方がないとしても、音信不通のままというのは内定を出してくれた企業にも失礼だ。私はなんとかAさんに回答をもらいたいと思い、メールを送った。

「Aさんの最終的な判断は尊重します。しかし、何の連絡もないままでは困ります。ぜひ、ご連絡ください」

もちろん、内容はこれだけではない。企業側の事情をはじめ、なぜ早く連絡をもらわないといけないのかを丁寧に訴えたつもりだった。ただ、約束の期日を過ぎても連絡がないAさんへのいらだちも、その短い文面には表れてしまっていたのかもしれない。

Aさんからの返信はその部分に敏感に反応したものだった。

「引き継ぎ業務が多忙を極め、今まで連絡できませんでした。しかし、そういった状況を考慮せずに執拗なまでに返事を要求する貴社の姿勢には不信感を覚えます。今回は辞退させてください」

期日から遅れたことでAさんの内定が取り消しになってはいけないと繰り返し催促していたことが、逆にAさんに不信感を生んでしまっていたのだ。

対面か、少なくとも電話でコミュニケーションがとれていたら、そんな事態は避けられたのかもしれない。短い言葉だけが飛び交う時代においては、もっと言葉の使い方に注意しなくてはいけない。そんなことを考えさせられたケースだった。

連載終了のお知らせ
「人材採用“ウラ”“オモテ”」は今回が最終回です。 皆さまのおかげで「人材採用“ウラ”“オモテ”」は15年間連載を続けることができました。
長年のご愛読に心より感謝いたします。


記事のオススメ、コメント投稿は会員登録が必要です

人材採用“ウラ”“オモテ”のバックナンバー

人材採用“ウラ”“オモテ”
転職サポートで重要な価値観の確認
「当たり前」も人によって違う
人材紹介会社の転職サポートは、求職者の希望に合わせて進めるのが大原則。ただ、しっかり転職条件や希望を聞き出して求人を紹介しても、なんとなく話がかみ合わないことが...
2020/11/04掲載
人材採用“ウラ”“オモテ”
コロナ禍の転職に焦りは禁物
キャリアチェンジにも影響が……
中途採用市場では、長らく売り手市場が続いてきた。しかし、コロナ禍で一転して先が見通せなくなってきた。特に影響を受けそうなのが、これまでとは違う分野での仕事に挑戦...
2020/10/01掲載
人材採用“ウラ”“オモテ”
企業訪問のハードルが高くなった影響は?
オフィスから読み取れる細かな社風
「職場の雰囲気や社風など、求人票だけではわからない情報を知りたい」という理由で人材紹介会社を利用する転職希望者は多い。だが最近は企業を直接訪問するハードルが高く...
2020/09/02掲載

関連する記事

人材採用“ウラ”“オモテ”
憧れの地方移住、その実現可能性は?
リモートワークを前提とした転職支援を考える
新型コロナウイルス感染症の流行は、企業活動や働き方にもさまざまな影響を与えている。働き方の面では「リモートワーク」や「オンラインミーティング(ビデオ会議)」の普...
2020/08/03掲載人材採用“ウラ”“オモテ”
人材採用“ウラ”“オモテ”
キャリアアドバイザーが「推したくなる」会社
それは情報が豊富な会社かもしれない
人材不足の時代における採用活動は、よく「マーケティング」に例えられる。売り手市場では、自社をブランディングし、優秀な人材に好印象を持ってもらうことから始める必要...
2020/07/06掲載人材採用“ウラ”“オモテ”
人材採用“ウラ”“オモテ”
新型コロナウイルス感染拡大によって働き方が大きく変化
転職したばかりの人はどうなっているのか?
新型コロナウイルスの感染拡大により、社会全体でさまざまな予定や行事が変更を余儀なくされている。その中でもいちばん大きな影響を受けているのは「新入生」や「新入社員...
2020/06/08掲載人材採用“ウラ”“オモテ”
人材採用“ウラ”“オモテ”
“在宅勤務”は転職事情をどう変えるか
「オンライン面接」もごく普通に
新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの企業が時差出勤やテレワークといった働き方の変化を余儀なくされている。新しい働き方を経験したことによって、企業と従業員...
2020/05/08掲載人材採用“ウラ”“オモテ”
人材採用“ウラ”“オモテ”
人材流動化は「絵に描いた餅」?
人材紹介会社経由のキャリアチェンジにあるハードル
時代にそぐわなくなった古い産業から、次代を担う新しい産業へと人材を移動させるべき、という議論はかなり昔からある。人手不足が常態化する中で、新しいビジネスを盛り上...
2020/04/02掲載人材採用“ウラ”“オモテ”
【用語解説 人事キーワード】
アルムナイ

最新の人事部の取り組みやオピニオンリーダーの記事をメールマガジンでお届け。

仕事と家庭(育児・介護)』の両立支援 タレントパレット 「よくわかる人事労務の法改正」ガイドブック無料ダウンロード

記事アクセスランキング

注目コンテンツ

【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


顔と名前の一致”が組織を強くする<br />
 シンプルな仕掛けで人事・組織の課題を解決する「カオナビ」とは

顔と名前の一致”が組織を強くする
シンプルな仕掛けで人事・組織の課題を解決する「カオナビ」とは

企業は成長を目指すのが常ですが、成長するほど見えなくなってしまうものが...